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facciamo la musica! & Studium in Deutschland

足繁く通う演奏会の感想等でクラシック音楽を追求/面白すぎる台湾/イタリアやドイツの旅日記/「ドイツ留学相談室」併設

2日目(その1):台南の市内名所めぐり

2008年04月27日 | おもしろすぎる台湾
2008年3月28日(金)

眩しい太陽光線がホテルの部屋のカーテン越しに差し込んできた2日目の朝、ホテルで朝食を済ませてまずはタクシーで台南の町のかつての城門・大南門へ。そこから徒歩で町の名所めぐりを始めた。



タクシーでの会話

タクシーの運転手さんに「大南門(ダーナンメン)」と言うと「えっ?」と聞き返された。ゆっくりはっきり繰り返してもダメ。何べんやっても通じない。仕方なくガイドブックを見せながら「ダーナンメン」というと、やっとわかったという顔で「だ~なン・めン!!」と叫んだ。「大(ダー)」の声調が違っていたこと、「南門(なン・めン)」の「ン」の発音が弱かったことが敗因だろうか…? 声調が違うとやっぱり致命傷なんだなぁ。。。

タクシーの運ちゃん、おれたちを日本人とみると日本のことをいろいろしゃべっている様子。京都や大阪に行ったらしい。「日本比台湾很好!(リーペンビータイワンヘンハオ)」なんて言ってる。直訳すれば「日本は台湾と比べてずっといい!」 「日本的ラー麺很好吃。台湾的担仔麺不好吃!」(日本のラーメンはとってもおいしい!台湾の担仔麺はまずい!)と嬉しそうに言う。日本人に対するリップサービスもあるのかも知れないが、そんな自虐的にならなくても。。。 台湾、いいじゃないですか!
そんな話をたどたどしくしゃべってるうちにすぐに「だ~なン・めン」に到着した。




大南門

大南門はかつての台湾府の城門の一つだったということで、立派なお城風の建物。そのまわりは公園になっていて、台南の町のあちこちで見かけるガジュマルの大木が気持ちの良い日陰をつくっていた。その奥にずんぐりむっくりの幹の木が並んでいる。バオバブだ!バオバブを見るのは大阪の花博以来かも。この公園はリスや小鳥が憩う花を咲かせる木がたくさんあって気分がいい。




延平郡王祠

台南にはオランダの支配から台湾を解放した英雄として崇められている鄭成功を祀る寺廟が多いが、この延平郡王祠はその総本山とも言えるようなところ。青銅色の屋根瓦、建物の朱、青空と桃色の花… 様々な色が美しい調和を織り成す。




天井の羽目板の一枚一枚は精巧な透かし彫りが施されている。

木の札に願いごとを書いて吊るす台湾版の絵馬。



広い境内には錦鯉がたくさん泳ぐ大きな池もある。平日の午前中ということで訪れる人もまばら。この朱色のカーペットのある本殿前はうちらの貸しきり状態だった。

臨水夫人媽廟

延平郡王祠と道を隔てて向かい側にある臨水夫人媽廟。ここの門の装飾はかなりスゴイ。この廟は子授け、子育ての神様が祀られていて、男女の産み分けもかなえてくれるという。中は奥行きがあり、中庭には「男」と「女」のそれぞれのコーナーに願い事が書かれたお札がたくさん吊るしてあった。








孔子廟をめざして歩く。道沿いには南国らしい花がいっぱい咲いていていい香りが漂う。日差しが強くて歩いていると汗がでてくる。ノドもけっこう渇いてきた。

そんなときに見つけたかき氷屋さんの看板。ここの店先で一休み。台湾でかき氷と言えばまずはいろんな豆がトッピングされた八寶冰(八宝氷)。
冷たくておいしぃ~!!


このかき氷屋さんのある府中街という孔子廟に通じる道は風情のある散歩コースとしてよく整備されている。いろんな食べ物屋やおみやげ屋が並んでいて楽しい。




孔子廟


学問の神様を祀る孔子廟は台北にもあるし、他にもあちこちにあるらしいが、ここの孔子廟は台湾最古とのこと。

広大な境内には塔や門や中国チックな建物がたくさん建っていて雰囲気満天。緑も多い。


入口を入ったところで願いごとを書いて結ぶ。
「さんすうがうまくなりますように…」


勉強の神様にあやかってか、先生に連れられた子供たちのグループが次々とやってきていた。


本殿の中心として取り囲むようにつながっているロの字型の部屋にはいろいろ展示されている。面白かったのは「楽器庫」という部屋。古い琵琶や琴や笛や太鼓など興味深い楽器の数々が陳列されていた。ここには音楽の学問の神様もいるんだな… じゃあおれの書いた願い事も叶うかも…「いい曲が作れますように♪」


再発号のうまいチマキ
お昼どきとなり入ったお店は、ガイドなどによく載っている中華ちまきのお店「再発号」。この店の自慢という具沢山で巨大な八寶肉粽を食べた。

出汁の効いたもち米のなかにほどよい味が沁みこんで柔らかい具たちがゴロゴロと入っていて、次は何が出てくるか楽しみ!

これまで食べた料理に多かった台湾独特の風味が苦手で(これがうまいのに。。。)ご飯どきはあまり元気のなかった息子もどんどん食べた。

店の奥でせっせとちまき作りをにする人の作業を見せてもらった。大きな葉っぱを三角にまるめて、そのなかにもち米といっしょに準備された具を順番に入れている。これなら1つのちまきに入る具の数や種類はみんな同じになるはずだと思うのだが、おれのちまきにだけ栗が入っていなかったのはどーしてだろう???


安平へ行く前に一旦ホテルまで戻る途中で見かけた「日本的」なもの。119はもちろん消防署。日本統治時代の建造物。

この古いポンプ式の井戸、なんだかとっても懐かしい~。「津田型」という文字が刻んである。

「やきとり」の赤提灯… 本当にここでは焼き鳥が食えるんだろうか、それは謎。


2日目(その2):安平~小北夜市へ

台湾旅行08(台南&台北)

5度目の台湾

おもしろすぎる台湾

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