facciamo la musica! & Studium in Deutschland

足繁く通う演奏会の感想等でクラシック音楽を追求/面白すぎる台湾/イタリアやドイツの旅日記/「ドイツ留学相談室」併設

1日目:台南の夜を楽しむ ~台南小吃食べ歩き~夜の孔子廟~窄門咖啡

2010年04月18日 | おもしろすぎる台湾
2010年3月26日(金)

台南はやっぱり遠い…
台湾新幹線(台湾高速鉄道:高鉄)が出来たことで台南や高雄など、台湾の南部を訪れるようになって、今回で3回目の台湾旅行のスタートも台南から。高鉄のおかげで行くようになった台南だが、午前便の台北行きを使って午後早くに台北に着いても、それから移動して台南で実際に行動を開始できるのは夕方近くになってしまう。

おまけに今回は台北行きの便の成田出発が1時間近くも遅れた。台北の桃園国際空港から高鉄の桃園駅まではバスがあるが、一本でも早い高鉄に乗るためにタクシーを利用した。その甲斐あって駅に着いた直後に発車の新幹線に乗れた。駅に向かうタクシーの中で運転手さんが道路沿いの工事現場を指して、「これは捷運(MRT)を作っているんですよ」と教えてくれた。2年後には空港と高鉄の駅が捷運でつながり、3年後には台北駅までつながるそうだ。そうなれば今のような時間のロスもかなり解消されそう。完成が待ち遠しい。

桃園駅と台南駅に停車する高鉄は各駅停車のみ。所要時間は1時間23分。高鉄の駅から中心地へ行く丁度いいバスがあったのでそのバスに乗り込んだ。高鉄台南駅は台南市の郊外にあり、台南の中心地までバスで45分かかる。このバス、高鉄開通時の年は無料で乗れたのだが、その後有料になったと聞いていた。ところが今回もお金は取られなかった。ラッキー!

台南到着!
泊まりはいつもの台南大飯店の居心地のいい和室。でも部屋でくつろいではいられない。時刻はもう5時になるところ。予定では五妃廟というお寺を訪ねることにしていたが、どのガイドにも拝観時間は5時までと書いてある。唯一「旅々台北」のサイトに「21時まで」、と載っていたのに望みをかけて直接お寺に電話して聞いたらやっぱり5時までと言われた。仕方ない。今日できることをして楽しもう。何しろ待ちに待った台湾に来たのだから。

出かけようとしたら娘の靴底がはがれてベロベロになっている。なんと家を出るときからこうだったという。たくさん歩くことはわかっているのに… 台南での初行動は靴の買い物になった。中山路を下ってロータリーのあたりに確かスニーカーを売っている店があった。行ってみたら記憶通りの店があり、そこで娘も気に入ったスニーカーを5折(5割引)の560元で買えた。
道端でオウム君が愛嬌を振りまいていた!


台南小吃食べ歩き

さて、かなり腹が減っている。まずは台南名物の肉圓を食べよう!
去年行ったら閉店時間前なのに売り切れてしまったのか、もう片付けを始めていてありつけなかったお店、友誠蝦仁肉圓の肉圓を今回はしっかり食べた。プルプルの皮にうまい肉やエビが包まれ、甘系のタレがかかった絶品!

一緒に頼んだ台南ではおなじみの虱目魚(サバヒ)という魚の団子スープ(魚丸湯)の上品なうまみも絶品。中に油條(ヨウティアオ)が入っているのもうれしい…

さっそく台湾ならではの美味しさににんまり。

お店の隣に小さい廟があったので、中に入ってみるとちょっと怖そうな神様が睨みを利かせていた。

こうして町中をちょっと歩くとすぐに廟に行き当たるのも台南を歩く楽しみのひとつだ。

去年も行った萬川号という中華菓子の店でまたたくさんお菓子を買い込み、今度は孔子廟の近くの雰囲気のいい府中街という小路で台湾小吃をいろいろ注文した。



牡蠣入りオムレツ、イカ入りオムレツ、エビ炒飯、ジャージャー麺、ネギ餅、蛤スープに牡蠣のスープ… お店のお兄ちゃんが大きな中華鍋で手際よくどんどん調理していく。


一昨年ここで食べたオーアーチェン(台湾風牡蠣入りオムレツ)がすごくおいしかったが他の料理も家庭的なお母ちゃんの味でどれもおいしい。


緑茶とレモンジュース、あわせて約80円!




夜の孔子廟


その後、お店から見えた孔子廟に入った。夜の孔子廟は以前昼間に訪れたときとはがらりと趣きが違って見える。蛙の声が聞こえ、枝を蔓延らせたガジュマルの樹が月明かりの空に黒いシルエットを浮かばせていた。

ライトアップされたお堂の柱の朱色が昼間より鮮やかに見えた。


窄門咖啡

去年、NHKの「世界ふれあい街歩き」という番組で台南をやったとき、建物と建物の間の狭~い隙間から入るカフェがでてきた。おもしろそうだしお店の雰囲気もよさそう。どこにあるのかなと思っていたら台北ナビで紹介されているのを見つけた。窄門咖啡(狭い門のカフェ)というカフェで、孔子廟の向かいにあるというので今夜のプランに入れておいた。

調べておいたおかげで入口のある狭~い隙間はすぐに見つかった。わざわざこんな狭い隙間に入口を作るなんてすごくユニークだが、その隙間、特に入るところがとても狭く、体を横にしないと通れない。



お店の前で古い車輪がお出迎え
隙間を横ばいで進むと店の入口があり、階段を上るとレトロな雰囲気が漂うカフェがあった。とてもいい感じ…


ここで食後のティータイム。pocknは紅茶にバターと酥油粉という粉が入ったチャスマというチベットミルクティーを注文した。


芳香と濃厚な味わいが優しく喉を伝わっておりていった。どんなお茶を頼んでもポットにたっぷり入ってくるので、長時間過ごすにはもってこいだ。


ここは古い家を修復してカフェにしたそうで、木の感触が生かされたレトロな温もりがお店全体から感じられ、いつまでもいたくなる。

息子はお絵描き、娘は宿題。。pocknは読書、奥さんは今日の旅のメモ書きと、各々自分の時間を過ごした。



外に出ると風がひんやりしていた。南国台南でこんな涼しい風に当たるのは初めてかも。あちこちにある歴史を感じさせる建物がライトアップされていて台南の夜を情緒豊かに演出している。

もうホテルに戻ってもいい時刻だしお腹も満たされていたが、デザートに食べておきたかった安平に本店がある人気の豆花店「安平豆花」の豆花を、中山路にあるフードスクェアで食べた。


安平豆花店の隣りには、これまた安平に本店を構える有名な蝦巻の店「周氏蝦捲」もあったのでこっちの店で蝦巻を一皿買ってパクリ!



この台南駅の近くのフードスクェアにはまだまだおいしそうな小吃のお店がたくさんあって要チェックエリアだ。

これだけ食べてもまだ何か行けそうだったが、もう10時を過ぎそうだったのでホテルへ。 おいしいものを沢山食べれて幸せ気分。明日も食うぞ!



2日目(その1):台南町歩き ~台南公園~神農街~五妃廟~

台湾旅行2010(台南・高雄・台北)


おもしろすぎる台湾

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