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バイオキャパシティとオーバーシュートとは?

2022-10-30 07:23:22 | ブログ

前回はエコロジカルフットプリントについて取り上げましたが、

今回は「バイオキャパシティ」と「オーバーシュート」について書いていきます。





そもそも「エコロジカルフットプリント」とは?

エコロジカルフットプリントとは、人間の活動において、地球環境にかけている負荷の大きさを図る指標です。

エコロジカルフットプリントを考える上で、バイオキャパシティとオーバーシュートという概念は重要になってきます。



「バイオキャパシティ(生物生産力)」と「オーバーシュート(需要超過)」の考え方

「バイオキャパシティ」とは、生物生産力とも呼ばれており、自然が光合成によって提供してくれる生態系サービスのことです。生産可能な土地水域の面積、すなわち生産可能な土地や水域がどれだけ存在するかを示す値です。


エコロジカル・フットプリントが、バイオキャパシティを超えた状態を、オーバーシュート(需要超過)といいます。


1年で生み出すことができる生態系サービス(食物の生産や気候の安定、水質の浄化等)を一年以内に消費しており、自然環境に大きな負荷を過剰に失われているのです。


毎年地球1.4個分のエコロジカルフットプリントとなります。日本人の平均は1人当たり2.8個です。


このままのエコロジカルフットプリントを地球が支えることは持続可能ではないため、エコロジカルフットプリントを削減する必要があります。

この問題や地球全体の課題を包括的に解決するために設定されたのがSDGs(持続可能な開発目標)です。17の分野でゴールを設定しており、環境問題だけでなく、貧困や教育、経済発展等があります。


今後はSDGsについても紹介していきます。



引用:特定非営利活動法人 エコロジカル・フットプリント・ジャパン

https://ecofoot.jp/what-is-ef/


私たちの生活は地球何個分?エコロジカルフットプリントについて知ろう

2022-10-21 02:23:56 | ブログ

先日国際環境NGOのWWFジャパンが「生きている地球レポート」を発表しました。

https://www.wwf.or.jp/activities/lib/5153.html


レポートでは、1970年から2018年の約50年の間で生物多様性が69%減少していることを明らかにし、緊急の対策の重要性を訴えました。

内容もとても分かりやす興味深いものでした。


レポートの中に出てくる言葉で「エコロジカルフットプリント」という言葉が出てきました。


「エコロジカルフットプリント( ecological footprint)」とは、人間の活動において、地球環境にかけている負荷の大きさを図る指標です。





人類が使用する資源を再生産、及び廃棄物の浄化に必要な面積を表しています。

例えば、

化石燃料を燃やすことによって排出されるCO2を吸収するために必要な森林面積

道路や建築物等に使われる土地面積

食糧の生産に必要な土地面積

紙、木材等の生産に必要な土地面積

などがあげられます。


私たちの身の回りの土地だけでなく、食料をつくるための化成肥料や、運送するために使われた燃料なども含まれるので、莫大な大きさになります。



ちなみに

WWFが紹介しているエコロジカルフットプリントの計算式は以下の通りです。


エコロジカルフットプリント=人口×1人あたりの消費×生産・廃棄効率


エコロジカルフットプリントは経済的に発達している先進国の方が大きい傾向があるようです。

高所得国と低所得国の差は、3~4.5倍と言われていて、本来あるべきではない地球の資源という富の不平等な配分が行われているのが現実です。


国別でエコロジカルフットプリントの大きさを見ると、人口の多いアメリカや中国をはじめとする大国や、急成長を遂げているインドやブラジル、ロシアの新興国が入ります。

そして日本は5位に入っており、環境に負荷をかけている国だといえます。



日本のエコロジカルフットプリントは5.0gha/人。
もし世界中の人が日本人と同じ生活するために必要になる地球の個数は2.9個だと言われています。

日本の環境負荷で最も多いのは二酸化炭素の排出(カーボンフットプリント)といわれており、排出の抑制が大きな課題となっています。


引用

https://myethicalchoice.com/journal/sustainable/ecological-footprint/





「出世魚」とは?以外と知らない、ブリの名前

2022-10-20 02:02:44 | ブログ

この前スーパーにいくと、「わらさ」という魚が売っていました。

「知らない魚だな」だなと思ってよく見ると、ブリの子供と書いてありました!

なるほど、おもしろいなと思って、さくだったので買ってみました。

家で刺身にして食べると、脂ものっていてとても美味しかったです!


今回は出世魚について紹介します♪


成長とともに名前を変える魚を出世魚(しゅっせうお)と呼ぶようです。

由来には武士や学者の風習が関係しており、明治以前に元服(今でいう成人)を迎えた武士や学者たちは、名前を幼名から大人の名前に改め、着るものも替え大いに祝いました。そこから、名前が変わる魚は出世魚と呼ばれ、縁起物として今日まで親しまれています。

ブリやわらさも有名な出世魚の一つです。


ブリには名前がいくつある?

ブリは様々な名前を持ち、また地域によっても呼ばれ方が異なるようです。

一般に

東北:ツベ→イナダ→アオ→ブリ

関東:ワカシ(ワカナゴ)→イナダ→ワラサ→ブリ

関西:モジャコ→ワカナ→ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ

それ以外にもコズクラ、フクラギ、ヤズと呼ぶ地域もあるそうです。


なんとこれだけでも15個名前があります!!

恥ずかしい話ですが、ハマチとブリが同じ魚だと初めて知りました。

また、養殖ものを天然ブリと区別してハマチと呼ぶケースもあるそうです。成魚に向かうほど脂ののりがよくなり、旨みも増しますが、刺身や寿司ネタとしてはイナダ、ワラサ、ハマチがいいという人も多いとのことです。




引用https://monteroza.net/archives/7921


ブリの旬と栄養は?

ちなみにブリの旬は12月から3月です。

また、「ぶり」の栄養素は、青魚の中でもトップクラスで、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、貧血予防の鉄分、コレステロールの代謝促進や肝機能強化が期待されるタウリンが豊富なうえ、脳を活性化させ学習・記憶能力の向上に役立つとされているDHAやEPAが非常に多く含まれています。これからの時期多く出回るので、ぜひ積極的に食べたいですね。


参考・引用

マルイチ産商

https://www.maruichi.com/

あいーと

https://www.ieat.jp/



ジビエとは~食べるだけで地域貢献?ジビエの魅力を紹介します~

2022-10-18 02:03:59 | ブログ


こんにちは、おこめです☘️

先日、ジビエ好きの友達が鹿肉を取り寄せてくれて、ジビエ料理を作りました。🍖



アイヌの郷土料理のオハウ(汁物)に鹿肉のつみれを入れました。

くさみもほとんどなく、鹿肉の風味が味わえてとても美味しかったです。



今回はそんなジビエについて紹介していきます♪


ジビエはフランス語が語源で、狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する言葉です。

日本の方言にもありそうな響きなので、ちょっと驚きですね。


また、フランスでは狩猟で得た肉は高級食材として重宝されてきたようです。


動物の命を奪う代わりに余すことなく食べ、生命に感謝することを大切にしてきたようです。自然の中で生きる野生鳥獣は脂肪が少なく引き締まっており、とても栄養価も高く、近年日本でも注目されています。都内にもジビエを取り扱っているお店もあるとのこと。



ー日本においてのジビエー

現在、日本では野生鳥獣の増加により、農林業や里山の生態系の問題となっています。





農業ではおもにシカやイノシシ等に農作物を食べられたり、田畑を荒らされ、農作物の被害額は農作物への被害額は一時200億円を上回ったそうです。

その御、全国の捕獲体制を強化した結果、平成29年度には164億円まで減少しましたが、今後も継続的に捕獲をしていく必要があります。



また林業や自然環境においても深刻な被害があり、スギ、ヒノキやブナなどの樹皮や高山植物の食害があげられます。


ジビエの消費を拡大することで、農林業や自然環境の保全と地域の活性化にもつながります。皆さんも、ぜひジビエを味わってみてはいかがでしょうか?


参考・引用

日本ジビエ振興協会公式ホームページ

https://www.gibier.or.jp/gibier/



国際ガールズ・デーをご存知ですか?

2022-10-17 01:03:12 | ブログ

皆さんこんにちは、おこめです。

突然ですが、国際ガールズデーを知っていますか?


10月11日は「国際ガールズ・デー」という児童婚、ジェンダー不平等、女性に対する暴力や女性差別の撤廃と女子教育の普及など、世界中の若年女性たちが直面している問題に取り組むことを訴えるために2012年より定められ、「女の子の権利」や「女の子のエンパワーメント」の促進を、広く国際社会に呼びかける日として、プラン・インターナショナルという国際NGO団体の働きかけを受けて、国連によって定められました。


「女の子のエンパワーメント」という言葉を初めて知ったのですが、「女性が人生におけるあらゆる選択肢を自分の意思で選びとり生きていくために必要な力、男性と対等に家庭内や社会の意思決定に参画する力をつけること」だそうです。


途上国では未だ女性の多くが経済的、文化的な理由により学校に通えず、10代前半での結婚を余儀なくされ、貧困の中で暮らしています。また先進国でも、女性にはさまざまな社会的制約が存在します。


適切な教育と支援があれば、女性たちの可能性は大きく広がります。「国際ガールズ・デー」には、世界各地で女の子自らが声をあげ、彼女たちを応援するイベントやアクションが行われます。






日本でもまだまだジェンダーギャップ(男女の「社会的・文化的な格差」)は存在しており、世界経済フォーラムが毎年公表する「ジェンダーギャップ指数」によると日本のジェンダーギャップは先進国で最低レベルで、2021年は156カ国中120位そうです。アジア諸国の中でも韓国や中国、ASEAN諸国より低い順位となりました。その要因は政治、経済分野での女性参画があげられます。政治家や管理職、経営者の女性の割合の低さが課題となっているようです。


日本全体でのジェンダーギャップの改善は必須ですし、女性一人一人が自分のキャリアやライフプランに向き合って、挑戦していくことが私自身も大切だと思います。



参考・引用

プラン・インターナショナル公式ホームページ

https://www.plan-international.jp/about/planinternationaljapan/


日経ビジネス 「ジェンダーギャップ」 日本の男女格差はなぜ世界で120位なのか

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00081/011300308/