今日はヒアルロン酸とコラーゲンの効果について科学します。コラーゲンや今日の中に出てくるグルコサミンに付いては以前も書きましたが，今日はちょっとリピートします。
先ず，ヒアルロン酸についてですが，これは２種類の糖の結合が繰り返した構造をしていています。その構造は：
［（N-アセチルグルコサミン）＋（グルクロン酸）］ｘ ｎ個（たくさんという意味）
この中心には短いタンパク質があり，それに毛虫の毛のように上記の糖の長い鎖が付いています。糖は水分子を沢山抱え込む性質があります。例えば砂糖水やジュースをテーブルにこぼしてそのままにすると，いつまでもべとべとしていますよね。あれは完全に乾きにくいからです。
あめ玉は室内に放っておくと空気中の水分を吸い取ってベタベタになりますよね？砂糖が空気中の水分を呼び，一度捕捉すると，あめ玉中の糖が水を手放してくれないからです。こういう性質を持った糖が沢山毛虫のようについたヒアルロン酸は，生体内で水分の貯留タンクの様な働きをしています。
このヒアルロン酸，サプリとして市販されているグルコサミンから体内で合成されます。アセチル化という反応によって作られます。また，ヒアルロン酸の構成成分であるグルクロン酸は体内の豊富なブドウ糖から作られるので，特に栄養として取り入れる必要があるものではありません。従って，こういう事になります。
☆体内のヒアルロン酸を増やすには，Nーアセチルグルコサミン，あるいはグルコサミンを摂取する！
では，大量に飲みたいですよね！しかしダメダメ！！ダメなんです。
グルコサミンの大量摂取は白内障を誘発します！！これは世間に大きく知らせるされるべきです。以前にもここのブログにも書いています。
グルコサミンでは白内障誘発が分かっていますが，N-アセチルグルコサミンでは，まだよくわりません。何でも摂りすぎはいけないので，少量であればOK！
めちゃ高価なヒアルロン酸サプリを飲むくらいなら，安いサプリのグルコサミンで代用できるはずです。生化学者の方なら賛同するバズですよね！？ヒアルロン酸の構成成分のグルクロン酸は摂る必要ありません。医療的には解毒には使えますが，。。
ヒアルロン酸を肌に塗っても高分子のため吸収されません。低分子に加工したヒアルロン酸は一部は皮膚吸収されますが，結局は細胞内で単糖にまで分解されて，グルコサミンからN-アセチルグルコサミンとして利用されます。（正確には糖にリン酸が付いた形で合成が振興します）
☆では，コラーゲンではどんな感じでっかあ～？簡単にのべてくれよー。
はい了解！
コラーゲンも肌から吸収されませんし，食べても消化吸収がわるいうえ，構成アミノ酸が偏っているので，エネルギー源となりやすいです。体のタンパク質の３０％はコラーゲンなので，肉を食べていればコラーゲンをたっぷりと摂っていることになります，なんでコラーゲンで大騒ぎしているのか不明です。肉の摂取量が少ない人がコラーゲン飲料をとると，確かに効果はあると思いますヨ。体内でコラーゲンにならなくとも，コラーゲンが消化されたら，その構成アミノ酸のアルギニンが肌によいと言われていて，この効果が期待できるからです。
実はコラーゲンにも糖がくっついて，これもヒアルロン酸の原料にはなります。量は少ないですが，効果が0（ゼロ）ではないと思います。コラーゲンは熱をかけると変性し，ゼラチンになります。行為増が代わると名称もかわります。ゼラチンがべとべとなのは，コラーゲン分子にくっついている糖による効果が大きいです。
☆まとめです☆
１）高価なヒアルロン酸を飲むなら，廉価なサプリのグルコサミンでもどうぞ！
２）グルコサミンを摂取すると，「関節の潤滑油］であるヒアルロン酸合成を促進します。
３）コラーゲンやヒアルロン酸を肌に塗っても，皮膚内には決してそのまま入っていきません。肌に付いたコラーゲンやヒアルロン酸は水分を呼び込むので，肌を乾燥しにくく，しっとりさせるためには使えます。肌の保湿効果に留まります！
皆さん，メーカーさん，とにかくコラーゲンを入れると商品が売れるという考えは変えましょうよ（汗）。私も自社入浴剤に入れそうになりましたが，我慢しました！（笑）
今日の書き込みはメディアの皆さんも熟知してください。スポンサーにごまをすらないように宜しくです～♪
消費者を惑わす番組はやめましょう～♪
私が信頼する健康番組は「試してガッテン」くらいですかねー。どこの製品のPRにもなってはいませんが，たまにスーパーのバナナなんかが一斉になくなっちゃいますが（汗）
では，バーイバイ！
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［（N-アセチルグルコサミン）＋（グルクロン酸）］ｘ ｎ個（たくさんという意味）
この中心には短いタンパク質があり，それに毛虫の毛のように上記の糖の長い鎖が付いています。糖は水分子を沢山抱え込む性質があります。例えば砂糖水やジュースをテーブルにこぼしてそのままにすると，いつまでもべとべとしていますよね。あれは完全に乾きにくいからです。
あめ玉は室内に放っておくと空気中の水分を吸い取ってベタベタになりますよね？砂糖が空気中の水分を呼び，一度捕捉すると，あめ玉中の糖が水を手放してくれないからです。こういう性質を持った糖が沢山毛虫のようについたヒアルロン酸は，生体内で水分の貯留タンクの様な働きをしています。
このヒアルロン酸，サプリとして市販されているグルコサミンから体内で合成されます。アセチル化という反応によって作られます。また，ヒアルロン酸の構成成分であるグルクロン酸は体内の豊富なブドウ糖から作られるので，特に栄養として取り入れる必要があるものではありません。従って，こういう事になります。
☆体内のヒアルロン酸を増やすには，Nーアセチルグルコサミン，あるいはグルコサミンを摂取する！
では，大量に飲みたいですよね！しかしダメダメ！！ダメなんです。
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☆では，コラーゲンではどんな感じでっかあ～？簡単にのべてくれよー。
はい了解！
コラーゲンも肌から吸収されませんし，食べても消化吸収がわるいうえ，構成アミノ酸が偏っているので，エネルギー源となりやすいです。体のタンパク質の３０％はコラーゲンなので，肉を食べていればコラーゲンをたっぷりと摂っていることになります，なんでコラーゲンで大騒ぎしているのか不明です。肉の摂取量が少ない人がコラーゲン飲料をとると，確かに効果はあると思いますヨ。体内でコラーゲンにならなくとも，コラーゲンが消化されたら，その構成アミノ酸のアルギニンが肌によいと言われていて，この効果が期待できるからです。
実はコラーゲンにも糖がくっついて，これもヒアルロン酸の原料にはなります。量は少ないですが，効果が0（ゼロ）ではないと思います。コラーゲンは熱をかけると変性し，ゼラチンになります。行為増が代わると名称もかわります。ゼラチンがべとべとなのは，コラーゲン分子にくっついている糖による効果が大きいです。
☆まとめです☆
１）高価なヒアルロン酸を飲むなら，廉価なサプリのグルコサミンでもどうぞ！
２）グルコサミンを摂取すると，「関節の潤滑油］であるヒアルロン酸合成を促進します。
３）コラーゲンやヒアルロン酸を肌に塗っても，皮膚内には決してそのまま入っていきません。肌に付いたコラーゲンやヒアルロン酸は水分を呼び込むので，肌を乾燥しにくく，しっとりさせるためには使えます。肌の保湿効果に留まります！
皆さん，メーカーさん，とにかくコラーゲンを入れると商品が売れるという考えは変えましょうよ（汗）。私も自社入浴剤に入れそうになりましたが，我慢しました！（笑）
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