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目前に迫っている食糧危機?!

2010年04月05日 | Weblog
目前に迫っている食糧危機?!

みなさん,こんにちは。

こんな暗いお話しは私の好みではないのですが,私のブログを読んで下さっている方々と危機感を共有したいと思い,今回,あえて食糧危機について考察しました。

昨今のバイオエタノール問題で明るみに出ましたが,食料に使われる作物をバイオエタノールの原料にするといった米国の方針が打ち出されただけで,世界は一次大混乱に陥りました。これはトウモロコシや大豆などの不足が見込まれたため,先物取引でこれらの農産物の先物買いが発生し,高騰したことによるのだと理解しています。食料にする作物の値段高騰によって,それらを食していた人たちは,今までの値段で買えなくなり,大変なことになりました。これについては世界各国が歩調をあわせたため,ひどい飢餓や餓死の拡大には至りませんでしたが,そうは言うものの,現状でも餓死者が多く出ている国々は存在しています。悲しいことです。それに無関心でご飯を食べ残す日本人たち。絶対にしっぺ返しを食らいますよ-。

地球人なら食物に出来る農産物からバイオエタノールなど作ってはいけないと思います。ある海外ベンチャーは,日本のススキに着目しています。これは食べれないし有望だそうです。

私たちは肉を食べるためには家畜を飼育してこれを食しますが,動物たちの餌にはダイズやトウモロコシが使用されます。食肉を食べるためには水や農産物を多量に消費するため,食糧危機になれば自ずと食肉生産は減少することでしょう。人々は芋や大豆などを原料とする食品を主に食べることになります。これらの農産物で飼育した動物の肉を食べるより,その餌となる農作物を直接,人が食した方が栄養摂取効率が良いからです。豆類は空気中の窒素を固定化する能力があるため,特に大豆はタンパク源として重宝される筈です。サツマイモは戦時中の食料でしたが,これは可成り効率良く炭水化物を蓄えてくれる食物です。光合成から炭水化物を作る能力が高い植物です。コメは手間がかかるし効率が悪い食物です。

近隣の国が食料危機になれば,食糧危機になっていない国へ難民が流れます。彼らを本国に帰すことは殺人行為にもなるため,結局受け入れ国で生活して貰う事になる時代が来る事でしょう。そう言う時にはその難民に直ぐに畑を与え,農作業に入って貰わなくては,受け容れ国が危機に陥ります。水際で難民流入を防ぐ行為自体,非人道的行為という時代がきっとくると思います。海に大規模な「いかだ」をつくり,そこで漁業をして生活して貰うのも選択肢の一つでしょう。魚が捕れれば飢え死にはしません。

ところで私たちが1年間にたべる食料はどのくらいでしょうか?芋を植え,大豆を植え,鶏を飼う。一家の食料を調達するにはどれ程の面積の畑が必要なのでしょうか?

日本が人口を増えすぎないよう上手く調節できれば,芋,豆,家禽を基本とした生活なら食糧危機を乗り越えられるかもしれません。これに太陽光発電,発酵でメタンガスを発生させて燃料電池,これらの電力で空気中の水分から水も作れますし,ビニールハウスのような閉鎖系なら水もあまり蒸発しません。回収もできます。川のそばでなくても農業が可能かもです。水耕栽培が可能な食料ならベターですね。電気があれば作物を冷蔵で長期保存も可能になります。

自給自足の準備って必要ではないでしょうか?私は第一次の世界的食糧危機は30年後を想定して構想を練っています。食料がないと,先端技術開発なんてやっていられないですもんね(笑)。太陽電池,燃料電池を備えたコンテナ型の農作物生産ユニットの設計も遊び心で考えています。子供達のために。

世界の経済成長は人口増加に頼っています。人口増加がストップすると成長を望めない産業は,いずれ消えていくと思っています。だいたい,そんなことに頼っていること自体,楽観的すぎるとは思いませんか?一方では食料危機を起こすファクターになっているのに。

海でプランクトンを増やして人の食料にするのも良いかもしれません。エビやクラゲなら美味しそう-(笑)。

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