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ハイコスパな “全部入り” Bluetoothスピーカー TREK Flex

2015年07月23日 | オーディオ製品
TDK







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本機の特徴を短時間でわかりやすく知りたい! という方は、以下の動画をまずはご覧ください。

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さて、TREK Flexの大きな特徴は、その円筒形のスタイリング。円筒形スピーカーの多くが「横置き縦置き両方で使える」特徴を備えるが、それは本機も同様だ。

また本機にはフックで吊り下げるループ部分も用意されており、こちらも柔軟な設置に利用できる。

そして、縦でも横でもリスナーとスピーカーがどんな位置関係でも大きく崩れないサウンドを実現するために採用されているのが「サウンドリフレクター」という仕組み。

本機のドライバーユニットは円筒の両端に外向きに設置されているのだが、そのドライバーに対して蓋のような形で設置されているのがサウンドリフレクター。その蓋の裏側、ドライバーから発せられた音がぶつかる部分の形状が工夫してあり、ぶつかってきた音を全周囲に拡散する。するといわゆる無指向性のスピーカーということになり、リスニング位置が多少変わっても音が大きく変わってしまうことはなくなる。

そしてBluetoothスピーカーでポータブルモデルとなると、普遍的とも言える課題が、低音域の再現性をいかに確保するかだ。多くのモデルが様々な手法でそこに対処しているが、本機の場合はふたつの手法を併用している。

ひとつはパッシブラジエーター。メインのドライバーが生み出す空気振動にパッシブラジエーターが共振し、あらかじめ調整された低音域を増強する効果を生み出す。巧く設計すれば、アクティブに動作するサブウーファーを追加するよりも省スペースかつ低コストで十分な効果を得られる手法だ。

もうひとつは「MaxxBass」システム。小型スピーカーでの再生は難しい低音を、音響心理学を応用した処理によって擬似的に再生させる技術だという。「聴こえている帯域の音に処理を加えることで実際には聴こえていない低域の存在感を強調する、バーチャルな低音再生技術」といった理解でよいだろう。

外向きに配置されたスピーカーと、その音を反射するサウンドリフレクターを外側に搭載。横方向に出た音を360度に拡散する

■1万円程度ながら高い防水&耐衝撃性能を備える

オーディオ的な重要ポイントの説明を終えたところで、他のポイントも押さえておこう。

まずはこちらも肝心の防水&耐衝撃。防水については、国際電気標準会議防塵・防水保護等級IP65というものをクリアしている。水に沈めることまでは想定しないが水しぶき程度なら全く問題ないレベルだ。

本体底部のカバーを開けると充電用のUSB端子やAUX IN端子などが現れる

耐衝撃性については外部衝撃保護等級IK07に対応。「40cmの高さから500gの物体がこれの上に落ちてきた衝撃に対する強さを持つ」という、正直その基準がわかりにくい規格ではあるが、とはいえ丈夫さの目安にはなり、本機の頑丈さを規格として保証している。

ここで改めて注目なのが、この製品の実売1万円ちょい程度というお値段。シンプルな話だが、防水や耐衝撃仕様とすると設計も難しくなるし、製造するにもコストがかかる。そこをこの製品は、様々な工夫を積み重ねてこの価格帯に抑えているのだ。防水&耐衝撃なBluetoothスピーカーが欲しかったんだけれど予算的に…と悩んでいた方はぜひチェックしてみてほしい。

Bluetooth接続はNFCによるペアリングにも対応。本機側の操作ボタンでの再生操作、内蔵マイクを使ってのハンズフリー通話などにも対応する。バッテリー持続時間は最大8時間だ。なおボタン操作はiPhoneのリモコンに準じており、再生ボタンのダブルプッシュで曲送り、トリプルプッシュで曲戻しとなっている。

■驚きを感じるほどのボーカル表現力

最初に挙げておきたいポイントはボーカルのクリアさ。やくしまるえつこさんや花澤香菜さんといった女性ボーカルを聴いたときに、失礼ながら期待を超えた驚きを感じてしまった。低域再現の強化が強調されていたので、中高域についてはさほど注力していないのかと思い込んでいたのが、良い意味で裏切られた。

非常に好印象なボーカル表現。ぼやけることなくやや硬質なクリアさで息遣いまで感じさせつつ、硬すぎたり鋭すぎたりして聴きにくいことはない。

また同じく中高域の良好さのおかげで、ハイハットシンバルのピシッとした抜けやクリーントーンのギターの滑らかな艶といったところも感じられる。

低域は相対性理論「たまたまニュータウン (2DK session)」冒頭のバスドラムとベースを聴くと、その高いクオリティがよくわかる。サイズという制約があるので、大きなスピーカーでしか鳴らないような低域までは出ないが、出ている範囲の低域表現が良質なのだ。

バスドラムもベースも、実音以上に膨らませないタイトな太さにまとめられており、ドライブ感が明確に伝わってくる。低音をもう少し緩めれば量感は出しやすいが、そうはしないことでリズムを引き締めている。喜多村英梨さん「掌-show-」のような高密度メタル曲でもバスドラムやベースが潰れずにアタックが明確だ。

加えて実音の下の方の、バスドラムの胴やベースのスピーカーキャビネットの震えが生み出すような、超低域が部屋を揺らす空気感のようなものも、実際にその音域までは出ていないと想像されるのだが、感じることができる。ここは「MaxxBass」システムの活躍だろうか。

ひとりで聴く場合も、自分の移動とともに音を携えることができるし、大勢で聴く場合には、全員に同じように良い音を届けてくれる。

定番スタイルとなった=激戦区となっている円筒形&防水耐衝撃。さすがそこに新たに参入するだけの実力を備えたモデルだ。


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