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Unique Melody初ユニバーサルイヤホン「MAVERICK」「MASON」に迫る

2014年11月29日 | オーディオ製品
Unique Melody

高品質カスタムインイヤーモニターや関連アクセサリーの開発によって日本でも注目を集めるブランド“Unique Melody(ユニークメロディー)”から、初のユニバーサルイヤホンが2機種同時に登場!

ラインナップは、ダイナミック+BAのハイブリッド機 「MAVERICK」と、12基のBAドライバーを搭載する「MASON」で、いずれも日本限定発売となる。初のユニバーサルモデルが日本限定の理由とは? 日本だけの特別チューニングを施したという2機種の音質とは? 様々な観点から、この注目のユニバーサルイヤホン2機種に迫っていく。
 







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 MAVERICK
MAVERICKは、ダイナミックドライバーとBAドライバーを搭載するハイブリッドモデル。高域にBAドライバーを2基、中域にBAドライバーを1基、そして低域にダイナミックドライバーとBAドライバーをそれぞれ1基ずつ搭載するという、こだわりの4ウェイ5ドライバー構成としている。周波数特性は10Hz~19kHzで、入力感度は111dB、インピーダンスは51Ω。

試聴レビュー
イヤーモニター系では珍しいハイブリッド型。しかも低域にダイナミック型+BA型を割り当てるという独特の構成。その音を聴く前からすでに興味深いイヤホンだ。

そして実際に聴いてもやはり興味深い。僕の印象だと、ハイブリッド構成機の多くはダイナミック型をベースにその弱みをBA型の追加で補強するコンセプトで実際にそういった音調だ。しかし本機はBA型マルチ構成をベースにその弱みをダイナミック型の追加で補強している印象。いかにもな「ダイナミック型感」は強調されておらず、全体の印象は単に良質なマルチBAに近い。しかし加えてやはり、それだけでは得られない低域の感触も備えている。

高域は極めて良質なシャープさ。坂本真綾さん「30minutes night flight」相対性理論「上海an」など刺さる成分を強めに出して歌われている曲でも、それを下手に和らげずに出しつつ、しかし心地よいと感じさせる。シンバルの薄刃の美しさも文句なし。音色と空間の透明感、左右の広がりと余白の確保によって、細部の見え方や全体の空間性、その中での解像感も見事だ。

中低域は太さ量感は不足はさせないが強く押し出しもしない。おかげで無駄なく、ドラムスのスパンとした抜け、ベースのクリアな見え方といった要素をハイレベルに確保。それでいて、でしゃばらずさりげない厚みや深みも無理せず余裕で備える。この「無理せず余裕で」感を支えているのがダイナミック型ドライバーなのだろう。

ここまでの説明だと繊細系の印象かもしれない。しかし例えば喜多村英梨さん「掌 -show-」「凛麗」の高密度メタルサウンドにもさらりと対応。高域の特徴はディストーションギターのエッジ感、シャープさに生かされる。高密度サウンドに対しても空間の余裕を残し、情報量を損ねない。キレてクリアな中低音は低い音域で複雑に動くベースとドラムスを綺麗なアタックでクリアに描き出し、厚み深みも自然に備える。同じくでPerfume「GAME」とも相性がむしろよい。率直に言って実によい。癖が強いわけではなく「普通にハイレベル+α」なモデルだ。







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MASON
MASONは、高/中/低域それぞれに4基ずつ・合計12基ものBAドライバーを搭載するモデル。周波数特性は20Hz~20kHzで、入力感度は110dB、インピーダンスは22Ωとなる。

試聴レビュー
超多ドライバーモデルのチューニングの難しさと同時に、ギリギリまで追求する開発の熱意も感じる。ギリギリというか間に合ってないのだが、とにかく熱い。

もちろん今回はチューニング後の最新アップグレード版の試聴を行ったが、その熱さに比例せず、サウンドは冷静。音調はやや暖色で全体の雰囲気も淡白ではない。それでいての「冷静」という印象はそのフラットさ故だ。抜けた帯域がなく濃厚、しかし過剰な厚みはない、広くそして見事な帯域バランス。それだけではない。例えばシャープさや抜けやキレはMAVERICKと比較すればそれを強く意識させるようなものではない。他の要素についても同じだ。すべての要素すべての感触においてハイレベルだがどれかを突出させてはいない。つまりフラットだ。

高域はMAVERICKがシャープとすればややソフトでほぐれた印象。相対性理論「上海an」坂本真綾さん「30minutes night flight」のボーカルも少し優しく感じる。エレクトリックギターの音色も硬質な透明感ではなく温かみを帯びた艶。といってもMAVERICKと比べればであって、イヤホン全般として見てソフトすぎることはない。余白をすっきりと生かすMAVERICKに対して、背景を空気感で満たすような空間表現も印象的だ。空間の広さはこちらも広い。

中低域の厚みや深さはMAVERICKよりむしろこちらの方がわかりやすい。良し悪しではなく質が異なり、MAVERICKはガツンと骨太の芯、こちらMASONは広がりのある豊かさといった感じだ。高域の傾向も含めて、高密度メタルサウンドの喜多村英梨さん「掌 -show-」との相性は個人的にはMAVERICK。一方MASONの方が合うと感じたのはDaft Punk「Get Lucky」。攻撃的でなく暖かくおおらかなグルーヴ感、多弦ベースの低い帯域までの充実した厚みの確保などがそれにフィットする。

 


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