缶詰だけど、それが何か?

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DoaU441日目_Part1_とんかつ大倉(とんかつ/二子玉川)

2010-05-17 23:28:24 | 食べ歩き
5/15(土)

やっぱりファッションチェックだな
嫁さんは言う、パジャマ姿で。

11時過ぎ、もちろん10時半に起きてきたのならわかる。
しかし、ヤツは8時半には起きていた、そして洗濯もした。
なのに、まだパジャマ・・・ファッションチェックとはなんだ?
パジャマのチェックか?着替えたり。

ダメだぁ、東名が渋滞だぁ
JARTICのページを見ながら、嫁さんが叫ぶ。
ファッションチェックって御殿場のことか。
11時過ぎにパジャマを着ていて、御殿場に行くだあ?
何時に御殿場に着くつもりだ?渋滞も解消してるんじゃね?
てか、春夏ものを見にいくんだったら渋谷か二子玉川じゃね?

嫁さんにシャワーを浴びさせて、家を出たのは12時を20分ぐらい回ったところ。
やっぱりとんかつだな
自由が丘に向かいながら嫁さんが言う。
前夜、あまりに精 進しすぎた、それはわかけどさ、
けどさ、オレ、揚げ物キライじゃん、抵抗は無惨な結果を呼ぶだけだ。

二子玉川駅はまたも変わっていた。
改札内にドミニク・サブロンができていた。
改札を出てすぐのマクドナルドは姿を消し、導線がまた変わっていた。
玉川島屋の裏を抜け、彦摩呂の行列を横目に進んで、
二子玉川小学校入口交差点を渡る。
玉電の中耕地跡の道標を右に見ながら二子玉川商店街に入る。
環八の渋滞を避けるために通っているこの道、
車も走りにくいけれど、歩くのも歩きにくい、いや、ホントに。
交差点から150mぐらい、二子玉川小学校のすぐ横。



とんかつ大倉
ちょっと時代がかった建物、表のメニューの感じも含めて。
ただ、店内に入ると白と黒の椅子だったり、そんなに古い店ではない。
ちょうど時間がよかったのか、店内は3組ぐらい。
しかし、注文して待っているうちに満席になる。
かなりの人気店かも。

もちろん揚げる時間がかかるので15分ぐらい待つ。



本日のランチA 海老フライとヒレカツ定食(850円)
嫁さんがさんざん悩んで選んだのがコレ。
かなりデカ目の海老フライ2本にヒレカツ2枚。
ごはんと味噌汁、漬け物が付く、これで850円はかなりのコストパフォーマンス。

塩をつけて喰えちあるので、従ってみる。
オレは好きだけれど、嫁さんにはちょっと獣臭が気になるかも。
海老フライはぷりぷりでいい揚げ上がり。
いいんじゃないですか?



盛合せ定食(1,100円)
チキンカツにアジフライ、串カツの盛り合せ。
それに、100円のカレーをつけてみた。

串カツはやはり獣臭がする、オススメの塩よりもソースの方があう。
豚肉には味をつけていないというか、コショウで臭みを消していない。
嫁さんにはまた苦手な感じ。
アジフライはまったく問題がないけれど、チキンカツはちょっと赤い。
嫁さんにはしっかり火が入っている部分を食べさせる。
ただ、それぐらい新鮮な鶏?そう思って食べる。

ぐぉぉ、スパイシーだぞ
嫁さんがそう評した100円のカレーはボンカレーっぽい。
どこがスパイシー?
そう思った瞬間にごりっと、
黒コショウの粒がもろに口中を直撃する。

カレーはおなかに堪えるな
嫁さんの箸が止まりはじめる。
もちろんオレの箸だって同じようなもん。
しかし、亀並みにのろい夫婦が食べても、衣はいつまでもさくさく。
どんなトリックがあるのか、これっぽっちもわからない。

満足以上に満腹になって表に出る。
斜向いには長屋のような商店。



二子玉川商店街の一角にはこんな佇まいがある。
手前の西川屋という豆腐屋さんの前には安全第一のフェンス。
取り壊すのか?ココ。
残して欲しいなあ、そう思いながら、ファッションチェックへ向かう。

しかし、おなかが破裂しそうな嫁さんは歩くことがやっと。
ほとんど素通りに近いまま、腹ごなしに玉高をぐるぐる。
もう帰ってもいいぞ
服は買わずに、富澤商店で嫁さんが小麦粉を、明治屋でベーコンを買っただけ。
とんかつを喰いに来た、そんな1日、いや半日以下。

DoaU440日目_Part6_豆ごはん

2010-05-17 11:29:37 | レシピ
その男は15年間、エンドウ豆の選別と交配を繰り返した。
結果、純系の豆から遺伝の優性、劣性を発見をする。
ただ、彼の本職は司祭、その成果が認められないまま、
修道院長になってしまい、さらなる研究を重ねることはできなかった。

遺伝学の祖と言われるグレゴール・ヨハン・メンデルが研究の対象とした
エンドウ豆とは子供が大嫌いなグリーンピース。

ただ、グリーンピースはシュウマイの上にのっているか、
ミックスベジタブルに入っているか、それとも缶詰か、
それぐらいしか見たことがない。
鞘に入っている姿を見たのは、木曜日の宅配野菜で初めてである。

日本橋から帰ってくると、嫁さんはもちろんベッドの中。
画像の整理をしていると起き上がってくる。
グリーンピースをなんとかしなきゃね
そのmustはわからんでもないけれど、方法がわからんのだ。

しょうがないのでwebで調べる、鞘から出すのか、まず。
嫁さんと2人で鞘から豆を出して、ザルにあけてさっと水で洗う。
鍋に放り込んで、水をひたひたぐらいに入れる。



塩を小さじ1入れて、強火に。
沸騰したら中火に落として3分。
火を落として、水を少しずつ加えて、豆がしわくちゃになるのを防ぐ。



初めてにしては、つやつやとなかなかいい出来。
ごはん1合に水はいつも通り、昆布茶の分包1個でいいんじゃない?
そう思うけれど、嫁さんは半分で十分だ、そう言う。
そうかなあ、疑うけれど、嫁さんに従ってみる。
日本酒大さじ1を加えて通常の炊飯のスイッチを押す。

残っていたカブ1個の皮を剥いて、縦に8等分に。
同じく残っていた厚揚げを斜めに8等分にする。

鍋に水をはってカブを放り込む。



沸騰したら和風だしの素と、残りの昆布茶を加える。
日本酒大さじ1、みりん大さじ1を加えて再沸騰させる。
醤油大さじ1を加えたら厚揚げを放り込む。
味、薄くね?そう思う、しかし、これで嫁さんはいいと言う。
今夜の主導権は嫁さんに譲り渡しているからである。



沸騰しないように弱火に落として、ことことと。
火を落として厚揚げに味を含ませる。

ごはんが炊きあがる前に再び火を入れる。



カブと厚揚げの煮物
嫁さんが首を傾げる。
味、しないよね
これが君の望んだ味だ、文句は言うな。
しょうがないので柚子胡椒をちょっとつけて食べる。
辛子をちょっとつけて食べる。
まあ、こんな食べ方ならいい感じである。

ごはんが炊きあがったらグリーンピースを放り込んで混ぜ合わせる。



豆ごはん
またも嫁さんがぼやく。
味、薄いよね
いや、これも君が望んだ味だ、文句を言うな。
しかし、嫁さんのぼやきは続く。
精進料理みたいじゃない?
確かに動物性たんぱく質がまったくない。
嫁さんが動く、食材庫へと。
コレだ、コレだ
ツナ缶を持って戻ってくる。
豆ごはんにのせて、マヨネーズと醤油を少々。
ウマくなったぞ
嫁さんはご満悦である。
ただ、豆ごはんである必要はこれっぽっちもない。
愛知県人の遺伝子は、やはりそれなりに濃い味を求めているようで・・・。