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DoaU440日目_Part6_豆ごはん

2010-05-17 11:29:37 | レシピ
その男は15年間、エンドウ豆の選別と交配を繰り返した。
結果、純系の豆から遺伝の優性、劣性を発見をする。
ただ、彼の本職は司祭、その成果が認められないまま、
修道院長になってしまい、さらなる研究を重ねることはできなかった。

遺伝学の祖と言われるグレゴール・ヨハン・メンデルが研究の対象とした
エンドウ豆とは子供が大嫌いなグリーンピース。

ただ、グリーンピースはシュウマイの上にのっているか、
ミックスベジタブルに入っているか、それとも缶詰か、
それぐらいしか見たことがない。
鞘に入っている姿を見たのは、木曜日の宅配野菜で初めてである。

日本橋から帰ってくると、嫁さんはもちろんベッドの中。
画像の整理をしていると起き上がってくる。
グリーンピースをなんとかしなきゃね
そのmustはわからんでもないけれど、方法がわからんのだ。

しょうがないのでwebで調べる、鞘から出すのか、まず。
嫁さんと2人で鞘から豆を出して、ザルにあけてさっと水で洗う。
鍋に放り込んで、水をひたひたぐらいに入れる。



塩を小さじ1入れて、強火に。
沸騰したら中火に落として3分。
火を落として、水を少しずつ加えて、豆がしわくちゃになるのを防ぐ。



初めてにしては、つやつやとなかなかいい出来。
ごはん1合に水はいつも通り、昆布茶の分包1個でいいんじゃない?
そう思うけれど、嫁さんは半分で十分だ、そう言う。
そうかなあ、疑うけれど、嫁さんに従ってみる。
日本酒大さじ1を加えて通常の炊飯のスイッチを押す。

残っていたカブ1個の皮を剥いて、縦に8等分に。
同じく残っていた厚揚げを斜めに8等分にする。

鍋に水をはってカブを放り込む。



沸騰したら和風だしの素と、残りの昆布茶を加える。
日本酒大さじ1、みりん大さじ1を加えて再沸騰させる。
醤油大さじ1を加えたら厚揚げを放り込む。
味、薄くね?そう思う、しかし、これで嫁さんはいいと言う。
今夜の主導権は嫁さんに譲り渡しているからである。



沸騰しないように弱火に落として、ことことと。
火を落として厚揚げに味を含ませる。

ごはんが炊きあがる前に再び火を入れる。



カブと厚揚げの煮物
嫁さんが首を傾げる。
味、しないよね
これが君の望んだ味だ、文句は言うな。
しょうがないので柚子胡椒をちょっとつけて食べる。
辛子をちょっとつけて食べる。
まあ、こんな食べ方ならいい感じである。

ごはんが炊きあがったらグリーンピースを放り込んで混ぜ合わせる。



豆ごはん
またも嫁さんがぼやく。
味、薄いよね
いや、これも君が望んだ味だ、文句を言うな。
しかし、嫁さんのぼやきは続く。
精進料理みたいじゃない?
確かに動物性たんぱく質がまったくない。
嫁さんが動く、食材庫へと。
コレだ、コレだ
ツナ缶を持って戻ってくる。
豆ごはんにのせて、マヨネーズと醤油を少々。
ウマくなったぞ
嫁さんはご満悦である。
ただ、豆ごはんである必要はこれっぽっちもない。
愛知県人の遺伝子は、やはりそれなりに濃い味を求めているようで・・・。


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