缶詰だけど、それが何か?

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DoaU428日目_Part3_ブーランジェリー・ニコラ(パン/鵜の木)

2010-05-03 12:04:53 | 食べ物
Non e' bello cio' che e' bello , ma e' bello cio' che piace.
美しいものが美しいのではなく、好きなものが美しいのだ。

例えば嫁さんがキレイという女性を見ても、オレはぽかんと口を開けるだけだし、
オレがキレイだという女性を見ても、嫁さんはふぇっとオレを見上げるだけだ。
まあ、そもそもオレと結婚した嫁さんに審美眼があるとは思えないけれど。

人の美醜であったり、ウマいマズいといった価値は主観でしかない。
だから、美しいとかウマいという価値を説明しようとしても、
あくまでも好きだということを説明しようと
言葉を山盛りにしようとしているだけのことである。

下丸子でおなかがきゅるきゅる。
もちろんカレーのせいではない、食べ過ぎたせいではあるかもしれない。
いかんな、そう思うけれど、すぐに落ち着く。
一方、嫁さんは頭痛に寒気、いかんな、こいつも。

家に帰ると嫁さんがすぐにテレビを点け、そして叫ぶ。
スゴいよ、16ホールで12バーディーだって
いやはやどうにも
石川遼というプレーヤーは恐ろしいまでに進化する。
58というスコアで18ホールを終える、パー70の和合で、である。
パー72のコースで達成した方がスゴいんじゃない?
いや、逆である。
パー72のコースはパー3が4ホール、パー4が10ホール、パー5が4ホールとうい構成。
プロにとってパー5のホールはバーディーやイーグルをとりやすいホール。
それが2つ少ないのだ、和合は。
だから、通常のパー72のホールよりもスコアを縮めにくい。
スゴいな、ホントに。

晩ごはんは簡単である。
鵜の木のブーランジェリー・ニコラで買ってきたパンがある、
それにサラダでもあれば充分でしょ?

ゆで卵を作って、マヨネーズ、辛子と和える。
レタスをちぎって水にさらす。
生ハムを食べやすい大きさに切る、それだけ。



主役はパンなので邪魔しないものにすればいいだけ。



フリュート、クロワッサン、リュスティック

フリュートはバゲットよりもさらに細いパン。
切ってみると、気泡がアホみたいにできている。
志賀勝栄系?一瞬イヤな感じがするけれど、ぬっちゃりした食感ではない。
フリュートだからねえ、水分がかなり飛んでるだけかもしれないけれど。
小麦の味もかなり濃いけれど、小麦のブランドにはこだわっていないらしい。

クロワッサンはリボンの形をしたドイツ風。
さくさくとした食感にバターが香る素直なパン。
まあ普通にウマい。

リュスティックとは素朴なという意味。
生地を分割しただけで、成形しないためにこの名がある。
で、ニコラのリュスティックは、ああ、ねっちょり・・・。
アゴが異様に疲れるし、あまり好きな小麦の香りではない。

試食してください、そういってくれたブリオッシュはパサついててどうにも。

まあ普通のパン屋。
近所にあれば、買うかもしれないけれど、
鵜の木まで歩いてわざわざ買いに行くほどではない。
いや、近所にあったってクピドにはほとんど行っていない。
なぜ?
これ以上、言葉を山盛りにしても、自分の主観を説明するだけだ。

DoaU428日目_Part2_ラリーグラス(ネパール料理/鵜の木)

2010-05-03 10:25:55 | 食べ歩き
金の枝に翡翠の葉

最も価値のある金属である金、
不老不死と生命の再生をもたらすと言われる翡翠。
良縁であることをタイではこう言うらしい。
確かに価値と不老不死がセットになれば、そりゃスゴい。

昼ごはんの候補は4つ。
玉堤通り沿い、鵜の木交番横の中華料理屋、
商店街にあるうどん屋、ネパール料理屋、
そして目の前の、つけ麺鵜の木堂

神も仏も信じないけれど、どちらかを信じるのなら、
ゴータマ・シッダールタではないか?ここは日本だし。
しかも、その店は日本人が作っている感じではない。
現地人が作るカレーは久しぶりだし。

東急多摩川線鵜の木駅出口方面の商店街に戻る。
鵜の木駅から50mぐらい。



タイ、インド、ネパール料理&バー ラリーグラス
ココはどこだ?
ココは日本だ、東京だ、大田区だ、鵜の木だ、いや、そんなことではない。
インドとネパールは国境を接しているからまだわかる。
しかし、なぜタイなんだ?
タイとインドは金の枝と翡翠の玉なんだろうか?

メニューにはトムヤムクンもあれば、カレー類もある。
店内にはネパールの地図が貼ってある、どうやら本命はネパール料理?
何がなんだかさっぱり。



スープ&サラダ
オーダーしてすぐに出てくるのがこの2品。
サラダはキャベツとキュウリ、ニンジン、コーンに、
訳のわからんドレッシング・・・てか、ほぼ素材味。

たいして待たずに出てくる。



ラムカレー&ライス(900円)
カレーの辛さは選べるので、こちらは2番目に優しいMediumにしてみた。
ただ、さほど辛くはない、そして羊のいい香り。
強烈なスパイス感はなくて、2日目のカレーのような感じがする。
強烈なのはライス。
1合分?それぐらいの量、2人であぜんとする。
ただ、このライス、長粒米かな?ぱさぱさとした感じがカレーにぴったり。
しかも、カルダモンとともに炊き上げているから、
レモンのようなショウガのような味わいがうまい。



タケノコとチキンのカレー(800円)
コレが今日のスペシャリテ。
ごはんもスゴいけれど、ナンのデカさはどうしたことだ?
西友のパスタなんて比じゃない、嫁さんが小泉今日子に見える、
いや、もちろん大きさだけだけれど。

ただ、嫁さんに小顔効果をもたらせた物体は恐ろしく甘い。
タケノコとチキンのカレーは一番優しいMildなので、
この組み合わせだとカレーを食べている感は皆無。
必然的にナンを持つ手は羊のカレーに伸びる。

ナンとライスのお代わりは?
ネパール人?タイ人?それともインド人?わからないおにーちゃんが聞く。
サービスという点においてはスゴいけれど、いや、無理だって、ホントに。

けっしてマズくはない、しかし、もっとスパイス感が欲しい。
作り置きだとは言わないけれど、香りが飛んじゃってる。
金の枝はどこへ・・・。

ラリーグラスを出て、駅前のマルエツでお茶を買ってから、多摩川へ。



右に東京高校なる大それた名前の高校、左にパークハウス多摩川というマンション、
その2つに挟まれたソメイヨシノの新緑がキレイに。
去年の4月初めに来たときは満開だったんだよなあ、そう思いながら進む。
そして去年は酔っ払いの主婦が大量発生していたけれど、
今年はファミリーでちょっと遅めのランチ中。

多摩川沿いに出ると少年野球の試合中。



小学校低学年にしか見えない背の高さだけれど、
いったい誰がやっていたんだろ?
ただ、その奥の武蔵小杉のビル群がデカ過ぎるから?
NECのビル群はホントにおかしい、この辺りでは。

ガス橋手前で嫁さんがかなりヘボい。
まだ15時過ぎだけれど、帰りますか、家へ。

新丸子駅に着いて、ふと気付く、PASMOを忘れた、と。
久しぶりだ、キップを買うの。
自動改札にキップを入れることだって新鮮だ。
ただ翡翠の葉が無いと、乗る時に行き先を決めなければならない。
ちょっと前までは当たり前のことだったけれど、
携帯とPASMOは無計画な行動を許容してくれる、便利だけれど、
計画を立てて行動する、そんな当たり前のことができなくなってきた、
自戒しないとな、そう思いながら多摩川線に乗る。