はじめての九九

今月の塾内検定試験で10級に合格した1年生ちゃん
はじめての九九練習がはじまりました。

うちの教室は下級は九九表を見ながらのかけざん練習を認めています。

はじめてなので、九九がなんなのかもわかっていません。

今日から、かけざんを教えるね♪

そろばんと九九表とかけざん導入の練習プリントを持ってくるように指示を出します。

うちの教室は両落とし指導なので、運指を指導しながら

九九表の2の段の「ににんがし」と書かれている箇所を指差しながら、ここに書かれているひらがなを読んでね♪

「ににんがし」って声をだして言ってみて。

「はい！・・・・」数分待てど黙ったまま

「ねえ、ににんがし」って言ってみて。

「はい・・・」それでも黙ったまま　目がうるうる・・・

「はい！の返事はいいから、声をだしてににんがしって言ってみて！」

「うっ・・・・うっ・・・」　しやくりあげながらの嗚咽を漏らしだします。

「うっ・・・わかりません・・・」

泣かれても、わかりませんと言われても・・・・

「ににんがし」って声を出すのに何がわからないのかこちらがわかりません！！！

「泣くな！！！ににんがし！って言うだけなのに、何がわかんないの！」と声を荒げると

夢から、覚めたように「ににんがし・・・」蚊の鳴くような声でそれでも言えました。

そろばんを触らずに、九九だけ練習・・・　もちろん九九表を見ながらです。

ようやく言えました。

その後はなんとか九九を拾い出すことが出来るように。ここまでくるのに数十分・・・

う～ん・・・

新しいステップに上がる毎に心配の種が増えていきます。