6級のわりざんで泣きが入る子が数名います。うちの教室では8級練習に入るとわりざんを習います。その時に九九をかけ引く時にそろばんに立てた答え(商)のほうから×わる数(法)で九九を読むように指導しています。
たとえば486÷2ならば
①4÷2で答えが2になると九九では『ににんが4』
②8÷2で答えが4になると九九では『しにが8』
③6÷2で答えが3になると九九では『さんにが6』で答えは243とできます。
この時『ににんが4にしが8にさんが6』は答えは同じでも読み直しをさせています。
ところが、ここをうまくすりぬけていった子が6級になるとこのかけ引く九九を読み間違えてしまうのです。
たとえば483÷21ならば
①4÷2でそろばんに2をたてて『ににんが4にいちが2』と21ひきます。
②次にのこった63を計算するので同じ要領で6÷2でそろばんに3をたてて『さにが6さんいちが3と』かけひいて答えの『23』をだします。
※2回つづけて九九を読んで同じように2回つづけて引くだけなのです。
ここが読み間違う子は
①4÷2でそろばんに2をててて『ににんが4いんしが4』というふうになってそろばんの答えの横に4をたててしまうことまでやってくれちゃいます。
そろばんにたてた答え(商)のほうから2回続けて(法)を読んでいれば何でもないわりざんなのですが、これが読み間違えている子はもうこの時点で答えはグチャグチャ、頭の中もグチャグチャのようです。
わりざんではそろばんに置いた答え(商)の珠から九九は2回続けて読みましょう。そうすれば九九の読み間違えもなくなりひきまちがえもなくなります。(注・これは当教室での指導法です)