2007年1月のブログ記事一覧-箆柄暦『箆柄日記（ぴらつかにっき）』

いよいよその日が

2007-01-29 12:30:59 | 箆柄日記

桜坂劇場の裏手を抜けて開南下へと至る道路の工事が進んでいるが、ついに粘っていた桜坂ロータリー駐車場も営業を終了。ここが無くなると遮るものはてんぷら坂の防空壕跡のみとなるので、工事は一気に進みそうだ。

何度も触れるが、この道が出来てもてんぶす那覇横から開南下までの区間。この区間を片側2車線の大通りで結んでどうする…。

無くなるといえば、高砂ビルも今月いっぱいで閉鎖。中にいた前島アートセンター、CLUB STEMMEN、JUNK TAKASAGOほかのテナントさん達は、引っ越しで大忙しのようだった。

前島アートセンターさんは隣のビルに移動するとか。他の人達もそれぞれ展開していった。

年度末も近いので、他にも終了するところが出てきそうだ。同時に、来期からスタートを切るいろんな話も漏れ聞こえてくる。箆柄暦は、そんな街の移り変わりをずっと見つめ続ける存在でありたい。

先週ライブを見た玉城まさゆきさんが今日東京へ戻る前にわしたショップ本店前でインストアライブを行うので見に行ったが、予定が繰り上がっていてすでに撤収しているところだった。今日はたぶんこの冬一番の寒さではないだろうか。野外のライブはきつかったと思う。お疲れ様です。

2007年1月12日の「ヒトワク」に電話出演して頂いた、井上尭之さんのライブにお邪魔する。66歳にして全国66ヵ所でのライブツアーを行うのだそうだ（詳しくはャbドキャスティングでどうぞ）。

数々のオリジナル曲、サントラ作品、他の歌手への提供曲などを披露。ザ・スパイダース時代の曲や、井上尭之バンド時代の曲も少し演奏した。もっとBlues系の演奏になるかと想像していたが、曲調はフォークっぽい感じのものが多かったように感じた。その印象は、「愚かに生きる人生の辛さ」を執拗なまでに歌う歌詞の為だったかもしれない。

MCでも、音楽仲間との楽しい思い出話だけでなく、人生のこと、病気のこと、死についても語られ、途中旧友の死に「オレだってこんな辛い人生、死にたいと思ったこともあった」と話ながら、涙ぐむ場面もあった。私は意外な展開に少々とまどいを覚えた。齢66歳にしてギター一本、スタッフとファンを引き連れて全国を回る男が、これほどまでに人生を辛いと感じて来たということが意外だったのだ。

舞台の上でもライブがはねた後も、常ににこやかで翳りのない井上さんだったが、ステージの内容は予想以上に深いものだった。もっとヒット曲連発の懐メロ大会みたいな感じかと思っていたが違った。この人は今もミュージシャンなのだなと思った。

最後の一曲は、「愚か者」だった。

帰りはゆいレールで帰った。途中の駅で頭のでっかい人が乗ってくるのが見えた。こんなアフロヘアの人は二人といまい。案の定、披露宴帰りのいのりんだった。いつにも増して大爆発状態のアフロにスーツ姿がシュール。

いのりんと別れて牧志駅で降りる。おなかが減ったので、竜宮通りでおでんを食べて帰ることにする。今日はホントに寒い。こんな日は温かいおでんがありがたい。ふかした紅芋をお土産にもらって帰宅。

『ディア・ピョンヤン』から『ヒョンスンの放課後』

2007-01-27 15:03:13 | 箆柄日記

映画『ディア・ピョンヤン』の、梁英姫監督の同名の本を読了。面白くて昨晩一気読み。

映画と一緒に読むと、さらに理解が深まる。朝鮮半島との戦後史について、知っているつもりになっていただけということがよく分かった。在日の人達の暮らしぶりや、北朝鮮に住む親戚とつながりなんて知る機会さえなかった。

桜坂劇場で『ヒョンスンの放課後』を観る。1966年のサッカーワールドカップ・イギリス大会で、北朝鮮がイタリアを破ってベスト8に進出した、当時の選手達に取材した『奇蹟のイレブン』を撮った、ダニエル・ゴードン監督の作品。

北朝鮮の巨大マスゲームに青春を懸ける少女、ヒョンスンとソンヨン達の日常を追った作品。ひたすら淡々と生活ぶりを撮してゆく。まるで普通の国の普通の旅行ドキュメンタリーのように、見る人が抱く疑問には触れずに。

まるでディスカバリーチャンネルを見ているような感じ。短い映画なのに、後半は退屈して眠くなった（私は映画館で眠くなることはあまりないのだけれど）。マスゲームの単調な映像が続いたからだろうか。でもこの単調さこそが、この国の様子を伝えているということなのかもしれない。

残念なのは『送還日記』は見逃してしまったこと。

上映ホールを出るとロビーには人が多かった。そういえば、今日はCINEMA dub MONKSのイベントがあったはず。すっかり忘れていた。劇場の外に出ると、ロトスでもライブをやっていた。こちらはグンデルサンシントリオのライブ。

桜坂はいまとってもいろんな物事が集中して起きている面白い場所。もうすぐそれは失われてしまうのだろうか。大きなライブハウスが出来るという話も噂に聞いたけど、大きな道路が出来るのはそう遠くはないだろう。

箆柄暦のウルマックス・イベントカレンダーに2月以降のデータ追加。皆さん楽しんでください。

追記：
深夜、BSで『DOGVILLE』を見てしまった。見出すと面白くて止まらないってタイプの映画。メイキングまで見てしまった。校了して充電モードなのか、吸収したい欲が全快。

プロ野球キャンプ情報2007

2007-01-26 15:05:31 | 箆柄日記

プロ野球キャンプ情報2007年の検索が増えているので、分かる範囲で掲載します。でもたぶん、沖縄でのキャンプ情報では詳しい方だと思います。ちゃんと電話で問い合わせしてるし。

※プロ野球キャンプ情報2008は［こちら］

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箆柄暦『二月の沖縄』でもスケジュールと試合日程を掲載しています。欲しい人は78タイフーンfmまで取りに来てね。

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プロ野球春期キャンプ情報2007

日程は天候等によって変更される場合があります。
紅白戦の予定は変更の可能性があります。

■練習日程　（　）=休日

　●中日ドラゴンズ
　1軍 2/1～27（7,14,21）　北谷公園野球場
　2軍 2/1～27　読谷村平和の森球場
　問：中日ドラゴンズ北谷協力会　TEL 098-926-5678

　●阪神タイガース
　2/1～18（5,9,13）　宜野座村野球場
　問：阪神タイガース宜野座村協力会　TEL 098-968-8647

　●東京ヤクルトスワローズ
　2/1～3/3（5,10,15,20）　浦添市民球場
　問：東京ヤクルトスワローズ浦添協力会　TEL 098-876-1234

　●広島東洋カープ
　2/1～12（5,9）　沖縄市営球場
　2/10野球教室 2/12紅白戦予定
　問：広島東洋カープ沖縄協力会　TEL 098-938-8022

　●横浜ベイスターズ
　1軍 2/1～26（5,10,15,20）　宜野湾野球場
　2軍 2/11～26　嘉手納野球場
　問：横浜ベイスターズ宜野湾友の会　TEL 098-897-2764

　●北海道日本ハムファイターズ
　1軍 2/1～27（5,9,14,19,23）　名護市営球場
　2軍 2/1～22（5,9,14,19）国頭野球場
　2/13 紅白戦予定
　問：北海道日本ハムファイターズ名護協力会 TEL 0980-52-4243

　●オリックス・バファローズ
　2/1～18（5,10,15）　宮古島市民球場
　2/11 紅白戦予定
　問：宮古島オリックスバファローズ協力会　TEL 0980-72-2779

　●東北楽天ゴールデンイーグルス
　1軍 2/1～21（3,7,12,17）　久米島野球場
　2軍 2/1～3/4 久米島仲里球場
　2/9,11,14,16,19 紅白戦予定
　問：東北楽天ゴールデンイーグルス協力会　TEL 098-985-4990

■試合日程

　●練習試合
　　※だいたい13時からのことが多いそうです。
　2/11（日）日本ハムvs阪神　　　　名護市営球場
　2/16（金）ヤクルトvs阪神　　　　浦添市民球場
　2/17（土）阪神vs日本ハム　　　　宜野座村営球場
　2/18（日）横浜ベイスターズチャリティー紅白戦　宜野湾市野球場

　●オープン戦（有料）
　イベント情報の詳細はこちら→［2/24］［2/25］
　2/24（土）日本ハム vs 横浜　　　名護市営球場
　2/24（土）中日 vs ヤクルト　　　北谷球場
　2/25（日）横浜 vs 中日　　　　　宜野湾市野球場
　2/25（日）ヤクルト vs 日本ハム　浦添市民球場

玉城まさゆきさんのライブへ

2007-01-25 00:39:27 | 箆柄日記

玉城まさゆきさんのライブを見にMOD'Sへ。初めてのソロアルバム『コザや泣ちょんどー』を発売したてのレコ発ライブ。オープニングアクトは伊集タツヤさんだった。

玉城さんはコザ出身で、伊集さんとは一緒にバンドを組んでいたこともあったそうだ。ミュージシャンを夢見て上京したが、いいとこまで行きながらもプレイヤーとしてのチャンスはなかなかつかめず、主にエンジニアとして活動してきたが、とある切っ鰍ｯからプレイヤーとしての情熱が復活し、20年目にしてソロアルバムを作ったそうだ。

タイプとしては、ハイトーンのボーカルのフォークロッカーという感じだろうか。ステージでの演奏には場数を踏んだ人の安定感があった。バンドとの連携もよくとれていて、曲間の繋ぎまでライブ全体の流れもちゃんと組まれていた。いろんな音楽体験を積んできたんだなという感じがした。

2月は都内でのライブやインストアイベントもあるので、ぜひ見に行ってください。

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箆柄暦『箆柄日記（ぴらつかにっき）』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ旅だよ人生は…。

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井上尭之さんの旅

『ディア・ピョンヤン』から『ヒョンスンの放課後』

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玉城まさゆきさんのライブへ

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