箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

ザ・フェーレー、国際通りに参上!

2010-06-26 20:00:00 | 箆柄日記
97年の結成時には「知名定男プロデュースによる、琉球民謡界でも実力派中堅どころの4人グループ」と紹介されていたようだが、いまや貫禄の大ベテラン4人組といっていいだろう。松田弘一、波田間武雄、徳原清文、松田末吉による民謡グループ、ザ・フェーレーを観にライブハウス島唄に行く。


前半戦は山賊姿で登場

とにかくカッコイイ。やることなすこと、いちいち粋なのだ。琉球民謡界の大ベテランのグループといっても、自らを「フェーレー=盗賊」と名乗るように、粋な笑いに包んで、沖縄民謡の名曲から、オリジナルまで、おなかいっぱいなライブを展開した。

幾多の舞台をこなしてきた、百戦錬磨の四人は、途中笑いを挟んで脱線しても、どんな角度からもパキッとした演奏に入っていく。抜群にピッチが良く、三線の音のキレが素晴らしい。4本の三線がそれぞれに遊び、唄と戯れる。


後半はブルースブラザースを思わせるスーツにハット姿、但し白ずくめ。

会場を満杯にした客層は、おそらくほとんどがウチナーンチュ。MCはコテコテのウチナーグチで、半分くらいしか分からないのが本当に悔しかった。全部分かったら、更に何倍も楽しめたはず。

アンコールにカチャーシーで、ぶんぶんと加速させて、すっかりフルスロットルに持っていったまますぱっと切り上げてお開き。よけいな挨拶もなく、さっさと舞台裏に消えていく山賊達であった。

追記:
この日は、今年最初の栄町市場屋台祭りだった。もうお祭りは終わっていると知りながらこの後栄町市場に流れた。生活の柄をちょっと覗いてみたけれど、途中参加ではついて行けないくらい、余韻が熱かったので今日の処は退散。来月楽しみ。

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