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東京新大学1部・創価大学vs流通経済大学 2回戦。

2008-05-18 20:12:30 | 野球観戦記
このエントリーの写真をアップした後
「岩槻球場への行き方を教えて」というコメントをいただいたので、
まずはそのご説明を…遅くなってスイマセン
ワタシの行き方ですと、JR大宮駅から東武野田線に乗り換えて
東岩槻駅で下車します。
東岩槻駅の改札を通ったら右手側の出口(南口だったかな?)を出て
駅前の道を左に曲がります。
少し歩くと大きな道に出るので、右に曲がってそのまましばらく直進。
T字路にぶつかるので、そこで道を渡り少し左へ。
チェーン店のパスタ屋さん「五右衛門」の隣の細い道を入り、
そこからはひたすら道なりに進みます。
方角的には南へ。
太陽に向かってノシノシと歩きます。
住宅街や田んぼに挟まれた細い道を通ったりするので
「ホントにこれで合ってるのかな?」と不安になりますが、
自分を信じてひたすら南へ歩いてください。
「道に迷ったかもしれない」という不安が頂点に達した頃
大きな通りの向こうに岩槻球場の照明塔が見えてきます。
はっきり時間を計っていないのですが、たぶん20~25分くらいは歩くかも
電光掲示板も完備され、女子トイレも複数設置されているキレイな球場ですが
行くのは結構不便かもしれません
もっと楽な行き方はあるのかな?
駅からタクシーを使うといいのかなあ?
でも東岩槻駅前でタクシーを見た覚えがないんですけど…時間にもよるんですかね。


東京新大学の最終週です。
勝ち点5で同率首位に並んでいる創価大学と流通経済大学の一騎打ちです。
前日に行われた1回戦では、創価大が1回に5点をあげリードしたものの
流経大がジワジワと追い上げ、延長戦にまで持ち込みました。
試合は創価大の勝利だったのですが、流経大の勢いが楽しみ
ちなみに創価大は、今季公式戦で一度も負けていません。
さすが王者

先発は、創価大・天野くん。

天野くんはキレイなアンダースローでした。
ワタシの写真だとボーリングをしてるみたいな投げ方に見えちゃうんですけど
実際は流れるような滑らかなフォームでした
一方の流経大は、奥川くん。

こちらもキレイなサイドハンド。
変則フォームを愛するワタシにとっては涎の垂れそうな投げ合いです。
ああ、来て良かった…
ちなみにこの試合、流経大はブラスバンドが入っていたのですが
最初に演奏したのが「アルプス一万尺」、
次の曲が「狙い撃ち」でした。
今季イマイチ調子の上がらない法政大学に
そして孤独にマウンドを守り続ける明治の岩田くんに
勝手に思いを馳せながらの観戦です。
そういや、全然神宮に行ってないなあ。
お隣のゴルフ場には足繁く通ってるんだけど

4回表、流経大の攻撃。
ここまでの流経大は、創価先発P・天野くんのキレの良いスライダーに手こずりながらも
何だかんだで既に3安打を放っています。
天野くんは、低目に球を集めているものの
左右の制球がイマイチなカンジを受けました
この回の先頭打者、3番・増田くんが初球をライトフェンス際まで運びます。

ライトがクッションボールの処理に手間取る間に
打者の増田くんは一気に3塁へ。無死3塁。
続く4番・吉田くんは四球。
勝負を避けたようには見えませんでしたが、
ボールの判定を覚悟で際どいコースを狙っていたように見えました。無死1,3塁。
先制のチャンスに打席に向かうのは、代打・松島くん。
この松島くん、打席での雰囲気がなかなか良いのです。
「この人なら何とかしてくれる!!」って、ワクワクするカンジ。
そんな松島くんは、カウント2-1からの4球目を
キッチリとレフトへ打ち上げます。

これが犠牲フライとなり、3塁走者がホームイン。
流経大が1点先制し、スコアは1-0。

6回裏、1点を追う創価大の攻撃。
ここまでの創価大打線は、流経大の先発P・奥川くんに完全に抑えられています。
しかも、流経大の野手も非常に鍛えられていて、
ヒットになりそうな当たりをことごとくアウトにしていました。
この回の先頭打者の9番・狭間くんの左中間へのライナーも
全力疾走したレフト・福岡くんが飛びついてアウト。1死。
続く打者は、1番・脇山くん。

この脇山くんも、打席での雰囲気が非常に良い打者でした。
バッティングもとても柔らかくて、
流経大P・奥川くんの変化球をも
上手く捕らえられそうな雰囲気を持っていました
案の定、脇山くんは1-0からの2球目をセンターオーバーの3塁打。
同点のチャンスに、2番・遠藤くんは打席で粘りまくります。
球を散らして狙いを絞らせない流経大バッテリー。
ファウル、ボール、ボール、ファウル、ファウルの後の6球目。
力みが出たのか、奥川くんの手から放たれたボールは
打席の遠藤くんの足元で大きくバウンド
キャッチャー・吉田くんはボールを抑えることが出来ず、3塁走者がホームイン。
バッテリーミスで、創価大が1-1の同点に追いつきます。

7回表、同点に追いつかれた流経大の攻撃。
7番・小倉くんがライト前ヒットで出塁。無死1塁。
8番・新島くんは初球を送りバント…
しかし大きなバウンドでピッチャーの前まで達してしまいます。
マウンドの天野くんが2塁へ送球し、1塁走者がアウト。1死1塁。
代打・井口くんがライト前ヒットを放ち、1死1,2塁。
1番・福岡くんはショートフライに倒れ、2死1,2塁。
2番・田中くんも初球の変化球(たぶん)を引っ掛けてしまいます。

2塁ベースのあたりへ転がった速い打球を
ショート・住川くんが体勢を崩しながらも捕球。
その崩れた体勢のまま2塁のベースカバーに入ったセカンド・坂野くんにグラブトス。
しかしタイミングが合わなかったのか、
ボールは坂野くんのグラブの先に飛んでしまいます
その隙に2塁走者が一気に3塁を回ってホームイン。
打球の飛んだコースにも助けられ、流経大が再び1点リード。

9回表。
7番・小倉くんが四球で出塁。無死1塁。
8番・新島くんは送りバント。

しかしこれが三本間の小フライになってしまいます。
創価キャッチャー・狭間くんが素早い動きで打球に飛びついて、アウト!!

こないだ見た試合でも思ったんですけど…いいよなあ、狭間くん
肩も強いしフィールディングも良いし…
ホントに素晴らしいキャッチャーだと思います
狭間くんのファインプレーで、1死1塁。
途中出場の9番・米崎くんの打席の初球で、1塁走者が2盗。
しかしキャッチャー・狭間くんから送られたボールを
ベースカバーのショート・住川くんが後ろに逸らしてしまいます。
その隙に走者は一気に3塁へ。1死3塁。
打席の米崎くんは四球を選び、1死1,3塁。
創価大のブルペンは7回あたりから数名のピッチャーが投球練習を開始しています。
客席から見ていても、マウンドの天野くんは
持ち味である変化球のキレも落ちてきていて、
明らかな制球ミスが目に付くようになっていました。
しかし続投。
なんか、こういうのって応援したくなっちゃうなあ。
判官贔屓丸出しでスイマセン。
追加点のチャンスに、1番・福岡くんは
0-1からの2球目を左中間へ弾き返します。

2,3塁走者が揃ってホームイン。
打者走者の福岡くんも3塁へ。
流経大が2点を追加し、スコアは4-1。1死3塁。
マウンドの天野くんは、緊張の糸が切れてしまったのか
続く2番・田中くんにもセンター前ヒットを浴びてしまいます。
3塁走者がホームインし、この回3点目。
ここでようやく創価大はピッチャー交代。
リリーフは石川くん。

しかし完全に流経大に傾いた試合の流れを引き戻すことはできません。
3番・増田くんがセンター前ヒット。

3塁走者がホームインし、1塁走者も一気にホームへ。
冒頭にアップした写真がこの時のクロスプレーです。
これもセーフになり、この回5点目。1死2塁。
続く4番・吉田くんは三球三振で、2死2塁。
しかし5番・松島くんが初球をライト線へ弾き返します。

2塁走者がホームイン。
流経大が一気に5点を上げ、スコアは7-1。

9回裏はあっさり3者凡退に終わり、
試合はこのまま流経大の勝利で幕を閉じました。


やっぱ勢いのあるチームって違うなあ。
流経大の勢いがハンパなかったです。
その勢いは攻撃だけではなく、守備の面でもサクレツしていました。
創価大の打者の放ったヒット性の当たりが
ことごとく野手の正面だったり、
あるいは鍛えあげられた野手の好プレーに阻まれたり…
しかし創価大も、先発の天野くんの好投は勿論ですが
野手のプレーは見ていて応援したくなるくらい
客席にまで必死さが伝わってきました。

この対戦は1勝1敗になったので、月曜日に3回戦が行われました。
その結果、王者の意地を見せた創価大が優勝を決め
選手権への出場権を獲得しました。

選手権で創価大の試合をご覧になる方。
投手では大塚くんと天野くん、
打者では脇山くんと狭間くんがワタシの勝手なオススメです。
ホントに素晴らしい選手でした


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