ピンズ屋のひとりごと

オーダーメイド専門のピンズメーカー「ピンズファクトリー」のスタッフが、交代で日常を語っていきます。

この時代の若者にジョーはいるか

2011-02-09 16:04:45 | Weblog
とうとう来ましたね。
実写版“あしたのジョー”公開が。
この映画の宣伝コピーが
“この時代の若者にジョーはいるか”でした。

確かに。
本当にいるかわからない草食男子などという単語がもてはやされているが。
でも成人式に暴れん坊が出没する時代だが。
はたまた、昔はジョーらしき若者はいたのか。

この映画がどう描かれるか分かりませんが、
“あしたのジョー”好きの僕にとって、
ジョーとは独りで戦う哲学と野生を持っている男です。
その独りでも本気で戦う姿に魅了されるわけです。
ゴロマキ権藤が言ってました。
「私は試合の勝ち負けを観に来たんじゃありません。
矢吹さんのファイトを観に来たんです」。

おそらく力石徹もその姿に魅了された独りだったのでしょう。
そんなジョーに対して命を削って全力で応えた。
そしてほんの束の間に友情が芽生える。
その友情みたいなものは孤児院で育ったジョーには
精神的に強力な支柱となったはずです。

“本気で戦うジョーのような人が現代にいるか?”っていうのは、
“本気で応えられる力石のような人が現代にいるか”と
セットでなければならないと思うのです。
なぜならその後のジョーを観れば分かるはずです。
力石戦後、カーロスと出会うまでのジョーが
どういう状態だったかを考えれば、御存じの方ならお分かりですね。

さて、この映画では力石がどう描かれたのか。
ジョーにとって偶然の人か。必然の人か。
“あしたのジョー”実写版のあしたはどっちだ。



小林朋広

PINS FACTORY(ピンズファクトリー)は
オリジナル・デザインのPINS(ピンズ・ピンバッジ・ピンバッチ)を
受注製作する専門メーカーです。
http://www.pins.co.jp
コメント
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