食・欲

いやいやぁ～～～、人間が生きて行こうと思う時の食欲って凄いものですねぇ
昨日から食欲の出てきた母、
私の手厚い介護のおかげで一命を取り留めて
昨日からは自分の食べたい物を言うようになりました。
昨日はトマトを食べたいと言うので、
Ｋよんのベランダ栽培のプチトマトを食べさせました。

今日の朝飯の時に梅干を食べたいと言うので市販の梅干を出すと
母は「甘くて厭だ」と言うのです
なので、母の冷蔵庫にあった何時の物ともわからない
姉の手作りの梅干を見つけて出すと
「おいしいねぇ～」と大喜び

お昼には温泉卵とみそ汁を持って行き食べさせていると
今度は、セブンイレブンのおでんを食べたいという
「夕飯に買って来てあげるね」と言う私に
「お客さんの分も買って来て」と母が言う
「どこに客さんが居るの？」と答える私に
「いやだぁ、帰っちゃった？」と言う
「お客さんなんて元から居ないよ」と言う私に
「※×の△○子が梅干を持って来てくれた」と言う
※×とは母の旧姓、△○とは母方の従妹。
朝から梅干の夢でも見ていたのだろう
たぶんゆめの中では、母の実家の姪が、梅干を持って来てくれたのだ
実家で取れた梅で漬けた梅干を・・・
きっと母の一番懐かしい場所は生まれ育った場所なんだろうな

そして、夕食を食べさせていると
「お刺身を食べさせてくれ」と言う
「お刺身食べたいの？今日は無いから明日買ってくるね」と私
「あらぁ～～、」と不思議そうな顔をして私を見る母
自分の鼻を人差指で指して、自分が買ってきたからあると訴える。
「どこで？」
「中野で」
「ふうぅぅ～ん、お刺身買いに行ける元気がある人が
なんで、ご飯を食べさせてもらっているのかな？」と反撃
ちょっとやり過ぎたかな。
母は夢と現実とが一緒になっているのだろう
夢の中の母は元気に動き回っているのだろう。



　
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