もうすぐ夏。
今年も猛暑になるのでしょうか?
3年前にリビングのエアコンを買い替えたのですが、20畳ぐらいのリビングとキッチンがあるので、冷房能力が5.6kWのものにしました。
5.6kWは一般的に18畳用という大きさになります。
20畳用か23畳用でないと、リビングとキッチンは冷えないのでは?って思いますよね。
おそらく、家電量販店の店員さんも「23畳用でないと冷えません」って言うと思います。
しかし、あえて18畳用にしました。
そもそも18畳用とか23畳用って、いつ誰が決めたか知っていますか?
実は1964年にJIS規格で制定されました。
1964年って昭和39年、エアコンが三種の神器と言われていた頃に制定された基準です。
当時は木造家屋でアルミサッシではなく、木枠の窓で断熱もなく、平屋建てが多い頃の基準で、気密性も悪く壁や天井からも熱が伝わってきていた時代です。
今では、基本的に断熱材が使われているので、外部からの熱が伝わってこなくなっています。
なのに今でも60年前の基準で表示して販売しているのです。
決して、家電屋さんが悪いって言っているわけではありません。
我が家の18畳用のエアコンでも、弱にしないと寒いぐらいに冷えます。
もちろん、エアコンをオンにしてすぐは、室内が暑いので、大きなエアコンのほうが早く冷えます。
最初だけ冷えるのが早いか遅いかの違いで、6畳用のエアコンだって、20畳のリビングぐらいなら十分冷えますからね。
どちらかというと、1階リビングの天井は2階の床なので天井の熱はありません。
2階和室は天井からの熱気があるので、2階の方が圧倒的に暑いと思います。
そんな事情を考慮せずに、20畳のリビングなら23畳用以上とか勧めるのおかしくないですか?
なので、我が家は自己判断で少し小さめのエアコンにしています。
これがエコなのはどうかは分かりませんが、パワー不足はまったく感じません。