先日、アニメ制作会社「東京ムービー」(現:トムス)50周年記念番組を見る機会がありました。
様々なジャンルが作られ、そのほとんどを見てたので、改めて驚き
(「ルパン三世」はもちろん、「ガンバの冒険」やら「宝島」「家なき子」「ど根性ガエル」「エースをねらえ!」そして「ゴッドマーズ」等々に至るまで、大変お世話になりました)
その中で、久しぶりにアニメ版「ベルサイユのばら」を見てしまった。
(あまり今まで観なかったのは、主題歌&エンディングが大嫌い好きではないので・・・)
演出は、かの出崎統さん。3D映画を見ているような奥行のある映像と、印象的な演出で知られた名アニメーター。
池田理代子原作も大ヒット、その後宝塚で上演され大ブームを巻き起こした超有名少女漫画を、どんな気持ちで手掛けたのか。
今改めて聴いてみたい気がします。
録画しているので、久しぶりに全部見てみようかな~と思ったけど…・
重い
正直、原作のコメディタッチさはなく、宝塚の華麗さも飛び越えて、劇画調演出もキャラの顔も濃い。
みんな完全プラトニックな関係なのに、まるで
ドロドロした昼ドラ
のような印象で、もう笑っちゃうほど。
はっきり言って、もう別物。オリジナル作品と言っても過言ではないデス。
ま、大まかなストーリーは良く知ってるので端折りますが、この作品でたまらないなぁ~と思ったのは、30話以降の
アンドレとアランの男の友情
が深く描かれているところ。
このアニメ版のアラン、めちゃめちゃカッコよいのです
もちろん、原作も宝塚も素敵なんだけど、アニメ版はさらに掘り下げていて、男気の強さ・リーダーシップはもちろん、オスカルを思いつめて孤独感に満ち溢れた『アンドレの良き兄貴分』のような存在で、ことあるごとに彼に助け舟を出す。
その、親友アンドレが亡くなった後、オスカル以外で誰よりも寂しさを募らせていたアラン。
オスカル亡き後、仲間を引っ張って革命軍を手助けするも、革命後の泥沼の政権争いに嫌気がさし、隠遁生活を送る潔さ。
その吹替えが、今は「ちびまる子ちゃん」で淡々とした声のナレーションでお馴染み、キートン山田さん。
でも元々の声は素敵なんですよ
後は、政治的背景、政権争いが細かく描かれているところかな。(さすが全40話あるだけのことはあるかしら)
宝塚版も最初は原作にかなり忠実だったから、そういう部分もあったけど、最近は、メインキャラの恋愛話が中心になってるので面白くないのかもしれない。
原作を映像化するときは、忠実になぞるか、完全「オリジナル」にしちゃうか、どちらがいいかは迷うところですが、このベルばらに関しては、『1粒で3度おいしい』と思うほど、原作とも舞台ともあきらかに違うものなので、これはこれで良いのでは?と改めて思いました。
こんにちは。
トムス=東京ムービーは、TBSがオリジナルアニメ番組を作るために立ち上げた(立ち上げてもらった?!)会社だ・・・というようなことを言ってました(はっきり覚えてませんけど(^^ゞ)
そうですね・・・多くの方が鬼籍に入られたのは残念でなりません。特に、内海さんのブイエ将軍は、ビッタシです(^_-)-
ぜひ、カタリーナさんにも見ていただきたいです!そして、ぜひぜひ感想をお聞きしたいです!
(アンドレとアランのところからでも^m^)
どうりで懐かしのアニメに出てくる作品ばかりですね。
今ほどアニメ版ベルばらのキャスト表を見てみたんですが、
なるほどな~という配役ばかりですね。
来宮良子さん、石田太郎さん、内海賢二さん、
皆さん鬼籍に入られてしまいましたが、きっとピタリとはまっているのでしょうね。
松島みのりさんや森功至さんなんかも、
ちょい役ながらもいいところを突いているなと思いました。
今度Blu-rayが出るみたいですし、レンタルされるなら一度見てみたいです。
そのアニメより掘り下げられたアンドレとアランの友情も気になります。
こんにちは。
私も見てたはず・・・なんですけど、ベルばらにも宝塚にも興味のない頃だったので、記憶になかったです(;^_^A
やっぱりいろいろあってのアニメ化だったんですね。
百恵ちゃんのオスカル・・・どうだったんだろう。実現してたらアンドレはやっぱり友和さんだったんでしょうか??
全般的に渋いです。少女漫画の枠は完全に超えてます。
なのに、あのOPとEDはないよ~あれではアニメファンどころか、ベルばらファンも宝塚ファンも引きますよ^m^
40話のうち、やはり圧倒的に関心を持ったのはアラン登場
の30話以降かな。歴史自体も急速に変動し始め、ドラマの展開も面白くなってきたうえに、オスカルの知らないうちに男同士の友情も育まれて、完全に私好みの作品になりました(^_-)-☆
これは、当初モメにモメまして・・・
総合演出の長浜さんが降板。
ちなみに、オスカル役を山口百恵さんに依頼していたそうです(引退のため断られた)
冒頭の部分で、昨今の大河ドラマの「いくさは嫌にゴザイマス~」的な表現に、皆「?」
これで、私も離れましたが、その後は鋭意製作されたようですね。
その後も、アニ〇ージュで、各話コメントがありましたが、
「今宵一晩、アンドレの妻に・・・」は、
製作側が、原作では、貴族の御嬢さんが、
下男を部屋に連れ込んでいるみたいだから(た、確かに・・・)
ああいう展開にしたそうです。
原作より、渋いテイストになったようですね。
OP&EDは、除いて(爆)
特に、EDは、当時でも、皆ひっくり帰り、目が点でした(^^;)