はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

配信観劇 宝塚雪組「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」「Frozen Holiday」

2024-02-15 08:45:12 | 記録:宝塚

今年2度目の観劇も、配信。
もう、このやり方が慣れちゃって、まずいなぁ
でも、チケット代も安いし、何しろ交通費がかからない

いやいや、またコツコツ貯めて、観劇ツアーに出なければ。

 

今日は、宝塚雪組。

お芝居は「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」

それにしても、お芝居のタイトル、長すぎ。
細部までこだわりそうな、生田先生らしい。


シャーロックホームズの生みの親、アーサー・コナン・ドイルと、彼を巡る家族、編集者、協力者、そして・・・ドイルの想像から生み出された作品の主人公、シャーロックホームズ。
作品が生み出されるまで、人気作となってからのドタバタコメディ、と言ったところ。

ブギやラップなど、常に音楽に乗って、スピーディに展開していくので、おばさんにはちょっと忙しかったかな
1回見たくらいでは、ちょっと分かりづらかった
説明セリフも多かったし。。。
寒かったし、体調悪かったのかな?なんか集中できなかった

でもコンパクトにまとめてくるのは、さすが生田先生。

「自分らしく生きる」とは。

これがテーマ。
波瀾万丈の人生が、世界的に有名な作品、キャラクターを生み出す事になるけれど、作品が大人気となり、独り歩きし始めると、作家が追い詰められていく。
これは、今も昔も変わらない。芸術って難しい。

自分の人生は、自分で切り開く。
追い詰められた時、どうなるのか・・と心配になったけど、それを逆手にとって前向きに進んだ時、新たな道が開ける。
ハッピーエンドを迎えて、見る方も嬉しくなります。

 

雪組はあまり見ることがなく、名前と顔が一致しないので、相関図を見ながら拝見してました。
場面場面でグループ芝居となり、ちょっと複雑だったので、入り込めない感も無きにしも非ず。そして、面白い、キラキラした人がたくさんいるなぁと思う反面、主人公のドイルが出ずっぱり。仕方ないとはいえ、いい人材がたくさんいるのに、そこはちょっと残念かと。

もちろん、ドイル役の彩風さん大奮闘。コミカルに、シリアスに、生き生きと演じられてました。
トップになって3年。退団も発表し、充実期を迎えてるんだなぁと思う反面、やっぱり歌がちょっとでも、「ファントム」の時よりずっと伸びやかな歌声になってました。
彼女を見てると、なんというか「健康的」というイメージがわいてきます。経験を重ねても、いい意味で若さ溢れる魅力の持ち主。

 

ドイルの妻役は夢白あやちゃん。弱気な夫を支えるため、常にポジティブで明るい。ドイルがだいぶ彼女に救われた部分は大きいですね。
それにしても、いや~宝塚に入るために生まれてきたような、目鼻立ち・存在そのものが華やか。そして際立って色が白い(そこは違うか)。なにより、可憐なようで押し出しが強い!好きです、こういう「自立した娘役」。ちょっとヤンチャな雰囲気も感じられて、今時珍しい?ファンになっちゃった
トップが変わっても、きっと変わらず、自分らしさを前面に出していくんでしょうね。

 

ドイルの想像の中にある、ホームズ役に朝美絢氏。想像上の人物ではあるけれど、「もう一人のドイル」という視点だったのかな。
何でしょう。本当に色気があって、カッコいい。美しい。そして、月組時代より骨太になってきた感じ。
出番は少ないけれど、華と存在感が強い。頼もしいです、本当に。

 

ドイルを見出した編集者に和希そら君。
ストイックながら快活な存在。溌溂と演じていました。ちょっとだけ、彼女の「ホームズ」も見てみたかったかな?
見ながらどうしても・・・なんで退団するんだろう、惜しいよなぁという思いが止まらなかった。
なので、彼女の場面は集中できなかった

 

怪しげな霊能力者には、縣千くん。
彼?の存在がよくわからなかったんですが何でも似合う、その役にバッチリはまる素晴らしい存在
若手の頃からベテラン感がある、不思議な魅力でしたが、どんどん独特な存在感になってきました。そろそろ中堅、若手も出てきてる中で、これからが踏ん張りどころ?

 

組長をはじめ、ベテラン、中堅が他の組に比べ多く存在していて、さすが「芝居の雪組」という感じ。
ただ、個々の見せ場がなかったのが、やっぱり残念。。

 

ショーは、雪組創立100年を記念した「Frozen Holiday」

大劇場で、昨年クリスマス時期に上演されたので、クリスマス&お正月の楽曲オンパレードが、若干変な気分でしたが盛りだくさんで、こちらもハッピーな、素敵なショーでした。でも、やはり上演時期を考えて、楽曲を選んだ方が良いような気も。。。

途中、円形の状態で寝そべって足だけでポージングしている集団を鏡越しに見る(う~ん、うまく書けない)シーン。
斬新でしたね。ものすごく計算されたダンス?振付、誰でしょう・・・

こちらも、彩風さん大活躍。明るいキラキラオーラ全開、といった感じ。
ショーでも個性的でパワフルな夢白さん。なんだかホントにファンになっちゃった。
だいぶ学年差があるし、キャラが全く違うけど、そこが魅力的な、いいコンビです。
次作が王道「ベルサイユのばら」。フェルゼンとアントワネットかな?夢白さんには高いハードルだと思うけど、新しい魅力を発揮してほしいですね。


雪組は、ベテランも多いけど、他の組と比べても押し出しの強い、ガツガツ系な若手もいますね。
技術は未熟でも、臆することがない感じ。
縣千くんを筆頭に(もう彼女も若手ではないかな)、やはり華世京さんが目立ってましたね。
個人的には、聖海由侑さんが目を引きました。
若手はやっぱこうじゃなきゃ。探す楽しみ、見ていて楽しい。
まだまだ役はないけど、107期の瞳月りく君、風立にき君の活躍を期待しています。

一覧を見れば、娘役の宝庫のような気がするけど、音彩唯さんがぶっちぎり目立ちます。
彼女も強そう
可憐さでいうと、野々花ひまりちゃんですね。
沙羅アンナさん、お芝居もショーもいい味出してたんだけど、今回で退団は残念。
ホント、「いい人いるじゃん!」と思った途端にみんな退団していくんだよね・・・

そして、やっぱり朝美絢氏。艶のある伸びやかな声、色気のある雰囲気。良いですねぇ。
真っすぐな感じの彩風さんとは全く異なる魅力を持っている。次期トップ…だと思いますが(こればっかりはわからない)大人っぽい、ちょっと中性的な部分のある、独特な雰囲気を醸し出してくれることを期待しています。

 

そして、和希そらくん。フィナーレナンバーで、トップと二人でダンスなんて、別格扱いです。二人息があって、しなやかで伸びやかなダンス。素敵すぎます。
書いても詮無いことだけど、退団はあまりに残念すぎる。歌、ダンス、そして色気が出てきた芝居。彼女がまだ3番手にいることがおかしいよ。宙組でトップになることを期待してたんだけどなぁ。

宙組から期待されて組替えした人は数知れず。でも結局、そのほとんどが2年程度で退団して行く。みんな、宙組に骨を埋めるくらい組を愛してたんじゃないのかな…と思えてならない。やはり、こういう問題を解決していかないと。

この先、どのような道に進むかわかりませんが、ミュージカル界に進めばきっと引く手あまたでしょう。
今後の活躍をお祈りしています。

 

いろんなことを思いながらの配信視聴だったので、あまり集中できなかったけど、やはり好きなんですよね、華やかな舞台。
早く、劇場で生の魅力を味わいたい!


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