はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

懐かしの「新人公演」 。

2020-11-08 11:37:53 | 記録:宝塚

宝塚の特徴の一つ。
1日だけ、若手だけで本公演を上演する「新人公演」。
普段は大きな役がもらえない若手たちの、自分をアピールできるチャンスの場。
残念ながら生では一度も見たことがないですが、画面からも初々しさや熱気が伝わってきて、楽しみの一つです

今年は、コロナ禍で、残念ながらその新人公演は上演されていません。
チャンスの場が奪われた若手たちは、今どんな気持ちで過ごしているのか。
仕方ないとはいえ、やり切れません
今は、歌やダンスの基礎・基本を学ぶいい機会だと前向きにとらえて、再開された時にその実力をいかんなく発揮してくれると信じています。(何目線なんでしょう

 

ところで現在、タカラヅカスカイステージで、90年代後半からの「新人公演」を放送していて、感慨にふけりながら見ています。(全編ではないですが)

 

80~90年代は、テレビ・生含め、本当によく公演を見ていたので、当時在籍した生徒さんを今でも覚えています。名前が出れば「あ~こんな人いた!」とか「この人上手かったのにな」とか。

 

今朝、「伝説の新人公演」と言わしめた(と記憶してます)、99年月組の

「ノバ・ボサ・ノバ」

を見直しました。当時は、歌うまさんが多く、そして、本公演以上にエネルギッシュで若さ爆発
主演の霧矢大夢さんの関西弁のアドリブと、身体の奥底から湧き出るような迫力の歌声が、本当に話題になりました。そして、2度目のこの新公主演で、一躍注目の生徒になったと記憶しています。

それにしても、あの当時、出演していたメンバーは、だれ一人残っていないというのが残念ですねぇ・・・

 

1度限りの公演。
そのチャンスにかける意気込みは、1か月の本公演に比べても、下手でも未熟だとしても、勢いがあるというか、熱さとそして結束力を感じます。
それに、若干「本役より上手くない」と思う人もいたり、いなかったり
なので、新公の方が面白い時もあったり。

あんなにカッコよく決めた熱演だったのに、最後の挨拶が「素の女の子」に戻ったり、支離滅裂だったりする人もたくさん。昔はあんな感じで、グズグズだけどホッとした気持ちが伝わって懐かしく。
今の人たちは「立て板に水」みたいな、まるでセリフを語ってるような感じで、しっかりしすぎてる人も多くて、「場慣れ」感がありますね。若い頃からそれくらいでないと、競争率の高い「宝塚の敷居」はくぐれなくなってるということなのかな?

 

一度のチャンスをものにして、トップになった人はもちろん知っていますが、今回こうして改めて振り返ると、何度も新公で主演し、早くから「スター街道」に乗った男役・娘役でも、新公卒業の頃に早々に退団する人も多いですね。脇でも、この人が今でも組や専科に残ってくれたらなぁ・・・という、若手でも名優・歌の名手もたくさんいました。

久遠麻耶さんとか、音羽椋さんとか、朝比奈慶さんとか、椿火呂花さんとか・・・どうしてるのかな・・・

あまり「裏事情」まで知るつもりもないですが、「宝塚の舞台」よりも目指したいもの、進みたい道が見つかったのか、「限界」を感じたのか・・・あのままメインになっていたら、どうなってたかな~と思う人もたくさんいました。歴史に「もしも・・・」はないですが、「時流」を感じずにはいられません。20数年前の公演を見ながら、いろんなことを考えさせられます。

 

そんなことを思いつつ、懐かしく、楽しく拝見していますが、一日も早く、今の世代の人たちが公演できるよう、心から願っています。

・・・いつ、劇場に行けるようになるのかなぁ・・・


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