山田五十鈴さんの訃報を聞きました。
そういえば、最近見ないなぁ…と思っていましたが、療養生活をされてたんですね。
山田さんといえば「必殺」が代表作として必ず挙げられるけれど、はぎお的には出演されていた時代は見ていないので、実感はないんです
個人的に一番印象に残っているのは、「鬼平犯科帳」の「むかしの女」ですね。
鬼平こと、長谷川平蔵が若き不良?時代に世話になった(同棲していた)女性で、今はすっかり落ちぶれて夜の仕事でやっと食べている日々。
火盗改めの長官となった現在の鬼平と再会したことで、懐かしさと葛藤が入り乱れ…というお話。
たった1話のことですが、その時のゲスト出演の印象がとても強烈に残っています
うりざね顔で、江戸時代の「浮世絵」を思わせる昔ながらの美人。
三味線、おしろい、それと、手ぬぐいを頭からかぶった姿…
長唄が似合うハスキーで鼻にかかった艶っぽい声。(「素人さん」ではない役柄が多かったような。)
品もあるけれど、それ以上に「色気」というか「艶」というか、現代の女性にはないオーラが漂ってました。
見るたびに、女性からしても「色っぽいなぁ」とつくづく感じてたもので。
はぎおの憧れる女性像の方でした。
一度、舞台を拝見したかったなぁ…
「時代劇」が似合う、というよりも、着物以外のイメージがわかない「和服美人」の名女優…
貴重な方が亡くなった…そんな気がします。
時代劇と言えば、遠藤太津朗さんも亡くなったそうですね。
ザ・悪役の印象が強かったですが、「銭形平次」の三ノ輪の万七も面白かったなぁ
小心者なんだけど偉そうで、意地悪で、危機に陥ると平次に助けを請う…そういう憎めないキャラクターでしたよね。
時代劇がなくなりつつある今、こういういい役者さんたちが亡くなられるのは、本当に残念です
「鬼平」に出演されたお姿がいつまでも心に残っています。
吉右衛門がインタビューで「本当に惚れているのかと思った」と語る程、
ステキな演技で♪いつまでも色っぽい方でした。
ご冥福をお祈りいたします。
こんにちは。
やはり「鬼平」印象的でしたよね。
たった1回の話なのに、未だに覚えているくらいですから…
>「本当に惚れているのかと思った」と語る程、ステキな演技
確かに、久しぶりに会えた懐かしさだけではなく、当時の愛情が蘇ってきたような嬉々とした表情が素敵でした。
本当に残念です…