はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

マエストロ 。

2024-02-10 14:48:18 | 気になる:音楽

小澤征爾さんの訃報を聞く。

私などが説明するまでもなく、世界的指揮者。
素人が見ても、なんと言いますか、髪を振り乱して表現する姿は、思わず見入ってしまいます。

海外でも評価され、アメリカ、そして、本場ウイーンで、一流のオーケストラの指揮をとってきた、まさに「マエストロ」。

毎年、年明けにちょっとだけ見る「ウイーン・フィル ニューイヤーコンサート」。
その舞台で、小澤さんが指揮をとっていた回は、やはり感動しました。
日本人が、音楽の都ウイーンでの恒例行事であるコンサートで、世界№1と言っても過言ではない「ウイーン・フィル」を束ねて、オーストリアの国立劇場で演奏しているわけで・・・例年以上に、見入ってしまいました。
ラストの定番曲、「ラデツキー行進曲」は、一緒になって手拍子してたっけ。

テレビでの穏やかな表情・人柄と、踊るような、情熱的な表現。
そういえば、バーンスタインと、カラヤンから指導を受けてたんですよね。いまやほぼ「歴史上の人物」ですよ。なんとなく、お二人の風貌、指揮ぶりが垣間見える感じもしますが、唯一無二の存在でした。

新聞で経歴を拝見すると、大卒後、単身パリへ行くために貨物船に潜り込み、港からスクーターでパリを目指した、というチャレンジングな青年時代。無名の学生から、コンテストで評価を得て、世界から注目される存在に。
まだまだ、東洋人が西洋音楽で認められない時代。それを、努力と実力で切り開いてきた、まさにパイオニア。音楽に対する情熱は、誰にも真似できないものかもしれない。
そこで学んだものを後進の育成に注いだ、音楽と共に生きた生涯・・・だからこそ、多くの人の目に、耳に残る音楽家だったのかもしれませんね。
な~んて、偉そうに。スミマセン。


指揮者。マエストロ。コンダクター。

同じ楽曲でも、指揮者が変わると、本当に違うものに聞こえる時がある。
クラシックやミュージカルの世界って、指揮者がとても重要視されますね。指揮者=音楽監督。
生やテレビで、いろんな公演、様々な指揮者の方の演奏を見てきましたが、同じ楽譜でも、強弱の付け方、音のまとめ方・・・素人ですけど、やっぱり違いが判ります。
 
どれが良い、悪い、ということではなく、「表現の違い」。
 
 
またまた、宝塚の話になりますが。
宝塚の公演は、大劇場での音楽は「生オーケストラ」が演奏していて、開幕前に、毎回指揮者が紹介されます。
何年も見ているので、指揮者さんも覚えています。

クラシックよりも聞いている、宝塚作品の音楽。
たとえば、一般の方でもご存知の「ベルサイユのばら」。
2013年に、初めて生観劇しました。
その時の指揮者は、東宝ミュージカルでもおなじみの、塩田明弘さん。
生、ということもありますが、何十回、何百回も聴いているお馴染みの曲が、なんか、いつもよりも迫力がある、こう表現する?みたいな、とても新鮮な気持ちで見た記憶があります。
それ以降、指揮者をさらに意識してオーケストラを聞くようになりました。
 
 
普通の社会でも、上司、指導者って重要ですよね。
個人的には、「自分が責任取るから、思うようにやってみて」とか「自分について来い」みたいなタイプの方と相性が合うのですが・・・最近、少なくなりました。ま、時代も違うのかもしれないし、上司が年下、ということも増えてきたのでしょうけど。

 
 
あ~また話が逸れてしまった。
でも、「この人の元で」という憧れの気持ちは、どこの世界でもあること。
小澤さんの訃報は、そういう意味でも、本当に残念です。

きっと、NHKさんが、これまでの演奏を放送してくれると信じています。
ぜひ、あの時の「ニューイヤーコンサート」を再放送してほしい!
 
小澤さんが指揮される演奏を探して、聴きながらご冥福をお祈りしたいと思います。
 
それにしても、昨年末から訃報が続きますね。。。

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