はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

また訃報が・・・ 渡瀬恒彦さん・・・ 。

2017-03-16 22:01:57 | 気になる:人

まだ記事消失トラブルの原因はよくわかりませんが、少しずつ書いてみます。

 

ただ、記事の多くが「訃報」というのが残念ですが・・・

 

1月に松方さんの訃報について書いたばかり。

その後も、おひょいさん、かまやつさんと、個性的な昭和のスターたちが相次いで亡くなりました。
おひょいさんはその名の通り、飄々とした雰囲気が素敵でねぇ・・・「西遊記Ⅱ」の玉竜は印象的!
かまやつさんも自然体な雰囲気だけど、音楽はかっこよかった!スパイダースの曲とかすっごい好きなんです、実は・・・

 

そして、気がかりだったこの方も、ついに。

渡瀬恒彦さん。

72歳。昔ならいざ知らず、平成のこの時代ではまだ早いですよ。

 

「新十津川警部」の項でも書きましたが、渡瀬さんは、特に若い頃、ギラギラしていて、やんちゃで、鋭い刃物のような存在。アクションもスタンドもほぼ全部ご本人が実践したとのこと! 年を重ねても、いい意味でその雰囲気を残しつつ、色気と渋さが増して、さらにちょっとおっちょこちょいな味も垣間見えて、唯一無二の役者さんになったと思います。

 

映画作品は実はほとんど見ていないのですが(^^; 「時代屋の女房」は印象に残ってます。 「セーラー服と機関銃」はちょこっとだけ。でもあの機関銃のシーンは衝撃的ですね。

 

渡瀬さんといえば、やはり、サスペンス!

「十津川警部シリーズ」は、54作品すべて見ました。
申し訳ないですけど、十津川警部は渡瀬さん以外に考えられない。そして相棒はもちろん伊東四朗さん。
この二人の掛け合いが素敵でねぇ・・・

「タクシードライバーの推理日誌」これもほぼ見てます。
もうサスペンスの「定型」という感じでしたが、子ども思いで、時に渋く、時に可愛らしい顔を見せる「夜明さん」で、また新たな一面を見せていただきました。
(娘のあゆみちゃんは大学院まで行ったのに、結局ちゃんと就職も結婚もできなかったよね・・・)

他にも、数多くのサスペンスで、渋さや鋭さ、コミカルな部分など、いろんな一面を見せていただきました。でも、どんな役でも芯のある、凛としたものがありました。様々な「ダンディさ」をお持ちなんだと。 そして、あの渋い声!あのお声で追求されると、つい自白してしまう?!

 

他には、やはり朝ドラの「ちりとてちん」ですね。
いつもはカッコいい役が多い渡瀬さんが、飲んだくれで落ちぶれた天才落語家を演じられたときは、結構衝撃でした。でも、また新たな一面を垣間見て、とても印象に残る朝ドラの一つになっています。
ぜひまた見たいな・・・

渋さでいえば、昨年「真田丸」で盛り上がった、真田家を描いた「真田太平記」ですね。
正直、真田信幸を大泉洋さんが演じると聞いたとき、「全然違うよ~」と嘆いたもので(今となっては申し訳ないですが)それくらい、渋い役だったもので。
丹波さんを父に、渡瀬さん・草刈さんが兄弟なんて、今考えてもどれだけカッコいいんだか。

 

地味な作品ですが、妻を亡くし失意のどん底から立ち上がった気象予報士、倉島厚さんのエッセーをドラマ化した「やまない雨はない」で倉島さんをモデルにした主人公を演じられた時も、また意外な一面を垣間見た気がします。

 

お兄さんの渡さんとは全く違う雰囲気。所属事務所も違うし、共演もほとんどないけれど、実はとても兄弟仲が良かったんですよね。
昔の共演作は見ていませんが、数年前の「帰郷」、そして十津川警部シリーズ50作記念作の「消えたタンカー」を見ることができてよかった。役柄もありましたが、どちらも違う意味でとてもハラハラする展開で、今考えれば貴重な作品だと思います。

 

CSやBSで、過去の様々な作品を見ることができるので、きっと忘れることはないでしょう。
でも、これからますます円熟味を帯びて、主演に、脇に、重要な役どころを演じられるはずだったのに、本当に残念でなりません。

心よりご冥福をお祈りします。

 

松方さんもそうでしたが、渡瀬さんの何がカッコいいって、ご本人自体が何事にも

言うべき意見ははっきりと。どんな状況でも逃げない、言い訳しない。

という「大人の人」でした。どの世代もそうですが、最近そういう人、少なくなりましたよね。

 

サスペンスの枠もほとんどなくなった頃、渡瀬さんの訃報が届く。
はぎおにとっては寂しい限りです。


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2 コメント

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さらば!氷室キャップ…… (銀色のピエロ)
2017-03-17 00:18:54
渡瀬恒彦さんを初めて知ったのは、幸か不幸か「ドカベン」の併映だった「恐竜・怪鳥の伝説」でした。

お兄さんの渡哲也さんとは違った、スマートなダンディズムが魅力でしたね。

自分の中では、「戦国自衛隊」や「南極物語」のような大作よりも、「大激闘 マッドポリス'80」や「刑事物語'85」の方が印象に残っています。

さらば!氷室キャップ……。
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寂しいです。 (はぎお)
2017-03-17 08:59:57
>銀色のピエロさん
こんにちは。
本当に残念でなりません。
「戦国自衛隊」見ました!あの頃は本当にギラギラしてて、どうにも近寄りがたい狂気がありましたね…

そうそう!「刑事物語」!本当に渋い配役、渋いドラマでしたが、ハネケンさんのテーマ曲とともに、忘れられないドラマの一つです。ただ、ほとんど再放送されない「幻のドラマ」となっているので、今回こそCSさんでぜひ放送していただきたいものです…

例の○○学園騒ぎのおかげで、ニュースの扱いが小さいのが残念。その分、追悼番組の放送でご冥福を祈りながら、魅力を再確認したいです…
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