ついに、ついに交代してしまいました。
渡瀬さん・伊東さんコンビで54作まで続いた
「十津川警部シリーズ」
が。
再放送を含め、恐らく全シリーズを見ているはずです
いろんな方が「十津川警部」を演じてきましたが、はぎおにとっては、渡瀬さんの十津川警部と、伊東四朗さんの亀井刑事のコンビがベストだと思っています。
渡瀬さんの警部像は、エリートなんだけど熱血漢で、事件解決のためには上層部にも、国家権力に対しても、ひるむことがない強さと、特に女性に対して見せる優しさ。そして、常に背負っている責任感。あまりハッピーエンドなものはないので、エンディングで見せる、虚しさで苦悩する表情・・・すべてが魅力的
伊東さんの亀さんは、そんな猪突猛進なエリート警部を止める役割でありつつ、全面的に信頼し、バックアップしているベテラン刑事。時にコミカルに、時に渋く。警部とは全く正反対の立場の存在を、伊東さんの演技力でこのシリーズでの「理想像」を作り上げられたと思っています
今回の降板は、渡瀬さんの体調不良によるものだそうですが、同じコンビで50作以上というのは、世界的にも例がないと以前お話しされていたのを聞いていたので、どんなに悔しかったことか
年齢的に、お二人ともそろそろ・・・とは思っていましたが、突然のことだったので、見る側としてもちょっとショックでした。
でも、新しいメンバーでシリーズを続けていくということなので、今後に期待します。
後任は
内藤剛志さん
タイトルも
ということで、相棒の亀井刑事も
石丸謙二郎さん
に。
ドラマでは今まで脇役中心だった石丸さんが、いきなり主演クラスに大抜擢
年齢差はあまり感じない、というところで、前作とは一味違った、いいコンビになりそうな予感
それにしても、主演が変わるに伴って、上司も部下も全員交代というのも、最近では珍しいのかな、と思いました。雰囲気がだいぶ違います。
よくよく見ると、ほとんどの方が、以前のシリーズで犯人や関係者など、何かの形で出演されている方ばかりだったのが、なんだか可笑しかったそういえば、十津川班に伊東さんのご子息が
これは、シリーズ継続のピンチを、スタッフを含め、多くの方が助けたのか?と思えるほどだったです。
一番異色なキャストが、以前は「2時間ドラマの女王」山村紅葉さんが演じていたパソコンに強い女性刑事に、前田美波里さん。ドラマ出演自体珍しいのに、まさかのサスペンスにご出演とは。
テイストも音楽もほとんど変わらず、メンバー一新の新シリーズのスタートです。
何が好きかって、出演者もそうですが、舞台になる地域地域の光景がとても美しく、それを見ているだけでも「小旅行」を実感できるほど
(これはTBSの「浅見光彦シリーズ」でも感じます。)
さて、内藤さんの十津川警部。
スーツも良くお似合いで、クールさと秘めた熱さを持つキャラクターがなかなかお似合いでした。
が、何かが足りない。
なんだろう・・・・そうだ、「色気」と「やんちゃさ」だ。
全シリーズ見てますからね。脂の乗ってた渡瀬さんが長年演じてたのをず~と見ていると、若い頃は十津川警部もギラギラしていて、東映のやくざ映画・・・とはいいませんが、犯人よりも怖いくらいの存在でした。
内藤さんは大好きな役者さんなのですが、刑事役となると結構「真面目」「硬質感」が前面に出るので、今までイメージしてきた「十津川警部像」とは違うと感じるのかな?
こちらも伊東さんのイメージが強すぎる、亀さん役の石丸さん。久しぶりに、コミカルさ・明るさを前面に出した役作りが楽しかったです
ただ、石丸さんがどうこうではなく、もうこれは「違うキャラだ」と思わないとね。
内藤さんに伊東さんの亀さんだと、やはり年齢のバランスが悪いから・・・
ま、原作を読んだことがないので、実際、どの役者さんが演じているのが原作に一番近いのかはわかりませんが、「十津川警部シリーズ」といえば、はぎおにとってはテレ朝の「高橋版」ではなく「渡瀬版」がそのものなんですよね・・・
比較していても仕方ないこと。
内藤さんご本人も、
「今後につなげていく『パイプ役』」
と言われていました。
今回は急きょだったのかもしれませんが、このシリーズがずっと続くよう、願っています。
はぎお的には、高橋克典さんなんかどうかな~
考えてみれば、今の30代・40代に「スーツの似合う渋い役者さん」って、ほとんどいなくなりましたね・・・・
渡瀬さ〜ん また新作を撮影されてるそうですが、ホントに体調には気をつけて、元気でいてほしいんです。 悲しい訃報を聞いたばかりですから…