どちらも本音・・・かな（汗）

久しぶりに本・・・いやマンガを読みました。
新聞の広告欄に何度か掲載され、話題になってるようで、しかもちょうどテーマにあてはまるはぎお。思わず購入してしまいました。


タイトルは「結婚しなくていいですか」。
帯のコメントにも「夫なし男なし三十路半ば、大逆転はなくても"あした"がある！」なんか30代の未婚の女性が今の心情を面白おかしく綴ってる。そんな風に思えるじゃないですか。
四コママンガだし、気軽に読めると思って・・・
別に結婚を焦ってるとか、そんな意識はないんです

中を見ると・・・静か。トーンが静かなんです。
一人暮らしの寂しさはともかく、自分の老後、身体の老化、仕事への不安、親の介護、同窓会や会社での孤独・・・

未婚者と既婚者の、それぞれ求める「幸せ」の違い、お互いをうらやましく思う境遇、そこから生まれる今の行き方に対する迷い・・・。


同時期、本屋さんで見つけてしまったのが「35歳で独身で」なんという偶然でしょうこちらの帯は「こんなにキュートで、こんなに楽しい。」

この本だって孤独だし、不安はある。でも、同じ境遇を笑い飛ばすかのような明るいトーン。大笑いして読んでしまいました。こちらは未婚者の視点からのみ描かれていますが、前向きなすべての登場人物たちに、きっと哀しい事があっても笑顔になれると思える本です。


どちらが正しいとか、そういうことではないんでしょうね。どちらも本音。
未婚は未婚なりの、既婚は既婚なりの素直な気持ち。
30代半ばという年代が、複雑な問題を考える時期なんだなぁと考えさせられました。

幸い今のところ何とか介護を考える必要はないようです。でもいつやってくるかわからない。将来の不安というより、再就職を真剣に考えなければいけない現実

そんなはぎおですが、頭の片隅に将来の不安を残しつつ、とにかく「今日」と「明日」を前向きに生きて行こうと決心したのでした（そんなんでいいのか）。


とても対照的で、いろんな意味で面白いこの２冊。年齢性別問わず、一度読んで感想をお聞かせくださ～い

結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日 益田 ミリ 幻冬舎 このアイテムの詳細を見る

35歳で独身で 秋月 りす 講談社 このアイテムの詳細を見る