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はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

このブログについて

ようこそいらっしゃいました !(^^)!
『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。

『トーチソングトリロジー』

2006-12-17 16:19:35 | 記録:観劇
とても期待していた。
愛すべき鹿賀丈史主演の、伝説の舞台の20年ぶりの再演。しかも主演は現代劇女形の最高峰といえる篠井英介楽しみにしてたのに・・・途中で席を立ってしまった
つまらなかった訳じゃない。それは・・・終電に間に合いそうもなかったから。
そんなことってある

男性の恋人同士を通して、「恋愛」「家族愛」を訴えかける物語。
ナイトクラブでゲイとして働くアーノルドの、純粋で愛らしいキャラクターが、可笑しくもあり、悲しくも映った。
恋人との関係、恋人の彼女との関係、母親、養子との関係。ゲイが主人公という所でそちらに目を奪われがちになるが、根本はとても深い「愛」の物語だと感じた・・・かった

開演は19時。劇場に到着すると、スケジュール表に終演時間が22時10分と書いてある。目を疑った帰るのに1時間近くかかるというのに、最後まで見るべきかどうか迷った。でも席に着くとすっぱり諦めてしまった。だって、列の真ん中辺りだったんだもの途中で抜けるのは、熱演中の出演者にも、観客にも失礼だと思ったんで
結局、2部が終了したところで帰ることに。まだ、登場人物が全員登場していないんですよ。あ~悔しい
「3時間あるんだったら、開演時間を早くしておくれよ~」と投稿して帰りましたよ

他のブログやパンフを観て、大体の内容はつかめました。きっと悲しいけれど感動的なラストだったんではないかと思っとります

WOWOWさんが放映してくれる事を願って・・・



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WAHAHA本舗 踊るショービジネス2 『ダンス王』

2006-11-23 23:04:26 | 記録:観劇
いや~、前回も「お下品」でしたが、今回は前回を更に上回ってました「ダンス王」の名のごとく、全編、今までの作品からや新作のダンスナンバーで盛り上がりましたが、ほとんど「下ネタ」好き嫌いがはっきり分かれますね。

余りにすごかったので、ブログには書けませんが、爆笑の連続です。反面、正直ちょっと引く場面もありました。特に座長、おふざけが過ぎません

サティの名曲(タイトル忘れた)に載せた、まちゃみの「結婚」についての独唱、爆笑でした。広島はノリが良すぎて(悪ノリ)、手拍子や掛け声が起こる始末。彼女も苦笑しながら、悲しい実話を歌い上げてたのが最高でした

ピーナツ飛ばしの梅ちゃんは、岡山出身。ご両親がわざわざ観劇に来られていたようです。本人もちょっとやりづらかったようで今回ピーナツは飛ばしてくれなかったけれど、歌は相変わらずサイコー

自分と、行けなかった友人の為に、お土産を購入。柴田さんがツボにはまっちゃったそういえば、猫ひろしは来てなかったなぁ。ちなみにまちゃみは似てなかったので未購入。

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『ブラストⅡ:MIX』

2006-10-29 16:19:58 | 記録:観劇
観て来ました~!!
・・・と喜んで書きたいところですが、自分の勘違いで開演から20分の遅刻結構凹んでしまって、舞台になかなか入り込めなかったのが残念

とはいうものの、前回同様、ブラスとダンスの融合は、とても新しく、更に進化していた。舞台は近未来的に洗練され、楽器もフルート・クラリネット・サックスがメインの場面もあって、前回から印象がかなり変わっていた。

ダンスもとても高度。今回唯一の日本人参加者でバトンの世界大会優勝者、稲垣さんがとても際立っていた
ダンサーはもちろん、ブラスバンドのフォーメーション、ダンス力も上がっているようで、見ていて気持ちよかった

今回特に感じたのは、これって宝塚ファンがはまるんじゃないかなぁ。クラシック、ヒップホップ、ジャズなどあらゆる種類のダンスがあり、尚且つフォーメーションが素晴らしい。これって宝塚のレビューやショーが好きな人にはたまらないと思うなぁ実際はぎおもその一人だったりして。

ただ、個人的には前回の方が好きだったりして。かっこよさは倍増したけれど、ちょっと洗練されすぎてて。それにシンセが多用されすぎていたのが残念で。

ともあれ、堪能させていただきました。休憩時間も生演奏を聞けたし、公演後も出演者に手を触れたし(すっかりミーハーで)。この公演が全国ツアー最終日だったので、観客も出演者も盛り上がり方が尋常じゃなかったですよ
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THE CONVOY SHOW

2006-10-22 15:25:37 | 記録:観劇
大分経ってしまいましたが、「THE CONVOY SHOW "ATOM'06"」を観て来ました。
「新タイムトンネル」以来数年ぶり、メンバーの皆さんも、はぎおもそれなりに歳をとりましたそれだけにどんな舞台なのか期待半分、不安半分で劇場に・・・
そんな杞憂も始まった途端にぶっ飛びました逆に、そんなことを考えていた自分が恥ずかしい

詩の朗読を目的として、有名な哲学者の名前を名乗る、年齢も職業も異なる男達が倉庫に集まる。久しぶりに再会し語り合う仲間達の中に、この集いを苦言を呈して出て行った昔のメンバーが突然現れる。

歌あり、ダンスありのミュージカル形式の楽しい芝居の中に、人間、自分の存在について語り合う、そんなテーマも感じたSHOWだった。最初はちょ~っと気恥ずかしさもあったんだけどどんどん引き込まれていった。

そして、コンボイの真骨頂、SHOW。歌、ダンス、太鼓、バンド演奏、アカペラ・・・これぞエンターテインメントといった感じで、見ているこちらが手に力が入ったり、ジーンとしたり、疲れてしまうほどもちろんどれをとっても手抜きなどなく、圧巻です

メンバーどの方も個性的で目が離せないんだけれど、一番釘づけなのがやはりサムさんこと石坂さん見た目あんなに男らしいのにダンスは色気があって匂い立つというかなんというか。キレがあって素敵あとダンサーで有名な舘形さん。前回は出ていなかったので初めて見ることができた。評判どおり、妖艶なダンスでこれまた釘付けスマップの振付でお馴染み黒須さんのダンスも、キレがあって見ていて気持ちが良かった
もちろん、ねずみさん、ジュリさん、徳永さん(一生懸命さがなんか浮いてるところがイイです)、右近さんもそれぞれ味があってサイコー。彼らの団結力がコンボイらしくていいです
事情はよく知りませんが、今回橋本さんが出演していないのはもう脱退されたのご存知の方います?

毎公演は行けないけれど、たまには勇気づけてもらう為に行かねば「THE CONVOY SHOW」って 人はどこまで高められるか、それを確かめに行っているような気がする。
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「コーラスライン」 。今年2回目。

2006-09-03 15:37:59 | 記録:観劇
1月の京都に続き、観て参りました。
前回、散々文句を書いているんですが・・・詳しくはこちら

今回は2度目ということもあってか、じっくり全体を観ることができました。その分、内容も役者さんも深く観察することができた気がします
でもやはり、途中もったりしたところが残念でダンサーの人生、心理を丹念に描こうとすれば仕方ないのかなぁ・・・

といっても、結局前回同様、演出家のザックにばかり目が行って
京都版では、大人の魅力満載、酸いも甘いもかみ分けた感の飯野おさみさんが素敵だったんだけど、今回はダンスの名手、加藤敬二さん。今まで「クレージーフォーユー」の元気いっぱいボビーで楽しませてもらっていたんだけど、以外にザック役も渋くてよかった
何よりこの二人の共通点。出演者の中で一番年配なのに一番ダンスが巧いダンスって若いだけじゃ伝わらないことってあるのかもしれませんね。
加藤さん、いつもキレがあって、いつまでもかっこいい加藤さん出演の舞台は、内容もともかく彼のダンスを観たいがためにチケットを採っているようなものかも

他の出演者も京都と同じ方が多くて、ちょっと安心して観られた。一番気になったのがボビー役の道口さん他メンバーに比べてダンスがあまり得意そうに観えないんだけどちょっと道化っぽい存在が新鮮。後は大人びたシーラ役の増本さん。他の配役で観ていないので単純比較はできないけど、彼女なくしてこの役なしという感じが。

それから、ザックの元恋人役キャシーは、さすがダンスの名手、坂田さん。鍛えられた筋肉質の体から生まれるダンス表現は見ごたえあり一人であの舞台空間を使い切っていた。

最初のオーディション場面と最後の「ONE」の場面。あれを観ると踊りたくなってしまう自分が怖い
でもそう思っている人は多いようで、帰り、電車を待っていると振りを思い出そうとしている人、「あの振りを覚えたいなぁ」と語り合っている人達、何だか微笑ましくなってしまった。
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「レ・ミゼラブル」 キャストスケジュール発表!

2006-09-01 22:22:24 | 記録:観劇
9月です。急に秋らしくなりました。涼しさが心地よい・・・というか、急に寒い

来年6月からの「レ・ミゼラブル」、キャストスケジュールが発表になりましたね。
個人的にバルジャンの橋本さんとジャベールの石川さん、ファンテーヌの渚さんに興味があるんですが、やっぱ「スペシャルキャスト」にも目が行きます・・・

ところが、6月からスペシャルCの皆さんが徐々に出演されるじゃないですか~初日から鹿賀ジャベールが登場とは斎藤さんも阿知波さんも岡ジャベールも新キャストとのコラボ、いいなぁ~面白そうです

いい作品はキャストを替えても興味を引かれますね。だからきっと何年経っても多くの観客を惹きつける・・・あとは、もう少しチケット代をお安く・・・

しかし、今度のチケット確保、いつの公演に向けて頑張ればいいの?





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「開放弦」 。

2006-08-12 15:54:13 | 記録:観劇
今年何本か観た中で、一番地味で一番日常的な公演だった。
でも、一番もどかしい、一番すっきりしない内容だったかも

農家中心の田舎で、1組の新郎新婦が自宅に戻ってきた。どことなくよそよそしい。二人の事情を知る友人は酒に飲まれて荒れ放題。家には新婦を快く思わない女性の友人が待っている。
そこに、ひょんなことから東京の漫画家夫婦と知り合い、またその編集者も係わって、複雑で、「居心地の悪い」ストーリーが展開していく・・・

1軒の農家で起こる出来事なんだか人の家庭を覗き込んでいるような感覚だった。(展開としてはあり得ないけど
淡々と進むんだけど、ぎこちなくてもどかしい。セットの昔懐かしい1軒家と夏の晴れ渡った空が物悲しく見えた

出演は水野美紀、大倉孝二、京野ことみ・・・等。みんな活き活きとして、まさに小劇場演劇といった感じ。中でも一番目を引いたのが、新郎役の丸山智己まだあまり役者経験がないらしく、芸達者な周囲と比べると酷だったかもしれないけど、繊細な人柄が滲み出ていたと思う。

残念だったのが、会場が大きすぎたこと通常1800人くらい入るところで、声が聞き取りにくかったり、細かい表情がわかりづらかったり。東京公演はPARCO劇場だったそうで、やはり500人程度のキャパで丁度いい公演だったと思う。地方公演だからしょうがないかも知れないけど、その辺も考えて招聘してほしいものですわ

7,8月と小演劇が続いて、じっくり芝居を堪能したという満足感です来月はうって変わってメジャーミュージカルの「コーラスライン」(2回目)。この夏は、はぎおにとって、いい夏の思い出になりそう
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今年前半の観劇記録と今後の予定 。

2006-08-05 18:23:04 | 記録:観劇
もう8月。半分過ぎちゃいましたねぇ

今年も「節約するから・・・」と大口をたたいたくせに、結構観劇してしまいました
すでに忘れかけているものもあるので、ここら辺で整理しようかと。

1月  「グランドホテル」 「ベガーズオペラ」 (東京)    「コーラスライン」 (京都)

2月  「人間になりたがった猫」 (広島)

3月  「坂東玉三郎 特別舞踊公演」 (広島)

6月  「愛の賛歌~エディットピアフ物語~」 (広島)

7月  「熱海殺人事件 売春捜査官」 (広島)

地方にしては良く頑張った方?どれもそれぞれ見ごたえのある作品でした。


そして、今後行く予定の舞台(チケット確保分)は・・・

8月  「開放弦」 (広島)・・・・・・・個性豊な役者陣興味深々。

9月  「コーラスライン」 (広島)・・・もう一度じっくり見直してみます。

10月 「THE CONVOY SHOW」 (広島)・・・数年ぶりのCONVOY!楽しみです。
    「blast Ⅱ」 (広島)・・・・・・初めて見たときから病みつき!

11月 「ソワレ」(広島)・・・・・・・・あの草刈民代さんを生で見るチャンス!

今のところこんな感じで。どちらかというとダンス系が多いかな?じっくりと芝居も観たい気が。気が向いたら予定が増えているかも。
ただ、遠征は無理だなぁ。『詐欺師とペテン師』はぜひ観たかったんだけど・・・他の方のレポートで堪能させていただきますね     

 
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「熱海殺人事件 売春捜査官」

2006-07-20 23:34:30 | 記録:観劇
はぎおは、読書が苦手ですなので、映画もドラマもそして舞台も、内容以上に観た時の感覚で好みを判断します。(せざるを得ないというか
で、今回の「初つかこうへい」体験。刺激的だった~今まで感じたことのない興奮・・・デス。

いつも見ている商業演劇とは異なる、生きた、魂の芝居とでも言うんでしょうか。
上手く要約はできないけれど、現代の政治的問題を織り込んだ、愛欲と憎悪と正義が絡み合ったエンターテインメント的サスペンスな芝居・・・かなう~ん、言葉が足りない舞台が始まってから息つく暇なくドラマが展開して、気がつけば2時間を越えていた。
豪華なセットはなく、机が一つ置いてあるだけ。それでも台詞だけで情景が浮かんでくる。これが舞台の醍醐味というか面白いところですね

主演は、テレビドラマでもお馴染みの黒谷友香。美しい容姿とは全く逆のおっさんのようなドスの聞いた声で、あっという間に芝居に観客を引き込んだように思う。(まぁ、名前が木村伝兵衛という美人刑事なんだけど
ダンスは上手いとは言いがたいんだけど舞台栄えしますね。ちょっと感情に流されたのかな?と思うところがあって惜しいなぁと(偉そうですが)。でも、きっと彼女は聡明なんだなというのが芝居から伝わってきた。ちょっと今後が気になりますね。
他では、部長刑事の部下でホモと朝鮮人の売春斡旋人の2役をやった及川以造。名取裕子の検視官シリーズでお馴染みの坊主頭の厳つい方です。もう、圧倒されっぱなしで、ドラマとは全く異なる弾けた役者さんでしたまた芝居が観たい!
それから、北区つかこうへい劇団。正直どなたも知らないんですが、さすがですみんな血管切れそうなくらいの勢いでした。でも、芝居なんですね。プロです

現代の社会問題・・・韓国と日本の関係、女性の社会進出、格差社会、そしてドラマのキーワードとなる原発。差別用語もバンバン飛び出す台詞に、不快感を露にされてた観客もいたでも、受け取り方は人それぞれ。はぎおとしては、これが現実社会なのかなぁと、割と冷静に観る事が出来た。逆に、手に汗握るような展開、緊張感みなぎる舞台から、日本が今置かれている厳しい状況を感じ取ることが出来た。もしかしたら、「つかワールド」にちょっとだけはまったのかも。刺激的で、ある意味面白かった

つかさんのお嬢さんが今宝塚に在籍していることを思い出した。「夢の世界」に憧れたのは、父親の芝居を観た上での「反面教師」だったりして・・・なんて勝手に想像したりして。

(敬称略)

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「レ・ミゼラブル」20周年記念公演!

2006-07-08 16:06:09 | 記録:観劇
来年の「レ・ミゼ」とうとうキャストが決まりましたね
思ったほど、驚きはない・・・・というか、記念公演の割には何だか地味だなぁというのが正直なところです

でも、大抜擢(と思われる)の人も多いですね。
バルジャンの橋本さとしさんとか、ジャベールの阿部裕さんなどは実力のある方たちだし、とても楽しみです石川禅さんのジャベールも楽しみだなぁ。
その他、ファンテーヌ、エポニーヌ、コゼット、マリウス等など、正直知らない方が多いんですが、オーディションを勝ち上がってきた方たちだし、きっと素晴らしいものを作り上げてくれることでしょうね
中でもファンテーヌの渚あきさん。宝塚時代から実力派だった彼女のファンテーヌは楽しみ

初演当時に出演された方の復帰もありますね。阿知波悟美さん、安崎求さんなんて、ちょっと期待大

20周年スペシャルキャストはもうずるいですよ見ないと大損する気がするようなメンバーで。来年こそ鹿賀さんのジャベールが見たいんだけどなぁ・・・

新しいキャストにとってスペシャルは更にプレッシャーになりそうですが、いくらキャストが変わっても名作に違いない「レ・ミゼラブル」。最初に「地味」と言いましたが、素晴らしいものになるよう期待してます
今から貯金しておかなきゃ





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「愛の賛歌」 。

2006-06-11 21:57:27 | 記録:観劇
やっと見ました。今日が全国公演の千秋楽です

見た率直な感想・・・やっぱ美輪さんは「化け物」だった
悪い意味じゃないですよ。
70歳は超えているのに、あの美貌、軽やかな動き、そしてあの魂の叫びのような歌声・・・普通の人間じゃありませんわ

貧しいエディットは、乳飲み子と妹を養う為街角で歌う毎日。下町育ちで下品だが、その歌声は一目引かれていた。ある日、劇場主にスカウトされ舞台デビューする。それが、フランスを代表する歌姫「エディット・ピアフ」の波乱、そして愛に満ちた人生の始まり・・・

4時間という長時間。レミゼを超える観劇史上最長記録となった。正直見る前は「長すぎるよ~」とゲッソリしたが始まってしまえばそんな思いはぶっ飛んだ。
ピアフの歌を織り交ぜた小気味いい演出、まばゆいばかりの衣装、そして、ほとんど出ずっぱりの美輪さんの演技を超えたピアフの姿に釘付けになった

最初に見出した劇場主がピアフを紹介した時、こう語った。
「彼女には他人のわかる優しい思いやりの心があります。それは愛であります。」歌と芸術を愛し、人を愛し続けたピアフ。それがついつい美輪さんとダブってしまって。見ている側も舞台と言うことを忘れ、美輪さん=ピアフから「愛」を与えられた気がした。

美輪さんだけでなく、妹役の新橋耐子さんがとてもよかった甘えるばかりの妹から、スターになった姉を支えるしっかり者に変わるところはさすが。
その他、周囲の芸術家たちもさすがだった。今回1番楽しみにしていたのは松橋登さん。甘いマスクとちょっと鼻声の甘い声が昔から好きで久しぶりにお目にかかってうれしかったなぁ役柄もフランスの作詞家で、ピアフの育ての親というのがはまり役で。最初に見出した劇場主、山谷初男さんもよかったなぁ。真面目にやればやるほど笑えるってすごい。女装?もすごかった
期待の木村彰吾君、去年の「黒蜥蜴」よりはまり役だと思う。口跡がよく、なにより舞台栄えする体格。数年後が楽しみかな。
ただ、ラストに彼が歌ったのは・・・ここだけかな演出で不満だったのは
歌手の役とはいえ、美輪さんの後は気の毒だし、しかもあんまし巧くなかったし帰りのバスで「わざと下手に歌ったのかな」と言ってる方もいたくらいで

まぁ、それを差し引いてもいい舞台だった。「本物」を見せてもらった気がした。
カーテンコールの2回目、空から金色の紙吹雪が落ちてきた時は、美しすぎて会場からどよめきが。とにかく美しかったのさ~

やっぱ「オーラの泉」効果か、去年の「黒蜥蜴」より年齢層が下がって、若い女性が多くなってた。次の公演はもっとそれが顕著に現れそう。
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今年後半の観劇予定(希望的観測) 。

2006-05-10 22:39:26 | 記録:観劇
来年の「レミゼ」への期待も大きいんですが、今年後半も目白押しですね。6月以降の観劇予定を、チケット未購入分も含めて立ててみました。(あくまで希望的観測で

6月  美輪明宏「愛の賛歌」
7月  北区つかこうへい劇団「熱海殺人事件 売春捜査官」
8月  「解放弦」
10月 「BLASTⅡ」、「ペテン師と詐欺師」

東京遠征は諦めたのに、何でしょうこの貪欲ささて、このうちどれだけの公演に行けるでしょうか
来年の為に貯金しないといけないのに、やっぱ舞台はやめられないですなぁ
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祝!レ・ミゼ再演 

2006-05-09 22:13:04 | 記録:観劇
ブログを旅していたら、発見してしまいました!「レ・ミゼラブル再演」の文字!!!今年は見ることができなかったので、うれし~っすよ

しかも3ヶ月公演。これは期待大でしょう
去年の2000回スペシャルのような豪華キャストを期待してもいいよね
今度こそ鹿賀ジャベールが見たい
でも大オーディションの敢行で、超新星が現れることも・・・

「エリザベート」のように主演キャストの変更があったりして。

いろんな事を想像すると夜も眠れませんが何はともあれ今から貯金だ~
来年は「レミゼ」を堪能できるように、東京ツアーを企画せねば(早すぎるねぇ
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残念ですが・・・観劇遠征は 。

2006-03-29 21:53:08 | 記録:観劇
今年の夏は東京遠征に行くつもりで、いろいろスケジュールも考えていたんですが(ダンスオブヴァンパイア、地球ゴージャス、「クドい!」、歌舞伎などなど)・・・どうにも体調が思わしくない
ということで、今のところ夏の遠征は見合わせることにしました

観劇された方のブログでの感想を楽しみにすることにします

地元である舞台はできるだけ行くように頑張ってみます。今のところ美輪さんの「愛の賛歌」だけだけど・・・

やっぱ人間は健康が一番ですよ元気でないと、何をやっても楽しくないですからね。

皆さんも気をつけてくださいね
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「坂東玉三郎舞踊公演」

2006-03-13 21:48:48 | 記録:観劇
ついに行ってきました。女形の最高峰とも言える坂東玉三郎の舞踊。
チケットは確保したものの、何故か公演直前まで行くのを考えてしまってました。
敷居が高かったのかなぁ

結果は・・・行って正解素晴らしかったです
演目は「藤娘」「鷺娘」。歌舞伎素人のはぎおでも、名前だけは知ってます。
詳しいことはパンフで勉強中ですが、少女のあどけなさ、酒に酔った時の艶っぽさ、大人の女、死に行くまでの力強さ・・・文才のないはぎおには巧く表現できないのがいつも悔しいとにかく美しかった。日舞・・・体の動きであれだけの表現ができることを初めて知りました。それから目線。これだけで言葉以上のものを感じました。
それに体の柔軟なこと。フィギュアの荒川選手よりず~っと昔から玉三郎丈は「イナバウワー」を披露してます(観客はみんな感じていたはず)

初めて生で歌舞伎を見たときから感じていたこと。色彩の豊かさ。着物の豪華さは言うまでもない黒・金・赤・紫・若草色・・・その中でも強く印象に残ったのは意外にも白かもしれない。
そして、セットの色合いが美しいこと。照明も通常の演劇より若干強めなのかな?簡素にも係わらず、光景が思い浮かぶのは何故だろう。照明を暗く落とした中降り続く雪。紙だとわかっていても本物の雪よりドラマティックで、釘付けだった一つ一つの落ち方にも振り付けがされているような。
なんにしても「和」の色彩は今のはぎおにはたまらなく癒されまする

「時代劇チャンネル」のお陰で毎日時代劇を見すぎているせいか、三味や太鼓、長唄が耳馴染みがよくて。素人ながら素晴らしいなぁと思っていたら、観客席からも拍手が。してもいいのか悪いのかわからなかったけど、つられてしちゃいました

拍手と言えば、アンコールが2回ほど。歌舞伎座ではほとんどありえないですよね。巡業ならではなんでしょうか。ハードな舞踊の後にもかかわらず、玉三郎丈は拍手に応えてくれました。感謝3月いっぱい続くハードな巡業。ちょっと疲れていたような気がしないでもなかった。千秋楽までぜひとも体に気をつけていただきたいな

やはり舞台は総合芸術ですね。芝居だけでなく舞踊を見てもそう思った。
舞・セット・音楽・衣装(舞台上の衣装替え含めて)・・・どれ一つ欠けても素晴らしい作品は生まれない。
夢のような時間を過ごさせていただいた気がしてますほんと、行ってよかった!

最後に、観客はおばさまが大半。まぁそれはいいとして、いい着物を着た、見た目品のよさそうな大人がパンフ購入の列に割り込んできたり、品定めしてるところにわざわざ狭いスペースから手を伸ばされたり。一番酷かったのは、客席で素直に感想を口に出す人。「顔が小っちゃい」「きれ~い」まではいいとして、「鷺娘」のクライマックスで「あ~今斬られた。あ~あ」って、家でテレビ見てるんじゃねぇんだ!!と突っ込んでしまいたかった心が狭いのかしら。もっと世界に浸りたかったのに

話し変わって、最近和事にとても興味があります。そういえば観客も和服が多かった。日舞、着物、三味線・・いつかチャレンジしたい。
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