このブログについて
『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。
宝塚以外での観劇は
以来、今年2回目。
前回は、平日夜で終演まで見られなかった・・・という苦い思い出がありますが、今回は休日の昼間
十分満喫するつもりで出かけました
しかも、竹中×生瀬 の組み合わせ。面白くないわけがない
期待して、いざ出陣!
(ストーリーは下記のとおり[完全ネタバレです])
ある秋の日の午後。絵本作家の打越(竹中直人)と担当編集者の黒柳(生瀬勝久)、そして、打越の放浪癖と浮気性を心配する恋人の桃(安藤聖)が、高地にある大きな湖の真ん中に浮かぶ小島を訪れていた。そこには城のような洋館が建っており、それが島の敷地のほとんどを占めている。
霧の濃い日はその霧に洋館の影が映り、湖の上にもう一つの洋館が現れるという。「ブロッケン現象」と言われるものだ。霧に映った洋館の影を虹が囲む、その美しい光景を、打越たちは取材にきたのだった。
洋館には日ノ原虹子(高橋惠子)という女主人と娘の小真代(佐々木希)、使用人の若い男・稲井(大貫勇輔)が暮らしていた。他に、生活に必要な品を本土から運んでくる船乗り・泊(田口浩正)も出入りしている。
だが、会話や態度にどこかしらギクシャクしたものが感じられる日ノ原家の人々。
不審に思う打越と黒柳らは、嵐の夜にこの洋館と家族を巡る、驚くべき秘密に遭遇することになる。(公式HPより)
さあ、観劇開始
と思ったら、どうも最近会場についたとたん疲れちゃうのか、開始直後からウトウト・・・
最初の展開はちょっと スローだったかな
でも、ブロッケン現象からの「人間の二面性」が現れてくると、そこは急展開のドタバタコメディで、目が離せなくなりました。
生瀬さんも竹中さんも、さすがベテランで巧者な方ですから、もう一つ一つの言動がおかしくて
そこに、登場するだけでおかしい田口浩正さんとか、まさに「女優」の貫禄高橋惠子さんとか、2時間弱のお芝居でしたが、とても濃い時間でした。
ダンサーのイメージがあった大貫勇輔さん。動きのキレはさすがでしたが、お芝居もなかなかで。すっごくインパクトを残しました
今回が初舞台の佐々木希さん。予想以上の好演だったと思いますが、何しろ周囲が「曲者」ぞろいですから、ちょっと気の毒だったなぁとシリアス物の主演で見てみたかった気がします。
それにしても、最近の舞台装置、特に映像の発展は目を見張るものがありますね
特に今回それを実感しました。
CGなんだけど、それを感じさせないほどのリアルさ。
これができるからこそ、必ずしも大掛かりなセットを組まなくても迫力のある舞台ができるようになったんですね。
ただ、竹中×生瀬のコンビだったら、もう少し面白い展開、丁々発止のやり取りがあってもよかったかなぁ~って気もしました。なんだか惜しい!
人間の二面性。ちょっと考えさせられましたね。
面白おかしく描かれていますが、きっと誰もが持つ「二つの顔」。
自分でもわかってる気もしますが、第三者としてもっと客観的に見てみたいもんです。
今回は休憩なしの2時間弱。上演時間を見た瞬間に思わずガッツポーズ
いつもこれくらいだったら、平日の夜でも舞台を堪能できるのになぁ・・・
シティーボーイズ
・・・なんかわからないけど、ず~っと好きです。
そう
「お笑いスター誕生」
の頃から。
でも、やはり、1995年にWOWOWで見た
シティボーイズライブ 「鍵のないトイレ」(1992年舞台)
から本格的に注目したでしょうか。
なんていうんでしょう・・・
「爆笑」
ではなく
「大人のジワジワ来る笑い」
と
「意味はよく分からないけどユルイ感じのおじさんたちの熱演」
が良いんでしょうね。
ある意味、衝撃的でした
毎年ではないですが、かなりの本数ライブを(テレビで)見ております。
実は今日も生放送を見ながら書いてたりして。
見はじめると目が離せなくなっちゃうんですよね
今、過去の作品を延々と放送してますが、ついつい見ちゃって。
しまいには録画したものを朝から一幕見て出勤したり。
見ていて感じるのは、その時代の流行や話題をうまく取り入れているけれど、根本的には、何年経っても
「ブレがない」
ってのが素晴らしいなぁと。
大竹まこと、きたろう、斉木しげる。
この三人で一番有名なのは大竹さんだと思います。
テレビでキレまくって、「怖いおじさん」のイメージが先行してますが・・・・
でも実は、この三人で一番真面目でまともなのは、大竹さんだとず~っと前から思ってます
時々本番中に照れ笑いしてるし
きたろうさんは・・・自由気ままで可愛いけど実は『毒』がある。ある意味頑固で、世間体なんて気にしないって感じ。我が道を行く人。
斉木さんは・・・・もうよく分からないエキセントリックでもあり(もう「突き抜け感」が半端ない)、真面目でもあり、パチプロでもあり。そして、いつも目が泳いで何を見ているかわからない。まさに「不思議中年」かも。。。
(「鍵のないトイレ」の「はは~んさん」なんて、彼の真骨頂のようなキャラです)
(いま、三人のご子息(大竹さん・きたろうさんの息子、斉木さんの娘)が番組に出演して、自分たちの親の話をしてますが、息子二人は真面目そうだけど、斉木さんの娘はファンキーな感じ。自由に育ったんだろうなぁ~)
いつ見ても力が抜けてて、自由に生きてきたように見えながら、でも、結局、結成当時から40年近く舞台を続けてきたってことは、コメディアンとして、役者として、根本には真面目さと情熱にあふれているってことなんでしょうね。
一応、今年がファイナルだそうですが、まだまだ続けてほしいものです。
一度は「生」で見たいんですけどね・・・
あの力の抜けそうな「大人の笑い」は、この時代、貴重ですから
今年は仕事が忙しくなったし、観劇は「海を行く者」で終わりかなぁ・・・と思ってましたが。
全く行く気のなかった
の5月のチケットをとってしまいました(案外あっさりととれまして)
(最近の月組はあんまり魅力を感じてなかったし、去年の初舞台公演も月組だったし、なにより「王宮もの」が苦手なので。)
何故って
なんか評判良さそうで(出演者のね)
それに、やっぱり溌剌とした初舞台生のロケットも見たいし。
衣装が可愛かったですね。
(しかし、すでに3人も初舞台生が休演って、ちょっと聞いたことないですよね・・・)
それに、月組を支えてきたマギーこと星条海斗が、この公演を最後に専科へ移動というニュースを最近知りまして
ぜひとも、迫力ある魅力で専科でも頑張ってほしいというエールを込めて、それで、決めちゃいました。
そして、もし行けるのであれば、みっちゃん星組トップお披露目
行きたいですよね~(前回の月組公演を見たんですが、あまりツボにはまらなくて)
それから、雪組全国公演
12月で、まだまだ先ですが、なにしろ土曜日ですから
再演の度にテレビで見ましたが、生は一度もなし。
しかも、名作だし、「宝塚初体験」の人にも声かけてみようかな~なんて考えてます。
さて、宝塚ばかり続きましたが、それ以外では、もうこれを狙ってます
なにせ、 「竹中直人×生瀬勝久」共演ですから、面白くないはずがない
しかも、祝日のマチネ公演なのでね。
まずは、月組公演に無事行けることが先決ですね
いや~お芝居を平日ソワレで観るなんて、何年ぶりでしょう
いつも土日、昼間の、それもほとんどミュージカルでしたから。
こんなにガッツリしたセリフ劇は・・・いつ以来か記憶にないです
出演者:小日向文世・吉田綱太郎・浅野和之・大谷亮介・平田満
脂ののった渋いベテラン役者さん5人のセリフ劇。
しかも、同じメンバーでの5年ぶりの再演
行かないわけないでしょう~
朝から有給をとって、バッチリ英気を養ってから出陣
しか~し到着早々、思いをくじかれる表示が。
「終演予定 21:55」
最後まで観れないじゃん
まずそれで、テンションダウン
それでも、せめて1幕はかぶりつきで集中して観よう
さて、ストーリーは次の通り。(ネタバレです)
愛すべきダメ男たちのクリスマスイヴ。
5枚のカードに託された男たちの運命とは・・・。
イヴの夜、悪魔が魂を奪いにくる・・・。
カードゲームを通して浮かび上がる人生ドラマ。
ポーカーフェイスに隠された男たちの秘密とは…。(PARCO劇場 HPより)
そう、舞台出身の個性派5人のセリフのやり取りが楽しみでした。
今を時めく鋼太郎さんはやはり、声が大きかった。でも、ダメおやじなのにフェロモンが身体からあふれ出てる感じ
「相棒」の大谷さんは、初めて舞台で見ましたが、やっぱ体格同様、貫録がありましたね
浅野さんは、もうああいう繊細な役、バッチしですよね
平田さんも普通そうで、実は内面にいろんな問題を抱えてるダメおやじ、なんかはまり役です
そして、一番の曲者、小日向さん。あの柔和な笑顔の裏に、悪魔のような(実際悪魔か)氷のような凄味。「自由劇場」時代を思い出しました・・・
ですが・・・残念ながら「これから!」という2幕はほとんど見ることなく帰宅
なので、どういう結末なのか、全くわかりませ~ん
着いた席は通路から近かったのですが、途中退席するにはちょっとお邪魔かと。
で、周囲の方に、理由を言って、2幕から通路側に席を替わっていただこうとお願いしました。
が、やはり、お金を払ってチケットを購入されてますから、嫌な思いをされた方もいらっしゃって。
考えてみれば、2幕から立ち見で見ればよかったんですよね。
こちらも、配慮が足りませんでした。
今さらですが、すみませんでした。
そんなこんなでこちらもお芝居に集中できず、結局、2幕が始まってから20分くらいで退席しました。
本来なら21:30くらいまでは見れたんですけど、ま、ギリギリ粘るよりは、あっさり切り上げた方が心残りも少ないかと。
いろんな意味で残念な観劇になっちゃいましたがそれでも見る価値のある
役者のぶつかり合い
堪能しましたよ
あとは、テレビで放送していただければ~
先日、宙組東京公演のチケットを確保した、というトピを書きました。
もちろん、行く気でしたよ。
でも・・・・
やっぱりダメだったぁ~
今回は体調不良ではないですので、ご心配なく。
スケジュール的に都合が悪くなっちゃって。
良い引き取り先が見つかればいいんですけどねぇ・・・・
ちなみに、星組ちえちゃんのチケットも全滅でこちらも諦めました。
今年は、宙組まぁくんか、星組みっちゃんのお披露目に行こうかなぁ~と。(大穴として雪組の日本物もいいな)
それにしても、東京になかなか行けないですね。
最後に行ったのは、2012年の弾丸ツアー。もう3年も経つんですねぇ
観劇はもちろん、お会いしたい人がたくさんいるんだけどなぁ・・・
なかなか会えずじまいで。
せめて今年は1度、いや2度くらいは東京へ行きたいんだけどなぁ
何とかなりませんか(誰に頼んでるんでしょ)
まだ先のことはわからない状況で、久しぶりにチケットを取ってしまいましたよ・・・・
だって、どうしても見たかったんですもん
1月 「海を行く者」
2月 宝塚宙組「グスタフⅢ世」「PHOENIX宝塚」(東京)
・・・多分、行けると思ってます。
例によって、ドタキャンになってしまうかもしれませんけど
「海を行く者」は、前回公演も見るチャンスがあったんですが、断念(なぜだかは記憶にないですけど)
今回も諦めるつもりだったんですが・・・・いや、これはどうしても生で観ておかないと!
だって出演者があまりにも魅力的で、大人の雰囲気たっぷりで。
小日向文世 吉田鋼太郎 浅野和之 大谷亮介 平田 満
というメンバーですよ。
もちろん、演劇界では皆さん大ベテランですが、その後、すっかり映像でもおなじみになっちゃって。
鋼太郎さんなんて、大ブレイクじゃないですか
やっぱ今回見逃したら、後悔しそうで。
本当は、「ショーシャンクの空に」も観たかったんだけど・・・こちらは諦めました。
テレビでやってくれないかな
そして2月。
内容とか正直もうどうでもよいのです。
宙組の凰稀かなめ、そして緒月遠麻、この、色気が香り立つ同期二人の最後のお芝居が見たくて。
考えてみれば、前トップ大空祐飛のお披露目とサヨナラ、そして現トップのお披露目とサヨナラを観る機会を得ました。
それまで、宙組とはあまり縁がなかったけれど、ゆうひちゃん以降、とても興味深い組の一つになったのは間違いないです。
長身で、個性的な組子たちが競い合うように魅力を発揮して、以前にも増してダイナミックで迫力のある組になりました・・・
すでに、その多くが退団し、今回、「二大巨頭」がそろって退団することで、若干不安もあるけれど、まだまだ底力はありそうなので、今後に期待してます。
正直、東京公演のチケットが取れると思ってなかった。
2月・・・寒い時期ですが、ぜひとも行きたいですねぇ。
さらに、これはまだ願望ですが・・・
3月 宝塚星組「黒豹の如く」「Dear DIAMOND!!」(宝塚)
6年間星組を引っ張ってきたカリスマトップ、柚希礼音の退団公演。
というより、久しぶりの柴田先生の作品を見たかったので、どうしても行きたかった
人気絶大のちえちゃんでしたが、結局トップになってから生で観たのは「オーシャンズ11」だけ。
(それも、退団するまやさん目当てという・・・)
(ここからは本当に個人的見解ですが)
はぎお的には、トップになってもっと大人の色気が出るかな~と期待したのですが、良くも悪くも爽やかな青年のイメージで終わりそうで、若干残念なのです。
もしかしたら、もっともっと男役として成長できる、宝塚のために生まれてきたような人だと思ってますが、さすがに現時点で、劇団理事いしちゃんがいる専科に行くことは難しいですよね。
いしちゃんのように、各組との「化学反応」も見たかったです・・・
チケット取れればいいんだけどなぁ・・・
ということで、今年は「初舞台公演」は行かない予定。
100周年で楽しませてもらったし、2年連続月組ってのもどうかと・・・(根っからの月組っ子だったんですが、最近はあんまし魅力を感じなくて)
本当は、4月以降も、岩松了作品「結びの庭」、古沢良太&行定勲作品「趣味の部屋」・・・などなど、ぜひとも観てみたい作品が地元に来る予定ですが、どちらも平日の夜。
おまけに、はぎおの4月以降の状況も未定ですから・・・今は止めておきましょう
とりあえず、とったチケットの作品を観に行けるよう、体調を崩さないように気をつけたいものです。
小学生の時に彗星のごとく現れた天才ピアニスト
しかも、礼儀正しくて、お育ちもよさそうで
現在でも若干14歳。
彼の演奏がどんなものか、とても興味があって足を運んでみました↓
演奏曲目はこちら↓
プロコフィエフ ピアノソナタ第7番 「戦争ソナタ」 変ロ長調 第1楽章~第3楽章
モーツァルト ピアノソナタ第11番 イ長調 第1楽章~第3楽章
リスト メフィスト・ワルツ第1番 「村の居酒屋での踊り」
ショパン 練習曲 「別れの曲」
リスト パガニーニ大練習曲集より 「ラ・カンパネラ」
ラフマニノフ ピアノソナタ第2番 変ロ長調 第1楽章~第3楽章
その後、アンコールに5回も応じてくれて、思わず「サービスしすぎ、頑張りすぎだよ
」って独り言をつぶやくほど
(残念ながら曲目が掲示されてなかったんですが、どれもこれも名曲ぞろいで)
素晴らしいテクニックでした
とても10代の若さとは思えない技量。
そして軽やかな演奏・・・
そう、素晴らしいんだけど、はぎお的には、まだまだ演奏が軽いかな~と思って見たり。
そして、「一生懸命」さが伝わってきて、余裕の演奏とまではいってないかなとチラッと感じました。
それは、なかなか難題な作曲家の曲目もあるかなぁと。
(プロコフィエフ・・・初めて聴きました)
ちょっと、エラそうでしたか
でも、とても好感のもてる演奏でした
いずれにしても、5年後、10年後がとても楽しみです。
いつ以来でしょう。「宝塚」以外での観劇・・・
ホントの意味での観劇は、そうそう去年の3月、広島での「CATS」以来ですよぉ・・・
愛之助さん、そして平さんと益岡さんを生で観たくて、チケット取っちゃいました↓
でもねぇ、チケットを確保したものの、5月の「宝塚ドタキャン騒動」以来、行くのが怖かったんですよね。
体力にね、不安が残りまして
現地までたどり着けるか、そればかりが気がかりで。
それに、最近広島では、休日の昼間の公演がほとんどないので、なかなか行きづらいというのもあって。
前置きが長くなりましたが、久しぶりの生観劇、やっぱいいですねぇ。
実は、2階席をとっていたんですが、売れ行きが芳しくなかったのか、1階席に移らされました。
長年観劇してますが、空席が目立っても、こんな経験は初めてです
役者さん目当てもありましたが、やはり、武骨な東北の武士たちの生きざまを描いた大河ドラマ「炎立つ」の印象が強かったので、そういう舞台を期待してのも理由の一つ。
ですが、今回のアプローチは若干違ったようです。
昔、蝦夷と呼ばれた陸奥・奥羽の地は朝廷から何度となく攻め込まれ、荒廃していた。その地に生まれ、虐げられた生活を送ってきた奥州藤原氏の清衡がいかに理想郷「平泉」を作り上げようとしたか。
そこまでは、ドラマでも記憶にありますが、清衡の異父兄弟家衡の権力欲をあらわにするとき、古代神が目覚め、さらに骨肉の争いが始まる・・・神話的要素から、人間の思惑、エゴを濃く描こうとしている感じです。
「時代劇」「史実」というよりも「神話」に近い印象でした。
そのためか、セットも衣装も簡素、基本的にセリフ劇で、時々入る民族音楽、そして狂言回し的役割のダンサーたちが、さらに強調している気がします。
これは、演出の栗山さんか、それとも原作の高橋克彦さんの影響か・・・好みがわかれるかもしれません
愛之助さんはやはり発声も滑舌も良く、力強さがありました。
母と妻を理不尽に失って、失意のどん底から這い上がりながらも、決して戦をしようとしない・・・運命を背負って力強く生きていく清衡。
ただ、役柄上仕方ないとはいえ、ちょっと「いい人すぎる」気がして・・
対する異父弟、家衡の三宅健君。
欲望のまま、権力を欲し、兄に負けたくない一心で戦いに明け暮れたい、そして母に認められたい、少し歪んだ性格。
はっきり言って、良い役、儲け役です。
熱演。。。なんだけど、如何せん声がねぇ。デビュー当時から変わらない少年の声。仕方ないとはいえ、もったいないよねぇ。
朝廷から赴任した陸奥守。
表面上は「蝦夷の平安」を目的に赴任したと言いつつ、朝廷で認められれ出世するために、実績を挙げようと謀を画策。反面失敗に終わると、いかに無事に逃げおうせるか考える昇進もの。実際こんな人が多いのかもしれないけど。
演じたのは益岡徹さん。
この方も最近「誠実な役」が多いので、その印象が強かったのかな?
はぎお的にはもっと厭らしさがあってもよかったかな~と思いまして、若干物足りなさを感じた気がします。
昔よく演じてた「知的で嫌味な犯人」役くらいの迫力があってもよかったかなぁ~なんて。
チラシもなく、パンフを購入しなかったので(だって2000円もするんだもん)、ずっと誰?って思ってたのが巫女?。
透き通るような歌声が、心地よかったのですが、新妻聖子ちゃんだったんですね。
何度か舞台を拝見してますが、声に艶が出てきたような。今後も楽しみですねぇ~
清衡の母役、三田和代さん。
さすが舞台女優。
受けてきた屈辱、争いを続ける兄弟に心を痛める母心、背負うものの重さが言葉の端々に、動きの一つ一つに感じられました。
一挙手一投足まで、食い入るように見てしまう女優さんです。
結局一番場をさらった感のあるのはやはり平さん。
「神」の役で登場とは
醸し出すオーラ、地を這うような声。貫録が違いました。別格。さすが神
平さんを見れて、来た甲斐があったかもしれません。
音楽も生演奏金子飛鳥さんのトリオで、民族的な匂いから、自然の音まで、3人であれだけの表現ができるんだなぁと改めて感心。
久々に見た舞台がはぎおにとってはなんとも表現が複雑で、若干の戸惑いがありましたが後からジワジワと余韻が来る感じです。
これを機会に、改めて「大河」の配役を見たんですが・・・これが超豪華で
BSもCSも未だに再放送がないので、残念でなりません。
すっごく見たくなりました
しかし、やっぱ往復だけで疲れますね。
正直、セリフ劇ということもあって、開始後若干ウトウトしてました
しばらくは、撮りためた舞台映像で毎週「観劇」を堪能しますかねぇ
だいぶ前に、経費縮小?!ということで、泣く泣くWOWOWを契約解除しました。
結局、録画してもなかなか見ることができないので・・・・
でもね、お芝居を劇場まで見に行くことが難しくなってきた今やっぱりテレビで見る方がお得かもしれないな~なんて。
まぁ、スカパーで宝塚も見られるし、他局でもわずかながら劇場中継をしてくれる。
残念なことに、NHK-BSさんがあまりやってくれないのが悔しい限りですが・・・
まぁ、一番感じたい「リアルなライブ感」を感じられないのは惜しいんですけど・・・・・・
それでも、高額チケット料と交通費をかけて行くことを思えば、やっぱり安い
行けないというストレスは、テレビで我慢します。
ま、録画してどこまで見られるかわからないけど、1週間に1度は「観劇タイム」を作ろうかな~
宝塚以外で「ダンス」の公演に行くのは、いつ以来でしょうか・・・
以前から興味のあった「アイリッシュダンス」 (そういえば、10年前の月公演「Jazzyな妖精たち」でもやってましたよね)を見る機会がようやく訪れたので、足を運んでみました↓
タップにバレエなど様々な要素が入り乱れているようなダンス。
アイリッシュ・・・と言うくらいだから、アイルランドの団体かと思いきや、実はアメリカのアイリッシュダンス世界チャンピオンの団体。
でも、そこは「エンターテインメント」の国、いろいろと愉しませていただきました
伝統的なダンスはもちろん、コンテンポラリー的なもの、ボディパーカッション・・・なんというか、一糸乱れぬ整然とした中にも、個々のエネルギーが感じられて、一緒にリズムを取りたくなるほど興奮してきました
若干、バレエをかじったことがあるので、その基本ステップを垣間見ることができ・・・というより「あれは何番」「何ステップ」と、そっちが気になって
アイリッシュダンスは、いろいろな要素が含まれたダンスなんだと改めて実感
ボディパーカッションもありましたが、人間って「全身楽器」になるんだなぁと感心しました。
そういう「生楽器」から発するリズムって、受け手にも『ガツッ』と伝わってきます。
それにしても、あの躍動感、元気もらえましたね。良いもの見ました
如何せん、田舎の公演だったので、観客があまりに少なすぎて申し訳なかったんですが盛り上がりは結構最高潮でした
終演後、ロビーで出演者がお見送り。
みんな意外に小柄で、顔も小っちゃくて↓
一緒に行った母が、珍しくパンフを購入し、おまけにサインまでいただいちゃって
相当お気に入りだったみたいです。
とても高尚な?「ベルリン交響楽団」を聞いた翌日、全く同じホールで
「爆笑バトルライブ」
なるお笑いライブに行ってきました。
(このホールのスケジュール管理、ちょっと面白すぎ)
落語以外でお笑いライブに行ったことはないのですが、メンバーが
サンドウイッチマン
U字工事
スギちゃん
キンタロー。
インスタントジョンソン
という、はぎお的にはずれのない面々だったし、しかも田舎にこんなにたくさんの芸人さんが集まることもないと思って、ついついチケット確保。
しかも、先日の「ベルリン~」は2階の1番後ろだったけど、それよりもお安い価格で1階前から4番目。
クラシックもこれぐらい安価だと、もっと気軽に行けるのにね
客層も、まぁ前日とはうって変わって、家族連れ、若者、そして年配の方と、年齢層の幅がかなりあって、服装も今どきの方がたくさん。
でも、みんなきっと、楽しんで帰ろうという気満々。
県内各地から来ているようで、中には奈良から来たという強者も
さて、始まりました。
トップバッターはU字工事。
さすが安定感のある漫才ですが、途中なぜか益子さんがセリフを忘れて大慌て
普段でもあまりないことなんだとか。
それも「ライブ」ならではのアクシデントで、この辺からお客さんもいい雰囲気で、気楽に楽しんでました。
次はキンタロー。
やっぱり顔は大きかったけど、ダンスの切れはさすがですね~
AKBはもちろん、モモクロなども全力で披露してましたが、E-girlsの時は、ホントにファンから洒落にならないような脅しのメールが来てるみたいで、芸人さんて大変なんだなぁと。全然バカにしてるわけじゃくて、一生懸命真似してるんですけどね。
一番ネタで受けてたのはベテラン、インスタントジョンソン。
笑点のオープニングアクトで随分前に見てから、結構好きでした。
生はやっぱり絶妙なタイミングでのボケと突っ込みで面白いです。さすが
お客さんとのコミュニケーションの取り方も上手くて、かなり会場のテンションが上がりました~
「東京03」もそうですけど、トリオコントってやっぱりいいですね~
誰一人同じ人がいない個性のぶつかり合いが独特な「小芝居」にジワジワ来る笑い。
次は03もぜひ行きたいなぁ・・・
さて、スギちゃん。
ここで面白い展開になります・・・多くの観客がトイレに立ち始めた
それが逆に受けちゃって。
確かに、ちょうど行きたい時間帯だったんだよねぇ~
戻ってきた子供の隣にいたお姉ちゃん?「今彼がトイレに行ってた間、楽しかったよね?」と聞くと「あまり面白くなかった」ってバッサリ。
子供って残酷
確かにネタは・・・イマイチでしたが、この客席とのキャッチボールが楽しかった。
スギちゃん、立ち直れたかしら。(この日、2回公演だったからなぁ)
そしてラストはサンドウイッチマン。
もうさすがの貫録と安定感。広島と宮城の共通点から話を広げて、余裕綽々で、安心して見られてました。
やっぱり伊達さんの貫録と、富沢さんの不思議な存在感と心地よい低音ボイスのミスマッチが好きですねぇ。
彼らも確か、笑点のオープニングアクトでよく見るようになったなぁ・・・
東京03もそうだけど、笑点ってなかなか侮れないですねぇ。
今までライブといえば、音楽か、お芝居だけだったけど、ここまでお客さんの返し、盛り上がりを見て話が進んでいく「お笑いライブ」が一番「ライブ感」を感じましたね。観客のお願いをその場で聴いてくれるなんて、なかなかないですよねぇ。
最後は全員集まって、サイン色紙抽選会と、サインボール投球でおしまい。
何も考えることなく、本当に楽しい時間でした。こんなに笑ったの、何年振りだろう
たまにはいいですね。
何に関しても知識の浅いはぎお。
てっきり地元に「ベルリンフィル」が来ると思い、そそくさと申し込んだのですが・・・よくよく考えると
『ベルリン交響楽団』
ちょっと違いました
でもでも、半世紀以上にわたって音楽の本場で活躍している交響楽団。
なじみの「広響」とどんなに違うのか、それを味わって見たいと思い楽しんできました
音楽ホールとしては全国的にも自慢できる・・・と思ってますが、なにしろ田舎です。
自分自身を含め、客層を見ながら「大丈夫かなぁ」と若干心配に
だって、クラシックを聴くマナーがイマイチわからなくて
ま、2階の一番後ろだし、皆さんのやってるように拍手すればいいかなぁ~と思いつつ、始まりました。
指揮は リオール・シャバダール氏
経歴を見ると、すごい人のようです・・・がお姿は、お腹がぼってり、短足の、まんがのキャラクターみたいな方で
それでも、指揮棒を下した瞬間、迫力のあるサウンドが。
ホールの音響のせいもあるでしょうが、楽器一つ一つの音がクリアに聞こえ、パワフルかつ繊細な音楽が耳を流れます。
曲目はこちら↓
①エグモント序曲 (ベートーヴェン)
②ピアノ協奏曲第五番「皇帝」 (ベートーヴェン)
ピアノ:ヴァレンティーナ・リシッツァ
~アンコール~
12のエチュード OP.25-1
12のエチュード OP.25-12
12のエチュード OP.10-12「革命」
(ショパン)
③交響曲第六番「田園」(ベートーヴェン)
~アンコール~
フィガロの結婚 序曲 (モーツァルト)
ハンガリー舞曲 第五番 (ブラームス)
エニグマ変奏曲 ニムロッド (エルガー)
アンコールを含め、盛りだくさんの内容でした
ベートーヴェンはさすが、本場のオーケストラということもあり、本当に「本物」を聞かせてもらったような気がします。
正直、「田園」はもっと全体的にのんびりした感じかと思いきや、第四楽章「雷雨、嵐」などは、本当に雷雨にあったような衝撃感で、テンションあがりました。
考えてみれば、のどかな田園風景も、天候に左右される・・・そういうところも含めてイメージして作られた交響曲なんですねぇ。
(小学生のような感想で申し訳ないです)
ピアノのリシッツァさんは、お若い女性なんですけど、体格が(かなり)良いせいか、男性並みの力強さと繊細さで聴かせてくれました。
特に、力強さでは、鍵盤をたたく音が2階席まで聴こえてくるほどのパワフルさ
初めて聴く曲、なじみの曲、どれもこれも、まるでドルビーサラウンドで聴いてるような心地よさ
敷居が高い気もしましたが、やはり行ってよかったです。
全国縦断するようですが、近隣では地元と岡山だけだったみたいで、遠方から来られてる方も多かったようです。
良いものは聴いておくべきですねぇ
世の中、いわゆる
ゴールデンウイーク
ってやつに突入しましたねぇ。
ま、カレンダーどおりのはぎおにとっては、あんまし実感ないですが
これが過ぎれば、ようやく憎っくき「花粉」の季節も収まって、やっと本当に過ごしやすい時期がやってきます(すぐに梅雨が来ちゃうけど
)
という訳ではないですが、「おでかけ」の虫が騒ぎ始めました。
そう、「観劇」やら「ライブ」やら
まぁ、遠方に行くのはなかなか難しいので、近場を中心に。
6月 「ベルリン交響楽団」 本場オーケストラの『ベートーベン」を聴いてみたかったので。
「爆笑バトルライブ」 観る前から「爆笑」って。でも地元だし、メンバーが
サンドウィッチマン/スギちゃん/U字工事/キンタロー。/インスタントジョンソン
という渋いラインナップだったので。
7月 宝塚雪組「宝塚傾奇絵巻『一夢庵風流記 前田慶次』 / グランド・レビュー『My Dream TAKARAZUKA』」
行く予定はなかったんですが、まっつ退団と聞いてしまって。Bの末席ですが、もともと前田慶次は興味があるし、「堅物」のイメージ壮さんが
どう演じるのか楽しみかも
ま、こんな感じです。
体調と相談しながらなので、全部行けるかどうかはわかりませんが、音楽聴いてお笑いで楽しんで
そして宝塚を堪能して
・・・何とかクリアしたいものです
最近、(ミュージカルの宣伝も兼ねて)トーク番組で鹿賀丈史さんをよく見ます。
このブログの初期から書いていますが、ホントに30~40代の彼が大好きだった。
何というか、生活感のない、飄々とした、でもどこかクールでスマートで、色気があって
シリアスでもコメディでも個性的で、ホントによく番組を見ていた。
もちろん、その当時は田舎者過ぎて、「舞台」などという芸術文化など知らないので、彼が「劇団四季」のミュージカルスターだったことなど全く知らなかった
だから、日本のミュージカル界を大きく変えた「レ・ミゼラブル」の主演をすると聞いて、ちょっとビックリした記憶がある
最近のトーク番組で、「映像に憧れて劇団を辞めた」と聞いたのだけど、その映像の分野で経験を積み、地位を築いても、やはり結局ホームグラウンドの「舞台」へ戻るんだなぁ~とつい感じてしまった。結局、今は「ミュージカル界の大御所」になっちゃって。
それはそれで素晴らしいことなんだけど(舞台での存在感は際立ってますから)、映像の方でも「ミュージカル並みの声量の重厚感のある口調
」が出てきた頃から、ちょっと遠い存在になってしまった。(まぁ最初のきっかけは「料理の鉄人」の主催になったころからですが
)
前置きが長くなりましたが、舞台出身の方は、一度は映像で活躍しても、結局ホームグラウンドの「舞台」に戻ってくるんだなぁ~って。
天海祐希さんも、宝塚辞めた後は、映像に専念して、宝塚のOGイベントで先輩から「また舞台に戻っておいでよ」と言われても、若干お茶を濁す答えをしてたけれど、今じゃ、三谷作品には欠かせない舞台女優になりましたよね。
黒木瞳さんも退団して20年くらい経ってから戻ってきたし。
映像の世界で活躍してても、コンスタントに舞台に出てる方も大勢いる。
やはり、「生の緊張感」「リアルタイムでのお客さんの反応・喝采」って、経験した人にしかわからない、独特なものなんでしょうね。
それがまた懐かしくなって、最終的に戻ってくるのかな
逆に、映像からデビューした役者さんって、なかなか舞台に立たないですよね。
記憶違いでなければ、渡瀬恒彦さんは「1度立ったけど、あまりいい印象がなかった」と言ってたような気がするし、佐藤浩市さんは「自分は映像出身だからそれに専念したい」とおっしゃってた。
特に映画は、また独特な(職人気質的)雰囲気があるんでしょうね
芸人さんも、やはり劇場でお客さんの反応を直に聞いて経験を積んでる人たちは、やっぱり面白い。
テレビだけの【タレント】よりも、「舞台」「劇場」「映画」というホームグラウンドで下積みから経験を積んでる方って、息が長いですよね。個性的だし。
きっと下積みの頃は『死に物狂いで取り組む』時期だったと思うんですが、それが体に染みつくような「土台」「基礎」になってるわけで、そういう時期って、芸能人だけでなく、普通の生活でも必要なのかもしれませんね。
なんだか、取り留めのない話になってしまいましたが
6月のお話で申し訳ないですが…
一度は見たいと思っていたものの、なかなかその機会がなかった「文楽」 。
それが、地元に来るとあって、これは行かないほかないでしょう!ということで、行ってきましたよ~
文楽には全く疎いはぎお…
実は、地元が浄瑠璃作家「並木宗輔」所縁の地、ということで、今回の公演が実現したそうです。
お恥ずかしいことに、全く知らない方ですが、近松門左衛門亡き後、文楽の「菅原伝授手習鑑」「義経千本桜」「仮名手本忠臣蔵」の合作者の一人として活躍した方だとか。
ホールロビーにて、並木宗輔及び人形浄瑠璃の展示があり、一応若干の下調べをして会場へ。
早大教授の内山美樹子先生公演の後、いよいよスタート
忠臣蔵の中でも、上演されたのはこちら↓
「山崎海道出会いの段」
「二つ玉の段」
「身売りの段」
「早野勘平腹切の段」
基本的に、「おかる勘平」あたりを中心に演じられたのかな
以前、徳島で人形浄瑠璃を見たことはあります。
その時よりも大きなホールで、「どうかなぁ」と若干の心配がありましたが…
義太夫が始まり、人形が動き始めた途端、もう「忠臣蔵」ワールド。
もう人間が演じるドラマにしか見えませんでした
表情は大きく変わることはないものの、動きや仕草で、微妙な心境の変化が伝わってくるのに感動
それに、指先の一つ一つなど、本当に細かいところまで動くのに驚きです。
良くはわかりませんが、義太夫も、人形遣いの方たちも、かなりの方々だったようで、やはり、迫力の生演奏・実演は見応えがありました。
義太夫(豊竹希大夫、鶴澤清公、竹本三輪大夫、鶴澤清丈、鶴澤咲甫大夫、鶴澤清志郎、鶴澤英大夫、鶴澤清介)
人形(豊松清十郎、吉田幸助、吉田勘市、吉田玉佳、吉田清五郎、吉田蓑一郎、桐竹紋臣、吉田文哉、吉田玉勢、吉田玉誉、吉田玉志)
はやし(望月太明蔵社中)
学生さんたちも大勢来てたみたいですが、意味は分からないかもしれないけど、きっと、あの迫力は心に残ったと思います。
パンフには床本(台本)まで掲載されていて、考えてみれば安価で贅沢な公演でした
一度は、大阪の国立劇場で、本場の文楽を堪能したい…そう思いました。