音符を読むにはコツがあります。
音は常に隣にばかり動いているわけではありません。
一音跳ぶ時もあれば、たくさん跳ぶ時もあります。
音の跳躍が多い曲は
それなりに難しくなってからになります。
それだけ音楽の表現が多様になってからです。
つまり感情の起伏が大きい曲になってからと言えます。
習い始めは大抵、隣か一音跳びかです。
それを見分ける目を育てることが音を早く読むコツです。
以前ご紹介した、線の音、間の音。
隣同士は線・間、交互です。これをステップと言います。
一音跳びは、線・線、間・間となります。これをスキップと言います。
ドレミの読み方を覚える前に
まずは
楽譜を見てステップかスキップか
分かるようにしておくと良いです。
私は小さな生徒さんには
最初は、上の写真の猫ちゃんでステップとスキップが
わかるようにしています。
スキップなら
三毛、水色、シャム、のようになります。
上に上がるだけではなく、下に下がることもします。
それをこのような楽譜を見ながら行います。
この段階では、まだドレミの読み方はしません。
好きな鍵盤から上の図のように弾き、
それが何の音か歌いながら弾けると理想です。
お家の方が一緒にしてあげるのが一番良いです。
週に1回程度のピアノのレッスンだけでは
鍵盤の名前は覚えられないものです。