自主製作しました連弾曲集「おとのくにへ」より
曲集の最後に掲載しています<おとぎのくに>を
ご紹介させて頂きます。
この曲集唯一のレガートが含まれた曲です。
レガートとは音を繋ぎ、なめらかに奏することです。
音がプツプツ切れていなければ良いのではなく、
なめらかであることが必要です。
レガートはスラーという弧線で表されます。
レガートは、ノンレガートで一音ずつ行っていた動きを
複数の音で行うだけで、基本的に変わりません。
つまり、スラーの最初に腕の重さを載せ、
その重さをスラーの最後で抜くのです。
息を吸って水に潜り、潜ったまま進み
最後に水面に顔を出す感じです。
腕の重さは手首の横の動きを使い
重さを移動させていきます。
一音一音手首を振って弾くことは
絶対にしてはいけません。
音がグワングワンし、音の粒も揃わず
美しくないからです。
習い始めは手首をどのタイミングで使うか
分からなくなるかもしれません。
手首が上に上がるのは音を離す時です。
音を出す時は手首は下がります。
但し、下げ過ぎてはいけません。
離れた音をレガートで弾く時は
手首は横に動きます。
この<おとぎのくに>は、
前半はレガート、後半はノンレガートで
手首の動きの練習ができます。
お試しいただけますと、嬉しいです。
楽譜&伴奏CDでお代は500円頂戴しております。
お問い合わせをお待ちしております。