やぎのブログ(日記編)

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空に架ける橋

2006-11-30 09:36:46 | 日記
今朝は天気もよくなかったんで、今日は昼過ぎに撮影した写真です。
家を出たときには晴れていたのに、小雨が降ってきました。
ふと東の空を見ると虹が!!!
右上には月も見えています。

~~~~~~~今日の元素~~~~~~~

22Ti

チタン。
チタン族元素(4族)の一つです。
チタン合金は多くの人が聞いたことくらいはあるはずですが、軽くて丈夫なため、幅広い用途をもっています。
また、可視光をよく反射する真っ白な二酸化チタンは、化学的にも安定で安全なので、白色顔料として身の回りの様々なところに使われています(後述)。
チタンは実は地殻中に非常に豊富に含まれている元素で、全元素の中では第9位!
遷移元素に限れば、なんと鉄に次いで2位です!

身の回りにありふれたチタンは、人体にも0.015~0.1ppmほど含まれています。
しかし、チタンは人体にとって必要な元素ではないと考えられています。
同時に、毒性も非常に低いためほとんど問題になりません。
体内では、他の金属元素(アルミニウム(Al)、バナジウム(V)、鉄(Fe)、バリウム(Ba)、鉛(Pb)など)と共存しているらしいことも知られています。

安全性が高く、可視光や紫外線を遮断することができる二酸化チタンは、化粧品にも広く使われています。



ところで「チタニウムホワイト」というと二酸化チタンのことですが、絵を描くのが好きなので「チタニウムホワイト」と言えば絵の具の名前を思い出してしまいます。
そんなわけで今日は特別に白い絵の具について書いてみようと思います。

絵の具の色なんて深く考えたこともないという人も多いかも知れません。
何気なく使っている白の絵の具ですが、実は白という色を出すのはとても難しいんです。
完璧な白は、全ての波長の光(可視光)を完全に反射することによって初めて実現できる色なんです。
しかも絵の具である以上は、水や油などの媒質に溶けなければ使えないし、塗った後に変色したり、剥がれたり、ひびが入ったりするようでは困ります。

そのような制約の中、様々な種類の白い絵の具が登場してきました。
チタニウムホワイトは20世紀になってから登場した白い絵の具ですが、現在広く使われています。
なんと言っても他の白い絵の具(ジンクホワイトなど)よりもさらに白いのが特徴です。
また、変色やひび割れもほとんどなく、しかも水彩・油彩の双方に使えます。

ところが、長所もあれば短所もあります。
チタニウムホワイトはとても白いので着色力が強く、下の色を覆い隠したいときには大変便利です。
しかし、他の色と混ぜ合わせようとすると白が勝ってしまって微妙な色合いを出すのに苦労します。
その点ジンクホワイトは着色力が弱く、別の言い方をすれば透明度が高く、他の色と混ぜて使うのには便利です。
慣れた人なら、これらの長所と短所をうまく使い分けて、場合によってはチタニウムホワイトに他の白い絵の具を混ぜて使います。
しかし一般の人にはこのような高等テクニックは難しいので、他の成分を微妙に混ぜるなどの工夫がなされた白い絵の具が数多く売られています。
よく分からない人は、そういった「当たり外れのない」絵の具を買うのが無難です。

そして絵の具を買うときにはぜひ、専門のお店で店員とよく話し合って決めてください!
何でも聞くのが一番です♪

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