やぎのブログ(日記編)

宇宙の最新情報ヽ( ・◇・)人(・◇・ )ノ世界の愛と平和

テティスの高解像度モザイク

2005-09-29 14:52:35 | オリジナル画像
No.101 2005/9/29作成

9月25日にNASAの土星探査機カッシーニが初めて土星の衛星テティスに接近し、観測を行いました。
テティスは土星の衛星の中では比較的大きく、直径は約1060kmです。
今回のフライバイで、数多くの画像が撮影されました。
カッシーニが比較的近めから撮影したテティス表面の画像10枚を組み合わせてモザイク画像にしてみました。
下の方に見える横方向に走る溝は、テティス表面を縦断する巨大な渓谷イサカ・カズマです。
イサカ・カズマは数多くのクレーターで覆われており、かなり古いだと考えられます。
少し離れて見ると、中央に大型のクレーターがあることがわかります。
たくさんのクレーターによって破壊され、地形がわかりにくくなっていますが、円形の壁とセントラルピークを確認することができます。
(現在、テティスのモザイク画像・擬似カラー画像等を作成中です。随時紹介していく予定です。)

元の画像:NASA/JPL提供

ハイペリオンの地表の擬似カラー画像

2005-09-29 14:45:07 | オリジナル画像
No.100 2005/9/29作成

9月26日にNASAの土星探査機カッシーニが初めて土星の小衛星ハイペリオンに接近し、観測を行いました。
数多くの画像が撮影されましたが、これは中でも最も解像度の高い画像を使って作成したものです。
カッシーニが赤外線、緑の光、紫外線で撮影した画像に、それぞれ赤、緑、青を対応させてカラー合成してみました。
ハイペリオンは360×280×225kmの小型の衛星で、いびつな形をしています。
表面をびっしりと覆うクレーターは中央が暗く見え、他の衛星にはない特徴の一つです。
一見すると深いクレーターのように見えますが、実際にはクレーターの中央の部分が暗い物質でできているためであることが、高解像度画像からわかります。
表面はさらに小さなクレーターで覆われていますが、それほど密度は高くないようです。
(現在、ハイペリオンのモザイク画像・擬似カラー画像等を作成中です。随時紹介していく予定です。)

元の画像:NASA/JPL提供