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愚者の楽園

怠惰なダメ人間のダメダメな日常

販売自粛の勢いが凄い…

2010年11月28日 | 日記


既にネット通販では入手が難しいようですね。

流出データ本、怒る掲載人物…店頭から撤去も(読売新聞)
 警視庁公安部で国際テロ対策を担当する捜査員や捜査協力者の個人情報などがインターネット上に流出した問題は、流出文書をそのまま掲載した本が出版され、深刻な「二次被害」を招いている。

 顔写真や家族の実名まで掲載された外国人からは怒りの声が上がり、店頭から本を撤去する動きも出ている。

 警視庁は流出から1か月が経過した現在も「確認中」として文書を本物とは認めず、出版取りやめを求めるなどの対策は講じられていない。識者からは「早く文書を本物と認め、対策を取るべきだ」との指摘があがっている。


ひと目見てみたかったけど、もう無理かな……

新聞各紙は出版社の方を叩いてるようだけど、叩く相手を間違ってないか? と素朴に思うわけです。まるで警察が出版の差止めを求めないのが不手際だと言わんばかりの論調もおかしい。「言論の自由」「出版の自由」はどこへ行ったんだろう?

プライバシーを侵害しているのが明らかであったとしても、それを理由に差止めを求めるのは(公安の)被害者の方々であって、警察ではない。そもそも内部文書に著作権などありはしないから、出版禁止の仮処分など申立てなんてしようもないのですが。

出版社側の不作法はいくつも指摘できるでしょうけど、公安調査そのものの違法性を棚に上げて、調査対象者の肖像権や二次的なプライバシー侵害の問題に矮小化するのは、言論機関の自殺行為としか言いようがありません。


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