エックス攻撃!
おわかりになる方は、お年寄り認定? 謎解きは次回。 ヒント:バレーボール
出演はバードランドのキングでした。
次回は14日(火)です。
「イワトビよ、調子はどうかの?」 エディンバラ動物園のサー・ニルス、イワトビにつんつん。
「逃げたか。つまらん。」 イワトビに相手にされず、ガッカリのサー・ニルスでした。
サー・ニルス・オーラフは、ノルウェー国王より『ナイト』爵位を与えられておりますから、正式に『サー』と呼ばれる唯一のペンギンです。ノルウェーのキングズガード名誉連隊長としてのご公務の傍ら、エディンバラ動物園の『ペンギンロック』で接待役を務めておられます。
急な坂道下りに挑む、キングレンジャー! これぞペンギンの坂道・真打ちの妙技でございます。
本当に坂道です。上陸スロープなんです。普段は壁の色が違う高さまでプールに水が入っています。お掃除のあと、プールに水を入れ始めたところです。
この坂は最後が途切れていて、数十センチの高さを飛び降りなくてはなりません。それを見事全羽クリアしました。さすが王様!
これも10年ほど前の懐かしき光景、名古屋東山動植物園です。このペンギンプールはとても古いものでしたが、近年取り壊され、現在はゾウの敷地になっているはずです。ペンギンは旧アシカプールに移動しました。このキングたちはすで亡く、その後転入した黒バンドキングのみが残っています。
京都市動物園の『おとぎの国』内、今は無きイワトビ用ペンギンプール。今回も懐かしの写真です。
築30年以上になるというプール、坂道には常に水が流れております。
やっこらしょ~、キタイワトビ男子の故ギンちゃん(公式愛称)、水の流れる坂道を降り始めましたが、
ひょいひょいと引き返しました。
「飛び込んだ方が早いねん。」 そ、そうですか・・・。
子供たちが「ペンギンさん、すべり台すべる~?」と尋ねると、飼育員さんは「すべるの見たことないよ。歩いてるけど」って。公認「坂道」なのでした。
現在京都市動物園にイワトビはいません。上野動物園から30年ほど前にやって来たキタイワトビ、30歳を超えた高齢のオス2羽が残っていましたが、ついにギンちゃん1羽になった頃の写真です。
「よっしゃ~!行くで!!」 しゅ~っと滑り降りるケープペンギンの勇姿! 坂道ではありません!
すべり台の正しい使い方@志摩マリンランド、10年以上前の懐かしい光景です。
当時は給餌タイムにちょっとしたパフォーマンスをやっていたのです。すべり台は金属製で、上部に水栓があり、ペンギンが使うときには水を流していました。
一瞬ですべり台の端に到達、ケープ、すでに上体を低くして着水態勢に入っています。正面にいるフンボルトが危ない!
たぶん、ぶつかったと思います。さっきから見守っている陸上部隊がいい味出してます。
現在、志摩マリンランドではすべり台を置いておりません。
「行きましょう、それっ!」 飼育員さんの掛け声とともに、すべり台を・・・ぺたぺたと歩いて降りるフンボルト。
おたる水族館名物ペンギンショーの爆笑ハイライトです。
ここでもすべり台は坂道と認識されております。
すべり台のみならず、シーソーも同様でありまして。坂の具合が、くつろぐのにちょうどいいようです。
このようにペアで利用している場合、片方が坂を上ればどうなるのでありましょうか。気になりますよね?
シーソーはきちんと機能して、バッタンと反対側に傾きます。やられた側のペンギンは「わっ」と一瞬驚く様子を見せますが、それだけ。また何事もなかったかのようにしていました。
坂道ではなくて、すべり台なんですが。彼らは坂道として利用します。
「酔狂なやっちゃな。」 仲間が見てます。じつはこの坂道ワザのできる個体はごく少数派です。
長く伸びたペンギンの影がいい味を出してる、越前松島の元祖フンボルトプール『ぺんぎんらんど』でした。
いきなりハッちゃんにせまるゴバン君。ですが、
「ちょっともお~、やめてんか~。」 かわしてすり抜けるハッちゃん。しかも、
「うっとおしいこと、せんといてやっ!」 逃げずにゴバン君を一喝。ゴバン君(奧)、ハッちゃんのクチバシにたじろいでいます。
このあたりはゴバン君のお気に入り場所であり、ハッちゃんのロケット上陸地点でもあります。場所については両者ゆずれませんが、つきあうかどうかもキッチリ自分を通すハッちゃんでした。
ふたたび、お気に入りキングペンギンです。
こちらは越前松島水族館生まれの美少女ハッちゃん。泳ぐのが大好きです。得意技は、ロケット上陸。
公式名は『ハチ』すなわち『8』ですから、勝手に命名したわけではありません。その他の越前キングも同じです。
ハッちゃんは、ちょっとずんぐり体型。左端の鏡の前がキングのお気に入り場所です。すぐうしろにいるのは、ハッちゃんのプール友達ゴバン君です。
お散歩の時は、先頭を務めることが多いです。
左から、ハッちゃん、カレのヨン君、そしてそれをじっと見ているゴバン君。
キングペンギンは毎シーズン相手を選び直すのが原則のようですが、飼育されていると特定の相手といつも一緒のこともよく見られます。
バードランドのフンボルト夫婦。マイホームの前で日向ぼっこをしていましたが。
「あれ?」 起き上がれません。自宅と岩の間にはまり込んでしまってます。
「ぬううっ!」と必死の表情。身体をU字に折って、向きを変えようとしています。
「どやっ。抜けたわい。」 えっと、でもまだ挟まったままですけど。
「たはあ~~っ、そやったか~。」
「あんたもなんぎやなぁ」と言っているような相方の表情がいいですね。
私のお気に入り海遊館の『マユゲちゃん』。2011年には1番君との間にヒナちゃん誕生で、これは2012年のファミリー写真です。奧がマユゲちゃん、ヒナの手前が1番君。
このヒナちゃんは、私的に『ジュニア』と呼んでいます。
なかなかのイケメン亜成鳥になりました。キングだったら全部イケメンか美少女と言ってるじゃないかというツッコミは、もし私があなただったら、しないと思いますけどね。
幼綿羽が抜けるおもしろ姿は、目撃できませんでした。ある日見たら、いきなりこうなってました。月に1度の観察では仕方ないですね。
クチバシがかなりピンク色になってきました。好奇心旺盛で、「何これ?」とのぞき込むので、いつもこんなかっこうだったりします。
亜成鳥になったその冬、いきなりパレード隊員に抜擢されました。待機場での姿。余裕でくつろいだりしていましたが・・・。
パレード本番では、ハイになりすぎてクワクワ鳴く鳴く! やっぱりまだ子供ですから、周りのぎっしり観衆にビックリしたのでしょう。
で、結局その後また見に行ったら、パレードからは降板してました。興奮しすぎがよくなかったのじゃないかと思います。その後パレードには出ていません。
涼しいお顔のイケメン『ジュニア』、みなさんもどうぞごひいきに。
「あんたとちゃう。」 真ん中のコミミ姫、幼なじみの若様(右)をカレには選びませんでした。左にいるのがカレ。
若様がまだまだ子供っぽい遊びに夢中なのに比べて、同じ2010年生まれながら、さすがに女子はオトナになるのが早いようです。
白浜出身のイケメンなオトナ男子(左)です。
これは昨年末の様子ですが、このまま仲良しが続いて今期はヒナちゃんが誕生しますように。