キングペンギンのヒナは、全身がほわほわ茶色い羽。綿羽、幼綿羽と呼ばれます。硬い軸がなくてフワフワ、水ははじきません。だから濡れると水を含んでしまいます。
(長崎ペン水)
それが抜けると、その下に準備されていたオトナの羽、正羽が出現。この羽にはしっかりした軸があって、かつ水をはじきます。
全身茶色の綿羽が抜けるので、抜けかけている綿羽はどこも全部茶色です。ここ、見分けのツボでございます。
(登別)
オトナになると、年に1度、繁殖期の前に羽が抜け替わります。換羽です。この配色の羽が抜けるので、
(越前松島、下も)
白いハラの抜け羽は白く、グレーの背中の抜け羽はグレー。黄色部分もまたしかり。
ヒナと成鳥の換羽の違いを見分けられたら、ペンギンマニアの第1歩かも。