「おいっ、はやくしろ。周りが気づいた。」 「よ、よっしゃ。」
旭山のキング、ハラの下に隠してあったブツの受け渡し現場です。大切なブツとは、大きなタマゴ。
「このへんで、どやろ。」 「おぅ、ちょうど真ん中やな。」
ハラの前で足の間にタマゴをすえてから、クチバシでタマゴを押さえておいて両足を寄せつつハラの皮をかぶせる。ポジションさえ決まれば、素早くタマゴを隠せます。
キングペンギンは子育て欲が旺盛過ぎることもあるので、そんな個体がタマゴを強奪に来ることがあり、その時の騒ぎでタマゴが割れたりする恐れが。
なので、人間が本物タマゴを隠しておいて(孵卵器に入れる)、ペンギンにはニセモノを与えておく方法もあります。旭山ではどうしているのでしょうか。それにしても、このタマゴペアは2羽ともオスのようですが。預かりモノ?