さて、ガラス前で観客サービスを続けられるサー・ニルス。
換羽を1回パスなさったためにお顔の黒色が薄くて、閉じた目がよくわかります。顔がまっ黒だと、閉じた目はどこにあるのかわかりません。
クチバシのピンク色部分(嘴片)の表面が一部はげているのは、事故や病気によるものではありません。換羽時に古い層が落ちて更新されるのが、中途半端になっています。
目をお開けになりました。目つき悪いです。っていうか、こわいです。
キングペンギンの目は、人間と似たアーモンド型に開いています。外からいつも見えているのは黒目部分。黒目は濃い茶色をしています。
たまにこういう目つきをしますが、決して悪気はありません(たぶん)ので。
ところで、サー・ニルスのナイト爵はノルウェー国王から授けられました。また、ノルウェーのキングズガード(王の警護と儀式担当)のcolonel-in-chief (名誉連隊長)を務めておられます。軍籍にない王族や貴族の方がつく名誉職です。
エディンバラ動物園はイギリスなのに、なんでノルウェー?という疑問につきましては、昔の当コラム文字版の記事目次から『人鳥ナイト』をどうぞ。
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