ペンギン音頭

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人鳥繁殖記

2013-07-20 14:24:48 | ペンギン

この夏も繁殖シーズンに突入した海遊館のペンギンたち。

まずはキング。快調です。

7月16日現在で、タマゴは2個確実。写真の彼らを含めて3羽が抱卵姿勢だったので、3個目も産卵があったのかも。

右側のオスは、バンドの色ビーズが12に見えますが、13かもしれません。暗いのと照明の色具合で、茶色と赤が区別しにくいのです。

近くにはゼロ番さんがいましたが、この時はお出かけ中。なのか、ゼロ番さんはもう1羽の抱卵オスの相方でたまたまこのあたりに来ていたのかは不明。

とにかく、ゼロ番さんが産卵したのは海遊館ブログに写真が出ていたので確かです。

お隣のペアは、オス301番とメス230番。そうです。色の見間違いでなければ、あの勝手に命名コミミ姫(2010年生まれ)です。

あのほわほわ巨大キーウイだった、あの子が・・・。

これで目出度くヒナ誕生ということになれば、きっと孫みたいに感じるんでしょうね~。

 


こちらが3羽目の抱卵キング、オスです。

ずっとこの向きこの姿勢でいたので、個体番号は見えませんでした。

また相方らしき姿も見当たりませんでした。

「あんた、まかせたで~」とヒョイヒョイ遊びに出かけてしまうマユゲちゃんみたいな奥さんなのでしょうか?

それとも、思い込みの激しいオスが気分だけ抱卵?

ハラの下にちゃんとタマゴがあることを期待しましょう。

 


段の上のアデリー。

「え? ハラの下に何か隠してへんかやて?」

6月に見たときは、アデリーの巣はこの右にも2つあり都合3ペアが抱卵中でした。

今回はこの巣だけにペンギンの姿が見えます。

この写真左端の巣には、ジェンツーが入っていました。これもカラになっています。

 


前回の続き。

いきなり立ち上がったアデリー。

「ヒナでんがなヒナ。見たってやワシのヒナ~。」

確かにいます!

本当にちっちゃいので分かりにくいですが、こっち向いてクチバシを上に向けています。

見せびらかすような父親の動作が楽しいです。

左下にチラリと入っているのが、母親の背中。

巣のある段に上がるスロープに陣取っています。きっと、警備中なんですね。

 


「お~起きたか。そおか、ハラ減ったな~。」

声は聞こえてきませんが、きっとヒナは鳴いてねだっているのでしょう。

さっそく給餌せんと、体勢を整えるイクメン・アデリーでした。


ジェンツーも今期期待のタマゴが。

3つの巣で抱卵しているようでしたが、右端の巣に「たまごドロボー」が押し入ってましたから、ここは確実。

ただ今メスが抱卵しております。

オスはかなりくたびれた様子をしてます。交代したばかりだったのかも?

プールでゆっくりしてくればいいのに。

海遊館のみならず、各地のペンギン飼育場にはたまごドロボーが出現いたします。

じつはご存じのとおり「タマゴ検め役」。ドロボーならぬお役人様なのでございます。

タマゴの安全を図って偽卵とすり替えるところもあれば、検卵して卵の中身がちゃんと成長しているか調べる場合もあります。

すり替えの場合、与える偽卵はあらかじめホンモノっぽく温めておくのだと聞きました。

 


「うひゃひゃ~、ええ石あったで~。」

嬉しそうな顔で石を運んでいるのは、お隣のご主人。

巣を守る奥様のために、廃屋となった旧アデリー邸から運び出してきたのです。

それにしても、元気いっぱい。次から次へと運んでいました。

羽のツヤなども、右端の巣で見守り中のご亭主との違いが目立ちます。もしかしたら、タマゴがないので気苦労がない、のか?