こちらは海遊館。去る5月22日の様子です。
昨年9月生まれのヒナ、1羽はこうなってました。
ゴージャスな襟巻。一人前にあたりを威嚇してますが、しっかりと母親にくっついております。モンスターめいた成鳥の換羽個体は、父親なのかどうかは不明です。
というのは、海遊館では換羽中の個体はフリッパーバンドを外すからです。
もともと父親が誰なのか、確信もてないのでバンドがあっても同じかも?ですが。
で、バンドなかったらみわけはど~するの?普段と違う顔になってるのに。
ご心配なく。以前海遊館のブログで見たところでは、足の爪にマニキュアをしておくのだそうです。
ですが、白い爪があることが辛うじてわかるだけでした。キングのマニキュア、楽しみにしてたんですけど。
襟巻若様(性別は謎)、おでこというか、眉間にも綿羽が残ってます。
これはちょっと珍しい残り方でしょうかね。
端正な顔立ち、将来が楽しみです。きっと、クールな顔でおとぼけを見せてくれるでしょう。
水泳訓練のために一時バックヤード収容となるかもしれませんが、再デビューの暁にはぜひご注目を。
233のジュニアと同期の2羽(232、234)はアクアスに転出したので、昨年生まれのヒナは235と236になると思います。
好奇心旺盛な襟巻若王様。
母親に見守ってもらいつつ、段差に登ってみます。かき氷が積もっているので、なかなか難しいようです。
右奥に半分オトナになっているもう1羽のヒナが見えます。こちらは奥の壁際から離れなかったので、観察には不向きでした。
左から2羽が、羽替わり中のヒナです。
進み方が遅い方は、サイドから背中下半分が抜けています。
ところで、成鳥の換羽個体もいます。それで、観客にちょっとした混乱があったようです。
どれもヒナからオトナへの羽替わりだと思ってしまう人が・・・。
それもそうかも。羽がボロボロと浮き上がって下からきれいな羽が見えていれば、同じように感じられるのも無理ありません。
「オトナになりかけのヒナがぎょうさんおったで~」と、楽しめたのではないでしょうか。
ほんと、そんなに繁殖してくれれば万々歳なのですが。
前回のヒナ、右後ろから見るとこうなってます。
きれいに下から抜け進んでいますね。
左にいるのは、襟巻若様の母上です。段に上ってみた我が子が降りてくるのをここで待っているところ。
う~ん、ペンギンに「待っている」という気持ちや考えがあるのかどうかは不明ですが。
でも、人間の親とちょうど同じような行動をしているのが、おもしろいですね。ペンギン観察の醍醐味です。
同じ日のことです。プールで泳いでいだジュニア(仮名)が上陸して、右の方に単独で立っていた母親マユゲちゃん(仮名)をめざとく見つけ、一直線に急ぎ足。
ジュニアが近づくと、マユゲちゃんは「やめてや」と言わんばかりにクチバシを繰り出して追い払う動作をしました。
「え?」と戸惑ったようなジュニア。もう一度しかられると、回れ右をして戻っていきました。
亜成鳥になって1年近く経ちますが、まだ何かのはずみで「母恋し」になってしまうのでしょうか。
ジュニアはただ偶然近寄っただけ・・・には見えないところが、やっぱり人っぽいキングペンギンです。
かき氷ポイントを独り占めするヒナちゃん。
フワフワの幼綿羽にかき氷がくっついてます。
下ぶくれな体型が、まだお子様っぽくて愛らしいですね。
右側で白いハラを見せているのは、襟巻若様。フリッパー内側の模様が個性的なので、このままでいてくれたら見分けやすいのですが。