鬱病徒然日記

鬱病を患って早4年。一旦治癒したかと勘違いをし、更に悪化させてしまったどうしようもない人間の闘病日記。

通院。

2006-02-23 20:16:19 | 回顧録
前回からの続き。

さて、投薬された人生初の向精神薬を粛々とした思いで服薬し、毎日の通院が続いた。
カウンセリング的なことは一切無かった。
逆にそれが楽だった。

『うつ』というメカニズムは解明されつつあり、セロトニンの分泌が人より無いだけ、という精神から来る病ではなく、あくまで物理的にそうなっているということを聞かされた。
だから、カウンセリングでは一生治らないし、毎日の服薬、点滴(これは最初の1週間だけだったが)が必要なんだ、といった説明を受けた。

起伏の無かった感情にも徐々に『喜び』『楽しさ』といったものが、極わずかであるが、戻ってくるのも感じ取れた。
看護師さんはじめ、医師ともコミュニケーションが図れるようになっていった。

職場はほぼ『解雇』に近い扱いで辞することになった。
思えば、あそこで知識があれば、休職願いを出し療養手当てを貰いながら生活すれば良かったのだが・・・、あの職場に復帰することを望んでいない自分も確かだった。
いずれにせよ過ぎたこと。

幸いというか、私には友人・知人にもうつ病経験者がおり、自分も患ったときは、それは親身になってくれた。ありがたいことだ。
その中でも友人Aは私の人生において、これ以上なく影響力のある人物だ。同年代だが、畏怖にも似た尊敬の念も抱いている。友人Aとのうつの話はまた別の機会に。

そんな折、以前から興味のあった『医療事務』の資格取得をしたいと相談した。
思えば、治療開始から一月とたっていなかった・・・。

続く。