鬱病徒然日記

鬱病を患って早4年。一旦治癒したかと勘違いをし、更に悪化させてしまったどうしようもない人間の闘病日記。

医師の元へ。

2006-03-07 10:15:15 | 回顧録
前回からの続き。

病院にいこうと決意を固め、知り合いの看護師にどこか良いところは無いか相談し、診察を受ける診療所を決めた。

こちらもこれはいよいようつが再発したに違いないと踏んで病院に行っているので、さして狼狽することなく、うつチェックシートなどをした。
ここでもまだ自分の状態を軽んじていることに気付いていなかった。

下された診断は『難治性うつ病』―。
読んで字のごとく治りにくいうつ。

これにはうろたえた。
自分では、失業保険でだましだまし生活を続け、支給が終わる頃には社会復帰などというあてのない青写真があったのだが、主治医曰く『長い目で見ないと決して完治しない』と。
狼狽した自分は『ぐ、具体的には、どれぐらい?』と聞くと『まあ1年は見てもらわないと・・・』
その台詞で何かがふっ切れた。こりゃだめだ、と。

結局、同棲も止め、自宅でゆるりと回復を待つことを選んだ。

よくよく考えてみれば、うつが一旦治ったと勘違いをし、長い時間をかけて悪化させていたようなものだった。自分の間抜けさ加減には笑わざるを得ない。

季節はもう晩秋だった―。

つづく。