「わっくんのアジア放浪記」http://blog.livedoor.jp/wataru0804/
というのは、家族ぐるみでおつきあいのあるO家の長男ワタルが自分自身の一人旅を記録したブログである。
彼のことは小学校の頃から知っていて、ケンと同じ少年野球のチームの1学年上の先輩で、縁があって中学高校と同じ学校に通うことになった。高校を卒業して、北海道で、「小学校の先生になる」という目標のをもち大学生活を送っていたが、その大学を突然半年間休学して、アジア放浪の旅にでかけた。
当然、そんな思い切ったことをするには、何かきっかけがあり、旅に出ずにはいられない思いがあったに違いないが、そこのとこもちゃんとブログに記録されていた。これぞ「自分探しの旅」だ!って思った。
ブログがアップされるたび、その内容にハラハラしたり、わくわくしたり、おいしそうなもの食べてるなーって思ったり、絶景に心打たれたり、と、自分がこの先絶対実行することはできないだろう自由な放浪の旅の様子を、垣間見ることができ、すごく楽しませてもらった。
一番感じたのは、ワタルの顔つきがどんどん変わっていること。(そんな気がしてるだけなのかも知れないけど…何しろ旅から帰ってきてからまだ「生ワタル」には一度も会ってないし。)
それは日に焼け精悍になったのもあるが、やはりものすごい量の経験がワタルの顔つきをかえたんだろうと思う。
自分の目で見て肌で感じてってこと、やっぱりそれ以上の勉強はないなぁって思った。
そのブログの中に
「マザーベイビースクール」http://blog.livedoor.jp/wataru0804/archives/36436878.html
というのがある。内容を読んでもらえばそれがなんなのかわかりやすく書いてある。
そこには、「子供が教育を受ける」という私達が当たり前だと思っていることが、当たり前じゃない国もあるんだって事が書いてある。
勉強をしたい子供が勉強をするためだけにその場所があって、きっと、まずしい食事がどうとか勉強道具がどうとかなんて、本人たちにとっては二の次で、ここに来れば先生がいて勉強を教えてくれる。そのシンプルな状況が、そこに通えることが幸せなんだろう。
「なんで勉強しなくちゃいけないんだ」って疑問がでる余地はまったくない。
昔の日本の学校もそうだったんじゃないかなぁって思う。
ワタルがこの学校に出会えたことは、これから勉強して先生になって、今の日本の子供たちに勉強の楽しさを教える時、すっごく役に立つんだろうなって思う。
海外へボランティアにしても、日本の教育改革にしても、すごく大事なことだけど、今の私の「やるべきこと優先順位」ではだいぶ下になってしまう。日々の自分たちの生活の方が大切で、「そういうことは他のできる誰かがやってください、応援しています。」みたいなスタンスになっちゃってる。
ワタルが書いた「マザーベイビースクール」は、そんな私が、ちらっとでも「なんかできることないかな?」って考えるきっかけになった。
「日々の生活よりも、もっと大切な事」が自由にできる若者たちが、ちょっとやそっとじゃあきらめない根性をもって、国全体、世界全体が大きく動く時代がきたらいいなー。
まずは、ものを大切にしないとね。
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