インフルエンザ

ケンがさっきから、体温計で熱を測っている。
「お母さん、３９度５分ある」
「え～、そんなファンヒーターの近くではかっとるでだわ。もっと離れてはかってみー」
「やっぱり３９度５分ある」
「その体温計古いで、こっちの体温計ではかってみ」
「やっぱり３９度５分ある」
　　・・・・・・
「病院いくよ！はやくジャンバー着て！」
（・・・もっと早く信用してやれよ！）

二週間ほど前かかったショウちゃんの情報によると、インフルエンザの症状が出て４８時間以内に医者にかかれば、よくきく薬があって軽くすむそうだ。
あわててＴ病院の時間外で診てもらうと、かなり待たされてでた結果が
「まちがいなくインフルエンザですねー」とのこと。
「あ～あ。やっぱり」
そういえば、待合室も廊下もマスクをしてる人でいっぱい。
さっきから何度か救急車のサイレンの音も響いてるし。
昼１時前について、薬をもらって家に帰ってきたのは結局４時過ぎ・・

明日は確か野球の試合「ダブルヘッター」だって楽しみにしてたのになー。
それよりも、明日「お茶当番」。とにかくケンの様子みることにしよう。

次の日、やっぱりまだ熱は下がらない、食欲もなく、全然元気がない。
一緒に当番をやるはずのＦさんに電話をいれると
「いいよー。他のお母さん達に手伝ってもらうで。お大事にねー」
と、明るく言ってくれた。助かりますー。

ケンの所属するＳクラブは、いまいちこういう部分が、周りの人たちに理解されていないと思う。
「お茶当番が大変そう」という言葉をよく聞く。「土日ほとんどつぶれるでしょう？」とも。
私も最初はちらっとそう思ったが、実際はいってみるとそんな事はなく、「みんな仕事をもってる」って前提で、「お互い協力しましょう」って感じがする。
私などは、なにかにつけてかなり出席率低いのに、それをどうこう言われた覚えは全くない。
ケンも楽しみに行ってるみたいだし、これがもし野球やってなかったら、それこそ、ゲームかマンガで一日が終わっているだろう。
一生懸命練習して、試合して、喜んで、がっかりして、またがんばって・・・
こういうすばらしい経験する機会はずっと少なくなっていただろう。

こういう事がもうちょっとうまく伝われば、メンバーが増えるかもしれないのになー。

とにもかくにも、「インフルエンザ」気をつけなければ。
そういえば２月に入って、我が家は週末絶対誰かが寝込んでる。
私だけがまだ・・
ショウちゃんが「どうゆうじょーびー！」（訳：なんと丈夫なんでしょう！）
なんていってるけど、こればっかりはわからない。

なんとか感染りませんように