ケン誕生日おめでとう！

ケンを産む時、お母さんはすでに３回目の出産で「段取りはわかってる！絶対余裕！」と思っていた。陣痛が始まっても「まだまだ、これからこれから～」「このくらいの痛みじゃまだ生まれない」とかなりのんきにかまえていた。しかし、ある時から急に陣痛の間隔が狭まり、痛みもまして、あっという間に「もうダメ～生まれる～！！」という状態になってしまった。看護士さんは近くにいない！さてどうする！たしか部屋を出て廊下を左に行けば陣痛室。とりあえずそこまで行こう。陣痛と陣痛の間のわずかな時間に廊下を裸足で走り陣痛室にたどり着く。すると、なんと先に陣痛がきた若い夫婦が手を握り合って「ひっひっふ～ひっひっふ～」とやっているではないか！「ごめんなさいおじゃましますぅ」といって駆け抜けその奥の分娩室に向かう。やっと見つけた看護士さんに「生まれそうです！お願いします！！」と叫ぶ。看護士さんがぎりぎりのタイミングで分娩台にヒラッとバスタオルをのせ、まったなしでお母さんがその上にあがる。

ここまでくればしめたもの。あとはケンが元気に出てきてくれるのをまつだけ。
案の定、分娩台にのって数回のいきみで「おぎゃ～！」とケンが生まれた。
３人目のせいなのかすごく気持ちに余裕があって、看護士さんに「どうもバタバタしちゃってスイマセン～。ほんとにありがとうございました～。」などと言葉をかけていた。
おなかの中にいるときから、男の子って聞いてたんだけど、この目で確認せねば！としっかり下半身チェックしたのはいうまでもありません。（ちゃんとついてた～！）

ケンが生まれて本当にうれしかった。お母さんにとって多分最後のお産だと思うとジ～ンとする気持ちもあり、初めての男の子という事で少し不安もあり・・
そんなこんなあれこれ考えていたら、産湯につかったケンは一足先に部屋に行って、お父さんと、人生で最初の（あたりまえか・・）男と男の会話をしていた。何を話していたかは不明．．

生まれた時、身長４９．６ｃｍ　体重３３４０ｇ
それが今は　身長１４６．６ｃｍ　体重３８．１ｋｇ
ずいぶん大きくなったもんだ。
体だけじゃなく、心もすっごく成長したよね。
学校でも、野球でも、苦しい事辛い事たくさんあるだろう。でもケンのもちまえの明るさ、気持ちの切り替えの早さで、絶対乗り越えられると思う。
ケンが辛い時苦しい時はお父さんお母さんいつでも話をききます。一人で抱え込まず色々話して下さい。でも、うれしい時楽しい時もいっぱい話をして下さい。ケンの明るさで、お母さんもずいぶん助けられています。
これからもよろしく！

ケン誕生日おめでとう！
７月に届く「プロチスペシャルＢＯＸ」お楽しみに！