http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010351109.pdf
高橋 幸則氏
河原 栄二郎氏が1987年に日本水産学会誌に投稿した文献が興味深かったので、取り上げてみました。
卵胎生魚グッピーの母子免疫
について、個人的に興味深かったので取り上げたい。
この実験ではAeromonas Hydorophilaの抗原性のみ残したホルマリン死菌液を接種したところ、
親魚にも抗体ができただけでなく、生まれてきた子供にも経路は不明だが、抗体が認められた。
という報告である。
免疫親魚が抗原を接種した後に暴露されてから、生まれた仔魚の移行抗体は産まれて1週間で半減し、
その後も徐々に低下していった。
卵胎生魚のにおける親から子供への移行経路は不明である。
また、グッピーの胎仔におめる栄養物質の取り込み気候は不明であるが、受精卵は卵巣内で孵化、
その中で後期仔魚まで発育し生み出されることを考えると、卵巣内において栄養物質を摂取していると考えられると記載されている。
このことから、母親の抗体が卵黄へ移行し、卵黄を吸収することによって胎仔に取り込まれる経路と卵巣内で孵化した後、、生み出されるまでに、飲細胞運動によってとりこむ経路の2つが考えられた。
これは鳥類や哺乳類でみられる移行経路に類似していると推察される。
グッピーの母子免疫は1週間は担保されていることから、稚魚の疾病発症は1週間後以降に多発することが予測されるが
皆さんのところではどうでしょう。
グッピーでも当てはまると思います。
外産の病気抜きが、稚魚を採って親元から離して洗うことで達成できることがその一例かもしれません。
がっぴーさんのブログは日々拝読させて頂いております。
いわゆるSPFグッピー(最近そう呼んでいる)の達成方法ですね!
是非がっぴーさんの方法など詳しく聞かせていただきたいです!