大地産笑~畑は笑顔を育てる~

新しいスタートラインに立っている今。いろいろなところに目を向けて未来につなげたい。

新世界周辺・道頓堀

2006-01-01 21:54:27 | 旅行に行っちゃえば
あいりん地区の存在は案内してくれた人に初めて聞いた。ぜひ知ってもらいたいってことで近くまで案内してくれた。「あいりん労働公共職業安定所」を中心としてその周りは異様な雰囲気。ホームレスが数多く居住している場所で、毎日仕事を求めてやってくるらしい。職業安定所とは書いてあるがこの時代職なんて簡単には見つからないだろう。安定所の周りは1泊2000円とかの格安のホテルが多く建っていた。ホテルといっても名前だけで「ドヤ」って感じだ。外国人の観光客も泊まったりするらしい。日本のスラム街と言われているらしい。

この近くには通天閣や天王寺動物園、スパワールドがある。「新世界」と言われるところだ。大阪行くまで新世界っていうことは知らなかった。観光客もたくさんくるだろうが、それは通天閣くらいだと思う。スパワールドはすごい特色あるけれど、そんなに人は入っていないと思われる。廃れてきているといった感じだ。あいりん地区によって悪くなった雰囲気をスパワールドとかを建てて活気だたせようとしているのかもしれないけれど、無駄だろう。結局根本的なことは変わってないのだから。行政はあいりん地区を見放している気もする。あいりん地区は変えないで周りだけを変える。行政の思い上がり。整形美人って感じだな。結局中身は全く変わってないっていう。

道頓堀も今改装工事しているが、あれも結局行政の「これだけやったんだから、もう飛び込まないでくれ。それでも飛び込むやつは勝手にしろ」という思い上がり。どんなに変えても飛び込む人は飛び込む。根本的に変えてないから意味がない。結局金の無駄遣いになる。昔の道頓堀の雰囲気の方がよかったと思うのだが。

あいりん地区を見てなにかを考えさせられた。日本にもこんな場所があったのかと改めて思った。何を考えているのか。どうして今の暮らしをしているのか。家族は。あいりん地区と地域との関わりは。毎日どんな生活しているのか。自分が普段生活していることがなんて幸せなことなのかと感じた。自分の生活とのギャップがありすぎて単純には考えられなかった。よくわからない。

ホームレスの人と目を合わせられないし、どこを見ていいのかもわからなかった。ちらちら見てもいけないし。何かされそうだっていう感が心の奥深くにあったと思う。ホームレスってだけで危ないという固定観念を持ってしまっているし。みんながみんなそうではないのに。自分の中も変えていかなければならないと思う。

あいりん地区を見て、結構沈んでしまったが、通天閣近くの串焼きは美味かった。しかも安い。けど油っこくて胸焼けがしたし。でもチーズが入った串焼きのネタは美味かった。串焼きとビールでハッピーになれたね。


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