クールな生活

日々の雑感と意見

西部邁の自殺幇助

2018-04-06 08:24:10 | 時事問題 社会
手が不自由だったはずなのが、木に縛っていた、ということが不審に思われたことという。死因も溺死ではなかったという噂があるようだが、定かでない。

自殺幇助で二人の西部邁信奉者が逮捕された。遺族の娘さんは逮捕された二人を気の毒と表現している。思想家西部邁には幸せだったのかもしれないが、手伝った二人は本当に気の毒である。

自殺は罪にはならない。死んだ人を罰してもしようがないからか。自殺幇助は犯罪である。刑法は以下のようになっている。
(自殺関与及び同意殺人)
第202条
人を教唆し若しくは幇助して自殺させ、又は人をその嘱託を受け若しくはその承諾を得て殺した者は、6月以上7年以下の懲役又は禁錮に処する。
罰金刑がないのである。

逮捕された二人は容疑を認めているから、検察は無罪にはしないだろう。裁判で有罪になる。二人は甘んじて刑に服するであろう。二人は、思想家西部邁の言う通りのことをした、思想家西部邁に良いことをしてあげたのだと、先生を慕っての日々を過ごすことになろう。娘さんにはやりきれないことになろう。誰も救いようがない。しかし、裁判で論点はある。ハーネスを着けてやって一端を木に縛ったことが直接自殺につながったかどうかは議論されてよいだろう。積極的な幇助であったどうかも話題になろう。

思想家西部邁は自裁の方法をいろいろと考えていたという。拳銃を所望していたという噂があるが、結局入水を選んだ。木に縛ってもらったのは流されないためといわれる。流されると誰かが助けるかもしれないと思ったのだろうか。あるいは幇助者が流されてほしくないと思ったのであろうか。外野は憶測するだけだ。作家芥川龍之介も自殺願望で、自殺の手段をいろいろ考えていて文章に残している。鉄道は一気にいけるが死体がバラバラになり悲惨であるとか。結局作家芥川龍之介は睡眠薬を選んだ。致死量を計算していた。

思想家西部邁の死を惜しむ人は多い。知る人はみんなであろう。自分の健康の問題、奥さんをなくして8年も生きたことの思いなど、端には理解しにくいことを抱えていたという。逮捕された二人にも同意あるいは同情する人の方が多いかもしれない。
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防衛省日報がないといったのは誰だ!

2018-04-06 08:22:05 | 時事問題 政治
防衛省で日報がないということ自体がおかしい。当時の防衛相稲田が探せと命令したが出て来なかったので、なかった、ということになってしまった。なかったのではない。見つからなかったのだ。さらに言うのであれば、紙の日報は破棄した、電子データは残っている、ということだ。元防衛相稲田の突っ込み不足である。防衛省に日報がないわけがないのである。ないとなったことを問題にすべきであったのだ。

元防衛相稲田はなめられていたのであろう。ハイヒール姿で部隊に赴いて来るようなトップに誰が敬意を払うものか、である。元防衛相稲田の身から出た錆である。トップをなめていても規律違反はしてはならない。報告の義務を放棄したのは、軍隊の掟のなかでも重要度が大きい。

なぜこのような不祥事が出たのか?防衛省幹部の馴れ合いであろう。今回は陸自である。海自や空自は問題ないか。幹部同士は同じ防衛大何年卒というキャリアであるから、緊張感が欠けるとみられよう。その緊張感を高めるのは、やはり規律である。元防衛相稲田は。不祥事で自分が辞め。次官、陸幕長が辞めた。元防衛相稲田は規律違反を指摘し、対象者を処罰する荒業を行ってから辞任すべきであったのだ。今さら、驚きやら怒りやらと言っていては、まだお姫様の積もりなのかといわれてしまう。

現防衛相小野寺はなぜ今公表したのか。おそらく知ってしまったから、公表せざるを得なかったのであろうが、もう少し突っ込んで、規律違反者を早く血祭りにあげて、それから公表でもよかったのではないか。
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