peaの植物図鑑

世界最大の果実・パラミツ/ジャックフルーツ

岩手県立花きセンターのパラミツ/ジャックフルーツ
 2007年1月30日




2007年1/30(火)、金ケ崎町六原にある「岩手県立花き(花卉)センター」の本館がある所にある「研修温室」に「パラミツ/ジャックフルーツ」という名の植物がありました。
 説明書には、「世界最大の果物」と書いてありましたが、まだ小さくて、その大きさを想像できませんでした。その後、ネット検索の結果、詳しい情報が得られました。大きいものは50kgにもなるということで、「世界で一番大きな果物」というのは間違いなさそうです。

この植物(Artocarpus heterophyllus Lam.)は、台湾ではパラミツ(ハラミツ=波羅蜜)、英語ではジャックフルーツ(Jackfruit)、インドネシアではナンカ(Nangka)といい、果物として食べるほか、未熟なものは野菜として料理用に、種はでんぷんを含むので煮たり焼いたりして食べるそうです。
 なお、熟してくると皮の色が黄色みを帯びパイナップルのような香りがして、種の回りの甘くて黄色い果肉を食べますが冷やすと一層美味しいそうです。
 http://www.tokyo.info.maff.go.jp/tokyo/sizen/kisetu/paramitsu/paramitsu.htm[農林水産省関東農政局東京統計・情報センター/これはナンカ?パラミツ]より


ジャックフルーツ/パラミツ クワ科 パンノキ属(アルトカルプス属) Artocarpus heterophyllus Lam.
誠文堂新光社発行「熱帯花木と観葉植物図鑑」(日本インドア・グリーン協会・編)には、下記の通り記載されていますが、「ジャックフルーツ」や「パラミツ」のほか「ナガミパンノキ」「ナンカ」などの別名があるようです。

クワ科(Moraceae)アルトカルプス属(Artocarpus):熱帯アジアからポリネシアにかけて約50種がある常緑の高木。雌雄同株、または異株。葉は互生で全縁、羽状に深裂あるいは複葉、樹液は白い。

パラミツ(ジャックフルーツ、ナガミパンノキ)

原生地:インド、ビルマ(東南アジア熱帯雨林気候区)
性状:高さ15~20mになる常緑高木。太い幹をもつ丸みのある樹冠。葉は光沢をもち、幼葉は全縁。果実の大きさは長さ30~60cm、重さ10~40kg。果肉はクリーム色、パイナップルのような強い香りをもつ世界最大の果物。
備考:果実は生食または、煮たり揚げたりする。種子はゆでて食べられる。材の色素にて僧衣を染め、樹皮の繊維からロープの素材が得られる。

なお、下記のWebサイトに素晴らしい画像を含む情報があります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%84
[フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)パラミツ]

http://www.geocities.co.jp/PowderRoom/4514/jackfruit.html
[熱帯果樹写真館:パラミツ]

http://www.botanic.jp/plants-ha/parami.htm
[shu Homepage,パラミツ(波羅蜜)]

http://www9.plala.or.jp/g-o-d/paramitu.html
[西表島、隣人達の事件簿 パラミツ]
 

今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。

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