著者略歴:若竹千佐子(わかたけ・ちさこ) 1954年、岩手県遠野市生まれ。岩手大学教育学部卒業。現在、主婦。55歳から小説講座に通いはじめ、8年の時を経て本作を執筆。2017年、第54回文藝賞を史上最年長となる63歳で受賞。初出/「文藝」2017年冬号。
2018年6月26日(火)、一関市大東町渋民市民センター主催の「平成30年度室蓬カレッジ現代文学講座(第2回)が開催されました。”岩手にゆかりの芥川賞・直木賞作品を読む”と題した講座で、今回は第158回芥川賞受賞作の『おらおらで ひとり いぐも』(若竹千佐子・著)。講師は内田正好氏(一関文化会議所理事長、川崎町在住)。
プリントされた文章を講師の内田先生が、良く通る声で読み進めます。難聴で補聴器をつけている私でも、はっきり聞き取れます。(内容省略)
この小説の『おらおらでひとりいぐも』という題は、宮沢賢治の『永訣の朝』(上)から摂ったようです。