2018年7月4日(水)、一関市東山町長坂字久保の「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地の民家の庭に植栽されているスグリ(アメリカスグリ)が赤紫色に色づいてきた果実を沢山付けていました。
スグリ/アメリカスグリ ユキノシタ科 スグリ(リベス)属 Ribes hirtellum
スグリ(リベス)の仲間は北半球を中心に150種ほどあり、日本にも10種程度が自生している。
欧米では果樹としての利用が盛んで、交雑や改良によって、いろいろな品種が生まれている。果樹として栽培されているスグリトゲ(刺)の有無、花や果実のつき方でカラント(Currant)とグ
ーズベリー(gooseberry)の
カラントは刺がなく、花や果実が房状に多数つくグループで、フサ果実が赤いアカフサスグリ(アカスグリ)、果実が黒いクロフサスグリ(クロスグリ、R.nigrum)などがこの中に含まれる。北ヨーロッパ
アカフサスグリの果実には、赤いものと白いもの日本では主に観賞用に栽培されている。
グーズベリー(gooseberry)は、枝に刺があって、花や果実が葉のつけ根に1~3個つくグループで、スグリと総称されている。セイヨウスグリ(R.grossularia)とアメリカスグリ(R.hirtellum)がこのグループの中心。
それぞれ独自に改良が行われていたが、両者の交雑によってつくられた品種も生まれている。いずれも生で食べるほか、ジュースやジャム、ゼリーなどに利用される。
いずれも落葉低木。アカフサスグリは初夏に赤熟、クロフサスグリは黒熟する。アメリカスグリの果実は、直径5~10mm程度の球形で、完熟すると赤紫色になる。
https://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/76a9f86893afedcfd65dae4924d4885b[スグリ/アメリカスグリ:peaの植物図鑑:2007年7月13日(金)]